紙の本
手違いを成功への踏み石に変える
2007/09/01 10:24
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきはじめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
勿論、学ぶべき話は多いと思いますが、内容とは別のところで気掛かりがありました。邦題を見て思い浮かんだ内容は、「勝ちぐせをつけるための、勝負強さを鍛えるトレーニング方法」でしたし、訳者自身の推薦文にも「小さな成功体験を積み重ねて勝ちぐせをつける」とありますので、てっきり方法論が書かれているのだろうと思っていましたが、それを期待して読むとちょっと方向が違っていたという印象になります。
野球の打率の話でホッと気楽にさせられて始まり、失敗しても復活する意気込みこそが重要だという総論が、情報の信頼性についてマッカーサーの弁に留意させられて収まる、という流れでしたので、まず目にした邦題や推薦文はかなりの変化球だったと感じます。
よくよく英語で書かれた原題を見直してみると、直訳すれば「手違いを成功への踏み石に変える」でした。それならば話はわかります。然も、ど真ん中の直球に思えます。
こういう類の本を読もうとする場合には、予め目的を絞り込んで選ぶ人が多いと思いますので、邦題や副題も或る程度の直球にして欲しかった気がします。情報を読み取る目が未熟だったといえばそれまでですが、サイン違いの変化球はキレが良いと上手なキャッチャーでも捕れません。未熟な私にはなおさらです。
齋藤さんの著作は既に何冊も読んで、また今回も期待をもってミットを構えましたが、サイン違いのストライクが来たような感じです。
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この本は、行動をおこすこと、あきらめないでやりぬくことを教えてくれる。
失敗をしたっていい。むしろ失敗の経験のない人間はダメだという。
言い訳をせず、自分の責任で物事を行い、失敗してもくじけない。そんな精神を叩き込まれる。何度も何度も読み返して、その度に気づくことがありそうな本だ。
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「プロ論3」と併せて読んだのだが
成功している人に共通する要素があるのだということが
よくわかる。とりたてて目新しいことではないが
なかなか実行できないこと、成功する人としない人の違い
何をすべきなのか、ハイライトしながら書きぬきしながら
読むといい”教科書”になる。
1.逆境にあって動じない力をつける
2.いつもと同じことしかしない人は
いつも同じものしか手に入らない
3.やる気があって行動を起こすというよりは
行動に感情がついてくる場合が多い
4.「自分のため」ではない」”使命”に気づく
5.人は成功から学ぶものは少ない。
有能な人は失敗から学ぶ
6.行動しよう。すべてはそこから始まる
7.学びを知識に結びつけるな。行動に結びつけろ
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以前に著者の本を読んだことがあったので、これも読んでみた。
勝負強さということであったが、どちらかというと、失敗を恐れてはいけないという
ある種の自己啓発書。
やはり、いろんな意味で柔軟性は大事。
逆境にも折れず、軽く受け流せる柔軟性。
原題は「Turningu Misutakesu into Stepping Stones for Success」
失敗を成功の要因にするってな感じなので、
勝負強さを鍛えるというのには直結しないのもうなづける。
目次
1章 成功者と凡人を分ける「挑戦力」―頭を使いながら“リスクを取って動く人”
2章 逆境にあって動じない「忍耐力」―賢人は「目的」を追い、凡人は「願望」を抱いて終わる
3章 “勝つ直感”を呼び覚ます「行動力」―これが“ガス欠しない馬力”の源泉!
4章 人の心を牽引する「責任力」―どこまで“真剣勝負に生きる姿勢”を保てるか
5章 岐路に立って迷わない「決断力」―これが必ず“未来への突破口”になる
6章 一段上の仕事に目覚める「使命力」―もっと「大きな世界」で自分の力を試すために
7章 成功体質を強化する「持続力」―“不敗神話”を守るより、はるかに大切なこと!
8章 リスクに挑む「冒険力」―“現状維持”ほど脆いものはない!
9章 失敗から“教訓”を引き出す「学習力」―あなたに「害」を与えるものは「何か」を教えている
10章 自分の視界を広げる「複眼力」―どんな変化にもうまく適応できる“万能の柔軟性”
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チェック項目44箇所。成功できる人と成功できない人の決定的な差・・・逆境にあって動じない力、失敗を勝ちグセに変える力があるか否か。これらが本書のテーマ。自分の持つ得意技を結集して錐のようにする。それを3つくらい持つ。どのようにも対応できる柔軟性。失敗は今の実力を測るリトマス試験紙。勇気を失うことはすべてを失う。失敗ではなく学びの機会。そして学びの機会は本人が気づくまで何度も訪れる。自分の価値を上げるには・・・相手の価値を認める。努力をほめる。成果に報いる。飛行機実験・・・ラングレーの失敗とライト兄弟の成功。恐れの悪循環・・・無気力、優柔不断、無目的。やる気とは行動の副産物。行動するからやる気が起こる。いつも同じことしかしない人はいつも同じものしか手に入らない。無責任体質・・・短気、ごまかし、固執、しらを切る。逃げるから苦しくなる。過去の体験を乗り越えていないサイン・・・他人との比較、言い訳(正当化)、孤立、後悔、辛らつになる。成功したいのなら・・・人の幸せを第一に、相手の関心ごとに敏感に気づく、相手のニーズに確実、寛大に。逆境によって・・・リカバリー力、知恵と柔軟性、突破力、より大きなチャンス、予想外の成果、高いモチベーション。後悔するのはやらなかったことばかり。人生はフェアではない。完璧なタイミングは一生こない。偉大な人間になるにはまずは行動すること。才能+努力=爆発的な威力。挑戦し続けることを決断する。
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“失敗をなかなか成長の糧にできずにいた人は、とにかく行動を起こしてみよう。なぜ行動が起こせないのか、どれほど長い間、無気力状態でいたかは問題ではない。悪循環を断ち切るには、恐れを正視し、どれほど些細でくだらなく思えることであろうと、行動を起こすしかないのだ。”
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失敗なくして成功はない。
大切なことは失敗から何を学ぶかである。
色々なエピソード、偉人達の逸話、成功哲学を知る事が出来る。失敗を恐れることはないのだ。1番恐ろしいことは何も行動に移さないことなのだ、ということをこの本は教えてくれる。
斎藤孝さんが翻訳しているが、著者の中のコメントもとても良い。
失敗に挫けそうになったり、夢を諦めそうになった時に読み返したい本。
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トライ・アンド・エラーを繰り返して、その中で技術的にも精神的にも向上していくしか無いという内容の本。