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2006/06/25 水害で避難生活をする高校球児の話し・・・と書くと湿っぽい感じがしますが、そこは三羽省吾の軽妙さが全面に出てむしろコミカルな内容になっている。とはいうものの、そのコミカルさの中で、やはり避難生活の大変さは深刻さは、そこかしこにあり、この本の内容を深いものにしていると思う。今年読んだ本ではかなり高得点。三羽省吾はやはり要注目作家です。
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すんごく面白い!!!野球の話だけど、そんなに詳しくないあたしでも十分楽しめた。とても楽しくて、心が温まってくる本だと思う☆オススメです(笑)
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初めは反発し合っていたニナ高の野球部員たちとK高の野球部員たちが徐々に心を通わせて行く過程とか、たまらなく良いです。あの青臭い感じの青春。でも三羽氏の描く青春物語はただ青臭いだけでなく、笑いも満載であるところが◎。もう、大好きです。
K高のピッチャー狭間くんが琴子の作った「コトスペ」を飲んでからのくだりが、もう最高でした。一行、読むごとに爆笑で、なかなかページが進まなかったくらいです。いや、ホントに。その中で狭間くんが会得したボールを“うんこボール”と名付けた矢中くんのネーミングセンスにも脱帽ですよ(笑)
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「ガキくせー」の一言で片付けられる危険性のある本ですが、それだけじゃない、この筆者には何か読ませる力があると思います。面白かった!元気出た。
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読んでいる間はそこそこ楽しかったのだが、読み終わったあと何も残らなかった。
土台となる文章力が欠けている。
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友人のオススメ。自分の中で、スポーツ小説が到来中。水害にあい、練習もできない蜷高野球部。コーキやモウはナンパや喧嘩に明け暮れる日々。ある日、強豪野球部K高にプライドを傷つけられたコーキ。その日から彼は真剣に野球に取り組み始める…。
素質はあるが努力が足りないコーキ。
そして才能と努力を兼ね備えたK高の選手ら。
爽やかでキャラクターも面白いんだけど、リアリティがない。
本当のリアリティを求めてるわけじゃないけど、こういう話にはこういう話なりのリアリティが必要で、そこが欠けていた気がした。
世間の評価は高いので、僕が斜に構えちゃってたのかなぁ。
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長身のオレさまピッチャーと太めの愛想良いキャッチャー、ライバルの名門校という組合わせは、まるで「バッテリー」だけど違うタイプの面白さ。キャラクター描写はものたらないけど、お話がイイんだと思う。笑えるところもあって好きです。
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この方の本はいつも痛快で好きです。読み終わってすっきりする。ちょっと懐かしいヤンキーとか、スポコンとか、でも硬派でまっすぐ!みたいなところがいいです。そしてなぜか毎回、本を読んでいるのに爆笑する(笑)今流行っているらしい野球漫画メジャーとは一風異なるけれど、でも純粋に野球の好きな風貌や環境は対象をなす高校生たちが、様々なことを乗り越えて切磋琢磨していくのは爽快です。
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たった9人の野球部を持つ蜷谷村は水害に遭い、村の人々は都会の一角でくすぶった日々を送っていた。ひょんなコトからK校のグランドを借り、蜷高ナインは大会に向け練習に励む。
ライバルに、仲間、喧嘩やほんのり恋愛、野球にかける情熱、村の人の思い、回りを囲むさまざまな目や影…話を動かす要素は十分入っていて読みやすいし、キャラクターもギャグチックで個性的。
唯、話の雰囲気と濃いキャラクターが上手く噛合っていなく、リアリティにかける部分がある。野球を楽しむ話ではなく、野球を通じて結び付けられる人々の心の動きを読み取る本だと思う。それは他のスポーツでもいい点がある。
濃いキャラも作者思考になってしまっているので、特に女の子の描写は上手くなかった。
もっとギュッと閉じ込められたお話にして欲しかった。
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ここだけの話、こないだ映画化された野球小説より、こちらのほうが私は好き。推す。
☆ひとつ抜かしたのは、コメディと青春小説と、ちょーっとトーンがばらけてるかな、という分。
でも本当は、そんなの気にならない。
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すっごい好き!どうしてこんなに胸のなか渇触れたかわからにくらい好きです。これが原因で野球ものを読むようになったと言っても過言ではありません。すっごい好きな話です。二つの高校のなんとなくすれ違いとか、刺されたり。あたしの凄い好きな感じがもう完全につめこまれてて心から胸きゅんっ!
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暑っ苦しい夏。
真っ白な白球。
むやみやたらと元気な球児。
甲子園。
聖地へ行くための、試練。
ボールがミットに入る音。
ボールがバットに当たる音。
そういうのが好きな人、ご一読を。
決して損はさせません。
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【村が水害にあい、グラウンドも使えず練習もままならないニナ高野球部。素質は全国レベル、態度ならメジャーレベルの剛速球投手コーキもその素質をくすぶらせ、ナンパやケンカ三昧の日々。そんなニナ高に、恰好の練習相手として目を付けたのは名門野球部K高だった。だが両校は合同練習初日に衝突する。自分の球に絶大な自身を持つコーキはK高野球部に勝負を挑むが…】
登場人物に個性があって良かったです。
思わずぷぷっと笑ってしまう場面が何度もあり、ユーモアたっぷり!
「せつな系」って・・・(笑)
いろんな面で『イレギュラー』が散りばめられていて、
ありえないだろ~と思いながらも、そんな事はどうでもいいと思わせてしまう豪快さ。
文章自体は洗練されたイメージはないですが、
とにかく勢いがあってそれを気にさせないほど。
それでも二校がお互いに影響を与え合い、そして成長しあう姿がよく描かれていて、
十代独特の心の変化も共感できるものがありました。
K高メンバーや結城の粋な計らいには「やられた!」とにやけてしまったし、
ラストも良かったな~
でも今後が気になる終わり方だったので、続編が出たら嬉しいです。
テンポがよくて、さらっと読めてしまう1冊でした。
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英語で「不規則な」、「変則的な」の意味ですが、普通は野球やソフトボールでのイレギュラーバウンドの意味で、規則的に転がるはずのボールが小石や地面の荒れで予想外の飛び跳ね方をすることを言います。
野球の好きな方も、野球以外のスポーツを好きな方も、スポーツには興味ない方もきっと楽しめます。
水害で被災し、町の廃校の校庭の仮設住宅に暮らす蜷谷村の人々。
村の高校「ニナ高」には9人ギリギリの野球部があり、そこには荒削りだがすごい素質のバッテリーがいるが、グランドがなく練習も出来ないニナ高野球部の面々はナンパに喧嘩と燻った毎日を費やしていた。
そして仮設住宅のすぐ近所にはその春の甲子園にも出場し、ノーヒットノーランを達成して全国的に脚光を浴びた名門K高校野球部があった。
K高監督結城はニナ高監督大木の教え子だった。
そんな縁でK高校のグラウンドを借りて練習し、夏の甲子園予選大会へ挑むことになる蜷高ナイン。
しかし、復興の目処も立たない村では野球どころではない。。。
そして両校は合同練習初日に衝突する。
いやあ、電車で読んでるととても危険です。何度もニタ~っとしたり噴出してしまいます。
熱くて爽やかで読後感がもう最高です・・・満足
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190cmの長身を持つ高校球児、「コーキ」。
どうせなら主人公の名前、「リュージ」にしてほしかった。(Ys43 宮出隆自)