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若竹七海4年ぶりの単行本は葉崎シリーズの第3弾です。コージーミステリのエッセンスをふんだんに取り込んだこのシリーズ。今回はずばり「猫ミス」です。人口よりも猫口のが多そうなこの島で起こる事件の数々。全ての事件に関連はありや無しや?今までの登場人物が元気にしているのが嬉しいです。駒持警部も相変わらずのキレ者(色んな意味で)。もちろん猫たちも大活躍です。・・・なんですが。あの若竹節はどこへ行ったぁ!というのが寂しいところ。本来コージーは「心地よいミステリ」な訳ですから、確かに一番コージーらしい作品かもしれないけど、でもさ!一瞬寒くなるような怖い真相とか、伏線となるさりげない描写とか、その辺がいつもより弱い気がするのです。久しぶりの新刊で一気に読んだから読み飛ばしたところもあるかも知れませんが・・・もう一度じっくり読んでみよう。
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・久しぶりに読んだ若竹作品です。面白いなあ! コージーミステリーにカテゴリーされるのを初めて知りましたが…。・猫ばっかりの島に是非いきたいです。癒されたい。・気を付けて読んでいれば謎解きも出来たと思うんだけど無理でした…。
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意外に面白かった。軽いタッチのお話なので、軽く読むにはぴったり。殺人事件もあるわりには深刻さは全くなし。
猫好きなのでこんな島があったら行ってみたいなー。
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最初から最後まで、軽快で楽しげなテンポで展開してゆく。殺人事件が起きているのだけど、深刻な雰囲気は、ひとかけらもなく、勢いで読みきってしまった。さらっと読みたい気分の時にふさわしい、彼女らしい作風のお話でした。
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若竹さんらしい軽快な一品。
でも、構成はしっかりしていると思う。
葉崎シリーズの3段目。
猫島の話。
猫がいっぱい、謎も一杯
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30人ほどの人間と100匹を超える猫が暮らす通称・猫島。民宿・猫島ハウス
の娘・響子は夏休みを迎え、家業の手伝いに精を出す日々。そんなある日、
奇妙な事件が起こる。のどかな「猫の楽園」でいったい何が!?
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葉崎シリーズ。
ガスマスク刑事は新しすぎる。大好き。
猫好きにはもちろん、猫ミステリ好きにはたまらない。
猫島が実在したらとりあえず観光客の一人になっていることは間違いない。
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葉崎半島の先(神奈川県の江ノ島辺りが突然隆起っして出来た架空の半島)猫島海岸から見える小さな島は通称・猫島。
そこは、人が住む前から猫がたくさんいた島。
今は、三十人ほどの人間と百匹を越える猫が暮らす島だった。
夏休みに入った今は、観光客で賑わいを見せている猫島。
民宿・猫島ハウスは、オーナーの杉浦松子・料理人の細井ツル子・高校生の松子の孫・響子。
響子は、家事手伝いで精を出す一日を送っていた。
そんなある日、ナンパに勤しむ響子の同級生・菅野虎鉄は、島の人があまり来ない入り江でナイフを突き立てた猫の死体・・・剥製を見つけた。
偶然居合わせた、葉崎警察捜査課の駒持警部補(猫アレルギー)。
この、出来事に興味をいだいた。
そしてこの三日後マリンバイクで海上を暴走中の男に人間が降ってきて衝突したという不可解の通報が・・・。
のどかな猫の楽園にいったい何が?
この事件により、人々はそれでものんびりしていた。
そして真夏の猫島に暴風雨が来る・・・。
猫がいっぱい登場するミステリーです。
今回も葉崎での騒動。そして、駒持警部補が登場。
ですが、ま〜ぼちぼちの作品でした。
ユーモアとシニカルの持ち味が出てますが、「ヴィラ・・・・」「アゼリア・・・」に比べるとちょと勢いが足りないかな?
でも狙いは、のんびりとだったのかも・・・。
のどかな人々と猫を味わうのにはいいかもですかね?
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猫だらけ本。いつもの若竹節がちょっとなりを潜めた感じで、明るくさっぱりした作品でした。響子と虎鉄に修学旅行で何があったのか…気になる!!
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葉崎シリーズ。どこまでも猫尽くしで、猫好きは必読でしょう。あああ、こんな島行きたいよ~と熱烈に思った私も猫馬鹿。でも作中に描かれる「猫好き」の姿は案外皮肉られていたりして、節操のある猫好きにならなきゃなあ、と思いました。
事件に関しては……いろいろと起こります。そのどれも、決して軽いものじゃない。だけど……重苦しくはならないんだよね。「騒動」という名称がぴったり。これが「コージーミステリ」というものの味わいなんだろうな。楽しく読めて後味すっきり、という印象です。
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若竹七海氏の作品は他に「スクランブル」くらいしか読んだ覚えがないのだが、なんかダラッと読めた感じ。
「焼酎ノラや」に笑った他は出典がよくわからない。
章ごとのイラストもかわいい。lib
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ここのところ見かけなかったから心配しておりました。いつぐらいぶりなんだろう。
コージー・ミステリって、何なんでしょうね。なんかもう「若竹みたいなの」ってイメージを持っちゃってるんですが(それは逆だろう)。
猫がたくさん住む猫島での一騒動。殺人というか、死人は出てるし案外エグイけれど、さらりと読めてしまうのは若竹の力。さすが。謎としてはちょっと弱いかな、という気もしなくもないが、そこが読みどころではないので別に問題なし。そういう風に繋がるか、と驚ける点もあったし。
若竹らしく最後にストン、ストン、と落としてくれて非常に満足でございます。「猫島ハウスのペルシャ絨毯が盗んだ金の行方だろう」(ネタバレにつき反転処理)っていうのは途中で気づけたが、まさかラスト「DCにそれをネタバレ」させるとはね。さすが、うまいなぁ。DC、かっこいいし。演出の仕方というか、読ませ方が本当に上手い作家だと思う。
それで結局、修学旅行の一件って何なんだよ(笑)
お気に入りの部分抜粋。
まぶしい太陽。打ち寄せる波。焼けた肌。サンオイルの香り。はしゃぐ声。そして、おっぱいがいっぱい。
これが一番初めの文章。これを読んで心を掴まれない人はいないと思う。
06.08.29
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若竹七海にしては黒さが足りなかった印象(といっても読んだのがかなり前でまーったく覚えていないんだけどなっ。機会があったら再読しよう)。
とりあえず評価は星三つで。
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ものすご〜く久しぶりの若竹七海さんの新刊は、葉崎市シリーズのコージー・ミステリ。バラバラになったジグソーパズルのピースが、紆余曲折を経てパタパタと収まるところに収まっていき、事件の全貌が一枚の絵として浮かび上がってくるさまはお見事です。登場する人物という人物がみな、あくの強い愛すべき人物ばかりで、この1作にしか登場しないなんて勿体ない!ぜひ他の作品でもその活躍を見てみたいです。私のイチオシは猫アレルギーの駒持警部補…と言いたいところだけど、やっぱりとことんついてない間抜けに活躍する七瀬巡査かな。猫島ハウスを切り盛りする響子ちゃんも捨てがたしって、修学旅行で一体何があったんだっ! 他の葉崎市シリーズの作品と思わぬところでリンクしているので、そういう部分でのお遊びに反応して、くすくす笑えるものいいですね(全作再読したい〜。気づかないだけのリンク部分がまだいっぱいありそうだ)。しっかし!この作品に登場する猫の名前の8割は、小説や映画に出てくる猫の名前に由来するそうですが、ほっとんど判らなかった!悔しいー!猫好きを公言してるものの、まだまだ私、修業が足りません(涙)。(2006.8.9読了)
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「騒動」って言葉がぴったりのコージー・ミステリ風味の作品です。決して「猫島ハウス殺人事件」じゃないのよね。殺人は起こりますが。ここでは、警察官と猫が同一レベルに存在します。警察官も猫も同じくらい活躍するという意味ででもです、一応。猫アレルギーのせいで「猫島」ではダースベイダーみたいなマスクを装着して捜査している刑事とか。そのまま映像化してほしい。