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さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生 みんなのレビュー
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紙の本
潔さとは?
2006/11/25 22:34
13人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゃい - この投稿者のレビュー一覧を見る
麻原彰晃の判決が確定した際に、被害者遺族はなにも語られることなく、この裁判が終わってしまうことを残念に思うとを語っていた。私はこの言葉がいまいち理解できず、延々と長引くことなく判決が出たことに、良かったのではと思っていた。この本を読み、初めてこの被害者遺族の言葉をすこし理解することができた気がする。なぜこんなことが起きてしまったのかを知りたい。
著者は学生時代からの親友である豊田が、なぜサリン事件の実行犯となってしまったのかを、「7つの明らかにしたい問い」への答えを探すという方法で解き明かそうとしていく。7つの問いは「なぜ、人々はオウムや麻原彰晃に心酔したのか」など、だれしも疑問に思うことである。それらに著者および親友である豊田がかつて学んだ物理学、科学というものをもとに、できる限り客観的な視点で解明していこうとする。
豊田という人物は、黙って自分の行なった過ちの責任をとろうとしている。だがそれでは何もかわらないのだということ。過ちを認識しているからこそ、なぜこの様な犯罪を起こしてしまったのか、公の場所で論議されなけらばならない。嫌なものに目を背け、早めに結論をだしていては、再犯を防げない。原因を明らかにし、防止する仕組みづくりをみんなで考えなければいけないというこなのだ。そうでなければ、いつまた同じような犯罪が起こるかもしれないということ。
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