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全ての人は、心に龍を飼っている。
それは隠された能力なのか、それとも邪心なのかは
龍が動いた時にしか分からない。
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超常現象で推理。成り立つもんなのかと感心しましたw
先が気になって厚さはそんなに気にならなかった。
ところどころ重い題材使っている割に読みやすかったしおもしろかった( ゚ー゚)y─┛~~
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嵐の晩、車で東京に向かう道すがら、雑誌記者・高坂昭吾は自転車をパンクさせて立ち往生していた少年を拾った。そして遭遇した子どもの死亡事故。少年・稲村慎司は事件の真相を語り、犯人を探すのを手伝ってくれと頼んでくる。それがすべての始まりだった。
超能力を持っており、だから犯人がわかるのだと主張する少年。彼の言うことは本当なのか?
『「僕、誰かの役に立てると思うよ。僕だけじゃないや。みんな、そのために生きてるんじゃないの?すっごく気障かもしれないけどさ、でもね、一生に一度くらい、夜中、一人っきりになって、そんなふうに考えてみるのも悪くないよ。きっとね」』
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久しぶりに「早く続きが読みたい!」と感じた作品。
面白くて、一日にいつもの倍ページ数読めてしまった。結果12日間で読破。
キャラクターも皆魅力的で、長編なのに飽きることが無かった。
織田直也と稲村慎司、二人は違う方向性をもっているけど、二人それぞれにもつ、超能力者ゆえの孤独感や無力感、葛藤、自己嫌悪などの負の感情は、とても心に迫るものだった。
これまで読んだ宮部みゆきの作品の中で、1,2を争う好きな物語となりました。
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サイキック。人の考えてることがわかる能力。そんな能力があればと思う。しかしそこには孤独がある。高坂はすごく頭がいい。慎司は熱い気持ちがあるが、若いために気持ちをぶつけることが下手だ。直也は誰よりも思いやりのある人だ。終盤はとても臨場感があったが、最後に川崎の記述がほしかった。しかし、結果がすべてではない。あと終盤はセリフが多く、警察の人の立ち位置がいまいち理解できなかった。忘れた頃にもう一度読みたい。次はあらすじを追うのではなく、もっと味わいたい。
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宮部みゆきの初期の作品
「火車」「魔術のささやき」「レベル7」等を再読したいと思ったのですが
うちの本箱には「龍は眠る」しか見つからなかったんです、
他の本は図書館で借りたんだったかな?
超能力を持った少年の話なのですが
宮部作品では違和感なくすんなりと読めてしまうのです。
やっぱりこの当時から力量がありました。
宮部みゆきもたくさんの作品が映画化、ドラマ化されてますね、
どんな小説でも映画の2時間では物足りないし、
テレビドラマの方が時間をかけられるので丁寧ですが
やっぱり原作が一番面白いです!