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絶対こっちのが読みやすかった!
先に論文として発表された方を読んでからこっちを読んだけれど、断然分かりやすかったです。
日本語も分かりやすかったし(訳としてどうかなんてことは勿論偉そうに云々できる訳ないのですが)、解説や註も細かくついてて、さすが初心者向けの(それでも難しかったし、到底分かったぞ、なんて言えませんが)、「優しい」本でした。
さすがメモ、何かこっちのが生々しかったです。それにやっぱり使っている言葉が論文のに比べたら硬くないから、読みやすかった。
他の症例にはもう記録が残されてないのが残念です…。
こんなんがいっぱいあったら、他のも私にももう少し分かるようになったかも知れないのに。
…でも疲れました。面白かったけど。
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図書館にあり
内容(「BOOK」データベースより)
一人の精神分析家が他人の人生に参加し、観察し、記録し、考え、生きるということはどういうことか。本書は、精神分析を創始したフロイト自身が遺した「ねずみ男」と呼ばれる唯一の分析記録の完全訳である。その稀有な治療記録からわれわれは何を学ぶべきか、またいま精神分析を学ぶ初心者がテキストとしても活用できるよう、最前線のフロイト研究者による技法論的検討を解説および訳注で充実した、まさに精神分析の醍醐味を伝える一冊。
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あらゆる心理療法は患者と治療者との関係性においてなされる。間主観なんてことばもある。従ってそこでなにがおこっているのか、とりわけ面談室のなかには興味がつきないのだが、それがフロイトの記録とあればたいへんなものである。症例論文は数多く残されているが、生のノートとしてはこれひとつということだ。極めて特異な患者に立ち向かう分析家の息吹きから、技法も理論も超えて人間的深奥を垣間見る。ローマは一日にしてならず、か。
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精神科医になって20年以上だけど、まだ十分理解できない。もう少し年をとってからの楽しみにとっておくう。