紙の本
今度は古代縄文人たちの世界へ。
2020/08/07 23:12
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めると止まらなくなる本シリーズもいよいよ4巻。再度確認すれば、この物語のテーマは、内外の神話の謎解きの旅。その仮説は神は宇宙人。それを検証するための荒唐無稽の旅は、時空を超え、現代人である主人公たちは、とうとう、古代縄文人の生きる世界にやってくることに。ああ、ここまでくるとこのシリーズもあと2冊かぁ。と少し寂しくなります。
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『約束の地編』ということで、第2部完結です。
3巻に引き続き、仮説の検証編という感じ。
未来を知る者は神に等しい、ということで、星の神であるイシュタルの
立場を超えてしまった虹人たち。
フィクションの筈なのに、妙な説得力があって、ずっと唸りながら読んでました(笑)。
ホントにどんな頭の構造してるんだ、作者。
富士の地下王宮のエピソードや、重力制御だけで敵の戦闘艇を破壊するくだりは
面白かった!
あと、虹人(コージン)という名前に秘められた意外な伏線にはビックリ。
これで普通に帰還できていれば…良かったのにねぇ(苦笑)。
【収録内容】
故国へ
新生
帰還
<解説>明石散人
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イシュタルの可愛さにやられました。
虹人の名前のにはやられたなぁ。
見事な伏線ですね。
第2部が終了と言うことで終わりが近づいてきて何だか淋しいです。
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この手の物語は主人公らに選ばれし理由というものが付与されがちで、ふしぎなちからでせかいをすくう的なかんじ?になりがちでもある。
そういう展開を身構えて読んでいたきらいもあるが、そんなことはなかった。選ばれた理由はさだかではないが、選ばれし因果が閉じているという意味で『化石の記憶』に似た読み味がある。
『化石の記憶』はミステリでありまた同著者が得意とする群像劇でもあり、登場人物に移入できた。
読み味が似ている印象はあるが、本作品は登場人物への移入度が低い。著者の主張が主役であるためか。
ミステリとして読むとしらけてしまう謎解きも、古代史ロマンで味付けしてあるとまあまあいけるという発見があった。おお『マリンエクスプレス』よ。
竜と牛の神とはなんぞや?から発した読書の動機は果たされた。続編は、どうしたものか。