投稿元:
レビューを見る
6月23日購入。29日読了。中編集です。えー,ミステリーって言っていいのか…。まあ,お話として楽しめましたが,文章ヘタになってない?
投稿元:
レビューを見る
奇想天外なネタ・・・
どっからネタを拾ってくるんだ、この先生。すげー。
短編集です。「耳の光る児」は歴史+科学ミステリィ。幅広いね〜。デンマークの人魚像、見に行ったなあ〜なんて思いながら懐かしく読みました。最後の短編は「異邦の騎士」の続編?みたいなことがふれこみだったが、全然違うお話です。
投稿元:
レビューを見る
四篇からなる短編集。表題作のみ書き下ろし。ミステリとしてまともなのは表題作だけで、残りの三篇は作者の妄想じゃないかと、その出所の状態を心配してしまった。表題作にしても、ネタとしては弱いものの、応用次第ではもっといい出来になったろうにと残念に思う。どうして余計なことにこだわるのだろう。本格に対して何かしらの限界を感じてるのだろうか。新しいミステリを模索してる最中なのだろうか。いずれにしても中途半端であることには変わりがない。食材を見極める眼はまだ健在なのでそこまで危惧はしてないが、調理方法が偏りすぎている。なので読者のバランスが徐々に崩れてくる。手遅れになる前に策を講じてほしいものだが……。
投稿元:
レビューを見る
御手洗潔が出てくる〜と期待して読んだら…ん〜、物足りない。でも、ヨーロッパの地理とか歴史とか色々ためにはなったかな。島田さんの作品にしては「大人しい」作り。最近はトリックとかよりも薀蓄系?なのかな。ミステリーって感じじゃなかったよね、この本は。
投稿元:
レビューを見る
これをミステリというカテゴリに入れていいのかというと、正直疑問なところですが、話としてはまぁまぁ面白く読めるとは思います。
文章が少し気になったのですが、もしかしてわざと翻訳したような(言い回しが少々ぎこちなく感じる)文体にしておられるのかなー、と思ったりしました。「病を得る」とか…あまり日本語として使わなくないですかね…?
投稿元:
レビューを見る
最近の御手洗シリーズは、少し好みの範疇を超えてしまったかもしれないと思う。
ロボトミーやナチスの人体実験など題材自体は好みなのだけど。
ハインリッヒ視点だからわざと文体を硬くしているのかな。
投稿元:
レビューを見る
人魚をテーマとした短編集。。。ここのところ間違えて短編を手にしてしまう。一応御手洗シリーズとなるのかな。やっぱり石岡の語り手が好き。
投稿元:
レビューを見る
初島田作品。普通に面白かった。理論立てて書いてるような印象。御手洗シリーズだとか、知らない分ちょっと物足りない印象はあったものの(ミントンハウスとの繋がりだとか)楽しめました。面白かった。何か実際あるんじゃないかと思わせるような報告レポート、みたいな印象も。
投稿元:
レビューを見る
解かれてみると「おおぅ、そうなのか!」と思える。見た目がそのまま真実ではない。そんなんありか!とゆー人体実験はちょっとファンタジー(SF?)でしたね。好きだけど。
投稿元:
レビューを見る
『溺れる人魚』
ミュンヘン・オリンピック水泳で4つの金メダルを獲得したアディーノ・シルヴァ。オリンピック後コーチ・ブルーノ・ヴァレと結婚した彼女の転落。性的な興奮を抑えられないアディーノ。麻薬、暴力など問題行動も増え、ロボトミー手術に踏み切るブルーノ。彼女に間違った診断を下しのうのうと生きるコスタ教授。彼のテレビ出演ご自殺したアディーノ。同時刻同じ拳銃で射殺されたコスタ教授。ハインリッヒがたどりついた事件の真相。
『人魚兵器』
御手洗潔シリーズ
ヤン・ユックが持ち込んだ人魚のミイラと言われる置物の正体を解析した御手洗。その過程で聞いたクリミア半島にすむ老人の持つ焼けた人魚の写真の謎の真相に挑む。
『耳の光る児』
御手洗潔シリーズ
ロシア各所で発見された耳の光る子供。紫外線を当てると光る謎の耳。母親には無い共通点。「インぺリット」に隠された秘密。
『海と毒薬』
御手洗潔シリーズ
石岡君から御手洗への手紙。石岡君が出会った女性からの手紙。男に騙され転落した女性の人生。
投稿元:
レビューを見る
『溺れる人魚』『人魚兵器』『耳の光る児』『海と毒薬』の短編集…です。
短編と云うには忍びないほど中身は濃い4編です。
最後の「海と毒薬」だけが、他の3編とはちょっとテイストが違っていますが、基本は奥の深いミステリー。
謎が解き明かされたときの法や国家、時代、医学と云った平民には考えも及ばないような、抗いようのない波に飲まれた犠牲者達の切ない現実。
学がない私などは「実話?」と思わず信じてしまうほど。
世界の裏側、自分の知らない世界というのは確実にあって…人間の恐ろしさ、弱さに迫るものがあります。
それにしても…よく勉強してあるなぁと驚きの作家さんでありました。
投稿元:
レビューを見る
090311貸出
短編集だったので意外。あと、表紙にちょっとだまされた。
キヨシはもう、メインでは出てこないのか…
投稿元:
レビューを見る
ハインリッヒは石岡君と違って察しがいいわあと思ってたら後半まさかの石岡君からの手紙!!!うわああー!!!
過去と向き合い未来に一歩踏み出している石岡君に涙
投稿元:
レビューを見る
表題作のみがミステリー調だった、というのと、その表題作を読み終えた直後にこれがシリーズものの一部だと知ったこともあってか、個人的な気持ちの問題なんだけど、その後の話の印象が薄い。陰謀説とか大好きな性質なのでものすごくわくわくはしたけども。
とりあえずシリーズものはおしなべて表紙にその旨を記すべきだと思う。有名な人なんだから把握しとけとは言わずに。(友人に愚痴ったら逆にそう言って鼻で笑われた。ちくしょう。憎い。)
投稿元:
レビューを見る
一応これも御手洗シリーズといってもいいのだろうか?
「人魚」をモチーフにした4編の短編。
「溺れる人魚」は元オリンピック選手と施されたロボトミーの話。
「人魚兵器」は第二次世界大戦中のベルリンにあった身の毛もよだつ軍事地下施設の話。おぞましい。
「耳の光る児」はロシア・東欧の歴史から、紫外線によって耳が光る赤ん坊の謎にせまる。
「海と毒薬」は遠藤周作の同名作をひいて、過去の御手洗の事件をからめつつ描く女性の話。本作だけ少し毛色が違う。
最終話以外は、史実に忠実な部分とフィクションとがうまく組み合わせられていて、まるですべてがノンフィクションのような気にさせられるあたりは、さすがだと思う。(実は表題作は日本で実際にあったロボトミー殺人事件からインスパイアされて書かれたもので、小説内で登場するロボトミーでノーベル賞を受賞したエガス・モニスは、施術を受けた患者から銃撃され障害を負ったらしい。)
特に間の2編は、非常に細かく歴史の話を追っていて、ヨーロッパ史にまるきり疎い私にはついていくのが大変だったが、島田氏の歴史観を垣間見られて面白かった。
その昔、一大帝国を築いたモンゴルと現代のアメリカの共通点を、人種や宗教や文化で縛らず押し付けず、自由と金で支配したことによる強大支配の成功としていたのには、なるほどと妙に納得してしまった。