紙の本
失点と迷走
2006/12/01 23:09
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
カトル・カールとの前面対決
手札として、有用性の証としての証人を集めようとする09メンバー
多くの情報が入り乱れ、それでもまだ繋がらない道筋
数の減ったメンバーで出来る限り手を広げても、まだ後手にまらり出し抜かれる
そして焼き鏝の狂気の愛とモンスターの不器用な愛は何をもたらすのでしょうか
キャラクターの数が大幅に増え、謎に包まれたまま複雑化しだしたストーリーを追いかけるのが大変ですが、どこに行き着くのか見届けないわけにはいきません
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マルドゥック・ヴェロシティ第二巻。
ハードボイルド色が強くなってきました。
燃えの種類がちょっと変わった気がするのは気のせい…だと思う。
敵が一人抜いて奇人変人サーカスにしか思えなくなってしまったのも気のせい。
…とちょっとした違和感をあげてみたが、
一巻が希望の章
三巻が絶望の章(と予想される)
とすると、二巻は変曲点にあたるので、わざとの演出だろうか。
(カトル・カールは除外)
どうも、この巻だけでは評価がしにくい。
三巻連続刊行はスピード感のためと、
この変曲点を際立たせるためかな。
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どうにも新しい文体はちょっと苦手……でも話は面白い。まだ若いボイルドの誠実さがなんだか微笑ましい。あと一冊で、ボイルドとウフコックがどうなってしまうのか、続きを待ちます。
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カタカナ名前の登場人物が苦手な僕が、これだけ目まぐるしく登場するカタカナ名前を迷うことなく覚えられるのは、キャラ付けがうまいからだろうか。ファンキーで気違いじみたSFならではの超空間バトルがどうしようもなく面白い。
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物語も中盤に入り、スピード感を増している印象。めまぐるしく状況が変化し非常にテンポが良いが、登場人物の多さも手伝ってか、しばしば混乱して読み直すようなことがあった。3巻でどんなな結末を迎えるか楽しみだ。
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http://mit56.way-nifty.com/dawn/2006/11/post_57d9.html
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ついに現れる“敵”、カトル・カール。その力の前に苦戦を強いられる。
そして仲間の死によって微妙に変化するそれぞれの思い。有用性の証明からいつしか復讐へ。カトル・カールを使う見えない雇い主。事件は蜘蛛の巣のように複雑で見えづらい。
スクランブルで書かれた感情を殺してしまったボイルドより、若干温かさを感じる。愛ではない(ボイルドなら愛とは言わないだろう)感触がほんのり伝わるような気がする。
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人を超えたモンスター達の暴力、葛藤、陰謀、そして愛。
クライマックスヘ向けて、タフな大男とやさしい鼠の戦いは続く!
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ナタリアという女性像が凄く魅力的に感じられて、引き込まれました。強くて格好いい女の人が大好きです。
クリストファーは、本当に良い性格をしていると思います。身近にいたらあまり歓迎はできないけれど、遠くで見ている分にはとても楽しい人であるし、理解のある人だと思う。
09の中ではクルツとオセロットのペアが気に入っています。クルツの能力もそうだけれど、二人の会話――特にオセロットの質問、そしてクルツの返答――が堪らないです。
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ははははハザウェーーーイ!!!
俺めちゃんこ彼のこと好きだったのに!
ジョーイとのコンビまじ萌えるんですけどとか妄想してたのに!
ナタリアのやろーーー!
でもナタリアも好きなんだよちきしょーーー!
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フライト刑事の常識が決壊し、銀色の腰ミノを揺らす時、深紅の革服にその身を包んだ異能集団「カトル・カール」が姿を現す!
「カリカリカリ!カリカリカリ!」
「しゃぶってやるぜ!しゃぶってやるぜ!」
「おーおーよちよち良い子でちゅねーえー」
「ゲァゲァゲァゲァ、ゲァゲァゲァゲァ」
冲方丁さんの本領は多分このへん。活かし方次第でギャグっぽくも非常にグロテスクもなるこのカトル・カール、十本刀やGung-Ho-Gunsを抜いたかも知れません俺の中で。
個人的にはダッキー・シューターの清々しいほどの下ネタっぷりがお気に入り。是非ヴェロシティまでアニメ化してほしい。
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前作『マルドゥック・スクランブル』の前日譚にあたる、ディムズデイル・ボイルドの話。
空軍のエリートパイロットだった彼が、如何にして全てを喪失して虚無へと堕ちていったのか。
前作以上にバトルが加速してて、最後の方はびっくり人間対決に。
まさにSF版山田風太郎。
バトルだけかと思いきや、ナタリアとの結ばれぬ純愛やウフコックとの決別など、人間ドラマも充実してて重厚な物語。
「マルドゥック」シリーズ完結編の『マルドゥック・アノニマス』が待ち遠しい!!
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あぁ。読むのが大変…
面白いんだけど集中し難い。
頭が別のことを考え出して気付けば物語に置いていかれる…
面白いのに読みにくい。
キチンと読まないとわけわかんなくなるし。
既に少しわけわかんなくなってる…
頑張れあと一冊だ。
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2010 12/19読了。WonderGooで購入。
ニコラスとカトル・カールの"バック"に迫るべく09メンバーの捜査と奮闘が続く感。
中盤以降、かなりじりじりしていく感がある・・・で、終盤でいっきに色々展開する予感が。
それにしても、ボイルドのキャラがスクランブルと全然違って見えて、読み終わったらまたスクランブル読みたくなると言う感想も納得。
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主人公サイドは化け物っていっても
かっこよかったり美しかったりいとおしかったりする。
敵サイドは完全にグロテスク・モンスター。
最高にキチガッてる。
中だるみを避けるためか、気持ち悪さに拍車がかかる。