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紙の本
実力派の作家登場!!
2007/08/02 22:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
集英社の翻訳系の文庫ってちょっとマイナーな感じもしますが
なんとなく面白そうなので、読んでみました。
主人公のジョーは、臨床心理療法士(精神科医です)
妻と娘にも恵まれ、幸せな生活をおくっていますが、
パーキンソン病に罹っていることが判明、
近くの運河で発見された女性の殺人事件の容疑者にされてしまい、
尚且つ、浮気が奥さんにばれ、孤立無援の状態に、果たしてジョーは。
この著者マイケル・ロボサム
今まで、ゴーストライターを長年務めていたそうで、
めちゃめちゃ筆がたちます。表現、描写、舞台設定どれをとっても
かなり上手いです。
そして、人物造詣もたくみで後半はノンストップ系という感じで、
これが、小説としては第一作ながら、
本格派で実力派の作家さんのいきなり表舞台への登場といった感じです。
気になるのは、冒頭のジョーが少年の自殺を食い止める
シーンから、(ハリウッドでよくある映画序盤のつかみのシーンですね)
読者の心をわしづかみなのですが、
主人公が、重大な病気をかかえていたり、
ちょっと作りこみすぎているところぐらいですね、、。
文章も上手く、前半は、普通の小説っぽい人物描写にたけたミステリ、
そして、後半は、正に追いつ追われつのノンストップの展開なので、
うま過ぎてその作りこみが多少"あざとく"感じられるのが、逆に欠点ぐらいです。
次作は、本作で名脇役としてジョーを追い詰めた、
ルイス刑事が主役だとか、
本作でも、ルイス刑事の存在は、キャラとして割と書き込んでいい味を出していたので
どうなっているのでしょうね、
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