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[目次]
探偵と怪人のいるホテル 005
仮面と幻夢の踊る街角 027
少年と怪魔の駆ける遊園 067
異類五種 091
疫病草紙 121
黒死病館の蛍 171
F男爵とE博士のための晩餐会 193
天幕と銀幕の見える場所 225
屋根裏の乱歩者 249
伽羅荘事件 271
探偵と怪人のいたホテル 304
あとがき 311
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色々な種類の話を読ませてくれる。やはりお勧めは表題の『探偵と怪人のいるホテル』。活き活きとした懐かしい文章が良い。
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なんとなく、昭和初期の古きよき探偵小説のオマージュというか、そういう世界観や舞台の匂いを色濃く感じる短編集。
「ミステリ」というよりは「探偵小説」というものに近いです。謎解き云々じゃなくて、ヒーローである探偵とダークヒーローである怪人の対決が主目的な。
いいですね。近年あんまりない世界観なので読んでいて、なんというかそういう小説をそんなに読んでないにも関わらず「懐かしい」という気持ちになります。原風景みたいなものがあるのかな。
それ以外の短編もなんともいえないおもしろくもおどろおどろしい雰囲気が。ホラーともミステリとも違う・・・なんでしょうね?
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芦辺拓の非ミステリ・ノンシリーズの短篇集。全11篇収録。 半数が「異形コレクション」に発表されたとあって、怪奇幻想レトロ小説の雰囲気が濃厚に漂う作品ばかり。現実と、虚構であるがゆえに豊かで艶やかな「物語」の境界を行き来したゆかう作品も多く、眩惑される。「物語」のあちら側の世界へ行ってしまいたいという誘惑と戦うのが大変でしたわ。くらくら(笑)。 もしかして日本人の原風景なのか?レトロ探偵小説がお好きな方にはたまんない作品集かもしれない。作家芦辺拓氏の深い愛情をひしひしと感じる。愛が高じて作品のみならず、作品を生み出した作者らへのオマージュ作品まであるんですから!素晴らしい! そして幻の商業誌デヴュー作品、プレ芦辺作品まで収録されていて、今回読めるのも嬉しい。ミステリ出身の作家さんだとばかり思っていたんですが、根っこは幻想怪奇作家なのか。 作家芦辺拓、これから要チェック!!
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かなり高度なミステリー、という印象。幻想と現実の境界をまたぐ最初の3編はとても面白かったが、以降の作品はあまりにマニアックすぎてちょっとついていけない感じがしてしまった。
とはいえ、懐古的な探偵物の雰囲気は好ましく、小説テクニックは上級者。他の作品も読んでみたいな、とは思った。
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タイトルの様になんともレトロな探偵小説集です。
江戸川乱歩の世界を彷彿とさせる耽美でアンティークな香りのする小説だと思っていたら、乱歩先生が出てきてびっくり。
ちょっと二次創作かと疑ってしまいました(^^)懐古趣味の人にお勧めかも。
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レトロなムードたっぷりの
怪奇幻想小説、短編集。
子供の頃に読んだ探偵小説を彷彿とさせる雰囲気で
不思議な世界に取り込まれます
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花筐城太郎目当てで買ったのだが、3篇のうち2編は異形で読んだことあったので目新しさはあんまりなかった。未読の1編に関してはそれほど面白いもんでもない。タイトル的に探偵譚ばかりなのかと思っていたら、途中からいきなり中国の怪奇譚が始まってびっくりした。後はなんか雑文の寄せ集めな感じが。この作者のファンにとってはありがたいのかもしれないが
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森江春策に会えなかったのは寂しかったが、乱歩や鮎川哲也と言ったミステリの偉大なる先達へのオマージュ、中国や平安朝を舞台にした時代ものなど、ミステリに限らず、小説の面白さを満喫できた。それにしても『白樺荘事件』は読みたかったな。時代がかった名探偵や怪人や少年探偵を不自然さなく扱える手腕は、芦辺さんが当代一だろう。
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そこにあるのは胸躍る冒険物語、それとも恐怖に彩られた悪夢か。めくるめく夢と幻想の迷宮へようこそ…。
(アマゾンより引用)
この作者さんの書くお話し、結構好きだったのにこの本は全然ダメだった(((゜Д゜;)))
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探偵と怪人が出る、ミステリーものかと思ったが、「幻想ミステリ」とあるように、トリックはない、怪人二十面相などに対するオマージュもののようだ。
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幻想ミステリの作品集。
現代日本だけでなく、中国や平安時代の日本をモチーフにした話もあって、どれもすごく面白かった。そこかしこに、探偵小説(なかでも誰もが子どものときに読んだ怪人20面相とかの子ども向けの物語)への愛が感じられて読んでいて楽しかった。