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アヒルと鴨のコインロッカー みんなのレビュー
- 伊坂 幸太郎 (著)
- 税込価格:748円(6pt)
- 出版社:東京創元社
- 発売日:2006/12/22
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紙の本
わたしにはわかりません。
2008/11/23 18:35
6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎 創元推理文庫
この本に関する各種書評を読みました。どれも好評だったのですが、5日間かけて読み終えてみて、どうもわたしにはあわなかったようです。
物語の底流にはダライ・ラマのチベット仏教が流れています。登場人物のひとりがブータン人なのですが、チベット仏教の領域なのでしょう、人は死んでも生まれ変わる。自分のしあわせではなく自分以外の人たちのしあわせを祈るということがチベット仏教の特長です。
登場人物は椎名君(大学生)、河崎君(女好き)、ドルジ(ブータン人)、琴美(ペットショップ店員)です。同著者「ゴールデンスランバー」同様に複数の時を隔てた記述が繰り返されていきます。時間移動です。「海辺のカフカ」村上春樹著でもみられた手法ですが、この手法では、事実のズレが続くと文章の塊(かたまり)が分解する危険性をはらんでいます。
動物を虐待する話しは奇異ではありますが、次を読ませる魅力には富んでいます。50ページを過ぎて、この物語の企画の発想の起点はどこにあるのだろうかと考えるようになりました。アパート101号室の住人と章「2年前1」がつながっていることに気づきました。
推理小説によくある殺人事件は、この作品の場合、いつ起こるのだろうか。動きがない。書店で広辞苑を強盗するという設定は奇異です。現在と2年前を比較することに何の意味があるのだろう。アヒルがドルジで、鴨が琴美だろうか。(違っていました。)人ではなく動物を虐待する、お金ではなく本を盗むという設定は変です。強盗したときの様子も不明です。
ラストまで読んで、経過については、そういうことかと納得しました。だけど、コインロッカーの意味はわかりません。
紙の本
映画も素晴らしい
2024/02/29 19:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビューにおいて安易に使っていいような言葉ではないかもしれないが、おしゃれな小説だなという感想。これが伊坂節なのだろうか。小説も素晴らしいが、映画は原作を上回るといってもよいかもしれない。
紙の本
過去と現在を駆け巡るストーリーにどんどんはまっていく!
2019/06/13 18:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:@rikkha - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊坂幸太郎のファンであればぜひ!と言われ読み始めた「アヒルと鴨のコインロッカー」。大学入学したばかりの椎名の強盗をする回想シーンから始まる物語。
そこから過去と現在を駆け巡るストーリーにどっぷりはまっていった。
初めて過去と現在にどのような交差点があるかわからないものの、途中から絡まった紐が解かれていくような体験ができた。
河崎、琴美、ドルジの3人を中心とした過去のある事件や出来事である物語に現在の椎名が飛び込んでいる様がはまってしまう。
個人的には河崎の雰囲気は子供っぽいながらも男気を感じ、好印象。
過去と現在の繰り返しなので、個人的には電子書籍よりも紙で読んだほうがいい作品だと思う。
紙の本
変な題名・・・
2017/01/16 00:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かない - この投稿者のレビュー一覧を見る
このタイトル、どんな意味があるのかと思いますが、ちゃんと意味があるんですね。
過去と現在、2つの物語が進行して、つながってくるあたりは流石です。
紙の本
ちょっと弱いかな
2016/12/29 11:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kissho - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在と2年前が同時進行の形で物語が進みます。2つ(もしくは複数)の視点で語られるというのは、叙述ミステリーの常套手段の一つだと分かっていても、やっぱり騙されました。ただ、一番キーの部分では騙されましたが(それが作者の狙いだろうけど)、冒頭の広辞苑強盗の真相はそれほどの衝撃はなかったですね。広辞苑強盗なんて、当然裏があると誰もが思うはずで、物語としてはここが最大のキーでしょう。私的には、その部分も含めて、全体的に(色々な部分で)ひねりが少し弱かったかなと。面白いし、サスペンス味も結構あって、読後感も悪くはないので、良い作品だとは思います。
紙の本
意外性
2015/02/17 19:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らりよん - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。
登場人物は魅力的で親しみをもてる人物ばかりだし、使ってみたくなる「名言」も多かった。伏線があったのであろうが結末には驚かされた。
伏線を探すためにもう一度読みたいと思う。