紙の本
小さく大きな13編
2018/05/26 06:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
家の中で生きてきた「ねずみ女房」が、外の世界を意識し始めるシーンが心に残りました。まだ見ぬ風景への憧れが伝わってきました。
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ゲド戦記の訳者が書いたエッセイ。
様々な絵本を題材にいろいろと書いてらっしゃいます。
私、これ結構好きです。
絵本が読みたくなりました。
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翻訳者でもある筆者が、さまざまな児童文学を紹介しながら、そこから何を学びとれ、どう感じたかを記した本。人生は生きるに値するものだ、という言葉が印象的。優れた文学は実用的である。
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2014.8.10市立図書館
『ゲド戦記』などの翻訳でおなじみの著者が、童話や児童文学作品を大人の視点から読み味わう。
児童文学ってあくまでも「こどもでも読める文学」なんだな、と改めて思う。年を経て読み返すたびに発見がある。こどものときには何とも思わなかった表現に膝を打ったり、大人だからこそわかる人生の機微にふれたり・・・考えても見れば、児童文学も著者は一人の大人(夫/妻だったり父親・母親だったりおじいちゃん・おばあちゃんだったり・・・)であることは一般小説と変わらないのだものね。そういう気持ちで、いろんな本を再読してみるものだな、と意を強くした。
実際こどものおかげで、今40代で児童文学をあれこれ読み直せているのが、ほんとうにありがたいし、この先、まだまだ発見があると思うと楽しみでならない。
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ただ児童文学の紹介…と思って読んだが、作者の視点と言葉がとてもあたたかくて、読み物としてよい一冊だった。
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本の紹介本(この表現で合ってるか分かりませんが)はよく読むのですが、ここまで深く内容を掘り下げて紹介しているものは少ないと思います。ものすごい愛情が伝わってきます。児童書とはいえ描かれる世界は決して幼稚でなく、どの本もぜひ読んでみたくなります。子どもを愛情深く育てるって本当に大切だと実感します。
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選書の目は相変わらず、ほぼ確か。取り上げられた本を一つ読むたびに本書を紐解いた。
それぞれの評言は、いまいち掘り下げられていない印象が。今の時代はダメと随所で書いちゃう作者がダメ。清水さんの本はほぼ読んだ。共鳴した時期もあったが、時代も私も卒業の時が来たようだ。
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紹介されている本はどれも手に取ったことがない中で読み進めても、著者が抜粋した、物語の背景、登場人物の動作や言葉にただただ引き込まれてしまう。
母親としては、もう少し早くこの本と出会い、いろいろな物語の母親の背中を知りたかった。
成人を迎える子を持つ親の立場からすると、小学生あたりのころに、この本を手元に置き、子供と一緒に同じ本を読めたらどんなに素敵なことだったんだろうと思ってしまう。
でも今出会えたことでも、いろいろな家族の形、愛の形を知ることができて、良かったと思えた。