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「東山さんの風景画は静寂と慈心と温潤のただよふなかに敬虔と浄福がこもる」東山魁夷の北欧を描いた作品が好きだ。あの、人が絶えた様な静謐の空間を、さすが文豪川端、見事に表現してくれた。ちなみに本書は川端康成と東山魁夷の書簡集である。
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作家・川端康成と、画家・東山魁夷の書簡集。手紙というのは私的なものなので、亡くなられた後といえど盗み見のようで些か気が引ける…と思う私は小心者なのだろうか(苦笑) それでも心のこもった書簡は先生方を身近に感じる機会でもあり、書の写真や、周囲の人が語るエピソードなど、とても興味深い一冊。嵯峨の竹林を眺め、奥様に「東山さんの竹の色だ」と囁かれる川端先生の親しみのこもった言葉が、とても印象的でした。
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二人が出会ったのは川端康成56歳、東山魁夷47歳。
それから交友は17年間続いた。
川端康成の突然の死で二人の交友は終わった。
抑制のきいたすばらしい交友関係。
早ければいい、安ければいいという、
現代に望むことはもはやできまい。
二人の往復書簡に、古きよき日本人を見る。
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