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いきなり宇宙へ連れ出された主人公は、果てるともない暗黒空間を飛び続けたあと、突然、光り輝く巨大な天体を目の当たりにする。そしてその晩、主人公は自殺を決意し…。
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こんなドストエフスキーもありか。何か長くもなく、短くもない短編。なんとも言い難い空気が流れるが、考えさせられる本だと思う。
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本棚でみかけて「なんと!これはドストエフスキーではないか!」と手に取ったんだけど
さっぱりわかりませんでした。
ドスト氏はすきなんだけどな〜
人間関係のごちゃごちゃとかやたら喋るひとたちとか可愛い子供がどうとかそういう面白いの以外は、特に宗教に関しては何言ってるかさっぱりだからなあ
そういえば、「悪霊」とか「未成年」とか読みはぐったままだけどいつ読めるかな・・
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さくっと読める、短編のドストエフスキーだが
やはり、ドストエフスキー独特の文章の流れが熱さにかわりおのずと力が入ってしまう・・・
世の中どうでもいいこと・・・
自殺を決意した主人公だが
時空さえもこえたような夢がさめた後
主人公は伝道することを決める
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論創社からの挿絵入りの綺麗な本です。
最近、露文の絵本化って流行なのかしら??
1877年の作品です。月刊個人雑誌『作家の日記』の中の1編。
未成年(1875年)とカラ兄(1879年)の間に書かれた小編ですが、
いやいやその壮大なこと。
出だしは厭世観蔓延男のグチ(←私これが好き^^;;)が
ドスト節で延々と続き「地下室の手記」状態なんですが、
その夢は・・・SF!タルホと張れますよ〜!!
月着陸の100年前のロシア人の宇宙観とは思えません。
癲癇の発作が見せる夢ですか・・・?
森羅万象を外側から俯瞰するイメージは
「百億の昼と千億の夜」というか「神曲ダイジェスト」というか。
エデンの如きユートピアからディストピアへと転換契機となるのは自分の存在。そして繰り広げられる悪夢・・・って、冷静に読むとこの辺は人類史の縮図。当局を欺くための「夢」設定かあ。
そして夢から醒めて・・・
ドストエフ不スキーの一人歩きしている重厚なイメージで
敬遠されている方がいたら、これはかなりオススメでーす ^^/
訳も新しいし、「っぽさ」はそこここに散見されるのに、
とっつきやすいですヨ☆
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縋り付いてくる哀れな女の子のために立ち止まりすらしない、社会性のない自殺志願者が、妙な夢を見て、メサイアコンプレックスに取り憑かれ、社会性のない伝道者になる話。
ロシアには、正常な理性を失った人を聖人と呼んで、共同体全体で面倒を見る伝統があったけれど、その聖人の心の中で何が起きたかについての短編小説…なのかなぁ。
ドストエフスキーがどんなつもりだったのかはわからないけれど、もしかしたら、解説で訳者が言っているように、この主人公はドストエフスキー自身なのかもね。発表当時に、この小説の作者が病人扱いされたのは、無理もないことだと思う。
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短編ってこんなに短いものなのか。あっという間に読めて驚いた。ドストエフスキーは凄い。他に気を取られる隙がないほどあれよあれよと読ませられる。理解や読解なんかは置いておき、とにかく読ませられる。非常に面白い。感情や文が体に染み込むことが真っ当で、どう面白いのか、何に感銘を受けたのか、書かれていることは何なのかといったことを考えなくても良い安心感みたいなものがある。