紙の本
『粋』じゃなかったんだ…。
2007/10/02 10:15
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オクヤマメグミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずはそのことに驚かされる。
次に江戸しぐさが現代においても充分に通用する素晴らしさ!
学校や企業の研修などで取り入れられているのも納得できる。
江戸しぐさとは人が世の中で生きていくための最低限のマナーだ。
挨拶や思いやり、感謝の気持ち。自分ひとりでこの世が成り立っているのではない。皆の助け合いでよりよい世の中が出来る。
気の持ち方ひとつで世界が変わっていくのだ。
各項目が1ページ程度なので、時間が余った時にちょこっと読むことが出来る。でもその数行に込められた教えはとても深い。
江戸しぐさ、私も心に留めて実践しようと思う。
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江戸しぐさの根底にあるものは、人を思いやる心。
人を幸せにしたいという思い。日本って素敵な文化をもっているな、と感じました。
私たちも、江戸しぐさを使い続けていきましょう♪
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友人に借りた本や吉原手引草を読むうちに、江戸の暮らしや文化に興味を持ちました。
江戸しぐさは、いろいろな知恵が含まれていて、合理的だなと思いました。
でもなにより江戸の人々は意外とイキイキしてたんだなぁと思いました。(もっと殺伐としていたのかと思ってました)
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武士道よりも江戸しぐさのほうが自分には合うな。
この世に生きてる人間は、みな、仏や先祖に見守られて生きている。だから、お互いに教え合い、助け合い、いたわりあうのが当然。
初対面の人には年齢、職業、地位をきかない。
見て分かることは言わない。面と向かって「お痩せになりましたね。」と言えば、言われた人が病気を苦にしていたらグサリと応えます。
階段でのすれ違いは上っていく人が立ち止まる。
社内で上司や社長とすれ違うとき、または往来で偶然、目上の人と目が合ったとき、失礼のない会釈のまなざしはイキでキレイな瞬間芸として、相手方の印象に残るものです。
初対面では、「初めてお目にかかります。」がいい。
「知ってますか」は厳禁。
仲のいい友達でも人事や給料について聞いてはいけない。
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メモ
人は皆仏の化身と思って接する。
人間は互角の付き合い。
一期一会
江戸仕草
自分の領分を知る
何事も陽にとらえる
@@@@
全てお客さまのつもりで丁寧に
相手の喜びは自分の喜び
読んでわかることは聞かない
意気合いしぐさでうまく行く
威張るは最悪の仕草
自慢はそっぽを向かれる
人の振りみて我がふり直す
稚児しぐさは大人の資格がない
@
一日の三分の一は他人のため
明るく挨拶「束の間のつきあい」
共有の思想をわすれない
人前に出る時は右回り
拳浮かせで席をつめる
とおせんぼしぐさ、仁王立しぐさは人の邪魔する無神経い
階段でのすれ違いは登りがとまる。
失礼極まりない横切りしぐさ
訪問先前で降りる「駕籠止めしぐさ」
「会釈のまなざし」で気持ちが和むむ
詫びる気持ちは「澄みません」
あやまるときは「ごめんなさい」
世辞が言えて一人前
「どちらへ」などとーきかない
「手前ども」「私ども」
「へりくだり」仕草でいっぽ引く
「水掛けことば」は言わない。
人格を疑われた戸閉め言葉 でも、だって、しかし、そんなこといっても、 まずは話しを聞く
時泥棒をしない
肩書きは気にしない、みんな一列平等
陰り目しぐさをしない
目つきで心に語りかけるる
腕組み、脚組はしない
後引き仕草
年賀状は生きている印
時間は具体的に伝えるる
状況をいち早く察して自発的に動くく
おせっかい仕草は相手に負担をかける
懐が深い「許すこころ」
いい笑顔は全てに勝るる
「この世に要らぬ人間はなし」適材適所
新人を歓迎しよう
時には見ない振り
手柄を独り占めにしない
知ってますか?NG
間違いはお互い様
人の言うことに耳をかそう
負け戦こそ次のステップ
忙しいと言うべからず
借りはつくるな、信用第一
即実行が基本
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[ 内容 ]
[ 目次 ]
第1章 「江戸しぐさ」は社会人として身に付けておくべき大切な心得
第2章 「江戸しぐさ」は常に相手を考え、尊重する心
第3章 人間関係が楽になる「融合のしぐさ」
第4章 知らない同士がなごやかになれる「往来しぐさ」
第5章 「親しき仲にも礼儀あり」のあいさつと言葉づかい
第6章 お客様を喜ばせる「繁盛しぐさ」
第7章 ビジネスがうまくいく「江戸しぐさ」の判断・行動・志
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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江戸は商人の街。商売人としての品格が、江戸しぐさには備わっている。
思いやり、助け合い、人を責めずに、自分の行いを反省する、
こういうことを小さい頃から仕付けて、何代も安泰に過ごしていけるのだなと、実感。
イキな生き方をしよう!!
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歴史の授業では学べなかった江戸時代の習慣や人の様子が垣間見られた。現代にも通ずるものはたくさんあるのだと感じた。
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1926年生まれの筆者越川禮子さん。この本は新書判で手元に置いて何度でも読める機会を増やして欲しいという意図を感じます。その通りに、江戸文化という世界に類をみない平和な長い年月を町民がいかに穏やかに慈しみあって暮らしていったかという視点で、多くの例を挙げて記述されています.とても判りやすく、子供がみても、社会人が読んでも応用が効く内容に。子供時代、道徳と言うと、何やらうさんくさい物語に思えてきたものでした。ですが、この江戸仕草は、町民が作り上げた思いやりの振る舞い。幼児教育にとどまらず、テレビやラジオ、あらゆる媒体で、15秒くらいの映像になったら、とてもいい啓蒙になるのに、、、と思いました。
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江戸しぐさとは、日本人の人づきあいのノウハウであり常識。
上に立つものの哲学。
人を差別しない、出会う人はすべて「仏の化身」と考える。
相手の喜びは、自分の喜び。一日の1/3は世のために尽くす。
異なる意見を尊重する。
自分の領分をわきまえる。
3脱(職業、年齢、地位を問わない)。
威張ることは最悪のしぐさ。
束の間付き合い。
ゆかしいとは、知性に裏付けられた心ひかれる品性のこと。
相手をどれだけ笑わせたか、相手を立てたか、相手に知恵を授けたか。
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わりとありがちなマナーの話をむりやり江戸に結び付けてといてはいるけど、それにしたってもうツッコミどころが満載で、これを真に受けてマジに道徳教育しようとしてる人の、常識のなさ、論理性のなさ、批判精神のなさ、センスのなさに戦慄。とはいえ、そんなものにダマされでも、それはじぶんの不徳の致すところと思ってあやまるのが「うかりしぐさ」。
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江戸のしぐさがかっこいいと思えるところがいくつもあり、真似できるところは真似していきたいと思いました。