紙の本
自然の中で謙虚に生きる
2009/08/20 01:19
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:春子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
真民さんの詩に、テンジンの人類初のエベレスト登頂についてのものがあります
父親としてのテンジン
小さな青鉛筆を
エヴェレストの頂上に埋めるテンジンよ
ああ
妻につながる
子につながる
あなたの心のあたたかさよ
”お父さんを大目に見て下さるように
雪の上の宮殿にお父さんをさらってしまわないように
わたしの代わりに
この贈りものを差し上げてちょうだい”
あなたは頂上で勝利に酔うどころか
謙遜な気持ちで
こうした子のこえを聞く
母親や妻の祈るこえを聞く
あなたは仏教徒らしい敬虔さで
キャンディを山の母なる女神に供える
貧しいシェルパの子のまことを捧げて
オン・マニ・ペーメー・フン と
地球の屋根の上で唱える
***
(オン・マニ・ペーメー・フンは観世音菩薩の宝号)
真民さんの詩はどうしてこんなに深いのでしょう。
金子みすゞ
相田みつを
佐治晴夫
岩男潔
みな、宇宙の深いところから何ものかを語りかけて来ます。
金子みすゞ、相田みつをは詩人ですが、佐治晴夫先生は天文学者です。宇宙のことを散文で書いていますが中味は詩です。最後の岩男潔は「不落樽号の旅」という小説を書いていますが、これも真民さんに通ずる何ものかがあります。真民さんの宇宙と4人の宇宙、どれも折りにふれ、触れたい世界です。
紙の本
一日一日
2019/05/17 20:31
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投稿者:むーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎朝、仕事に行く前に読み、寝る前に読んでます。仕事中は忘れていても、読んでふと我に帰ると大切なことを思い出させてくれます。気づくと言うより、昔親や祖父母、地域の人達から教えてもらったことを。
紙の本
今日も明日も頑張れそう
2024/01/20 19:20
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投稿者:本屋ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベッドの横などに置いて、毎日一話読むようにしてます。短い話ですが、なるほど!と思ったり、明日も頑張るぞ!という鋭い話が満載で、心が穏やかになる本です。持ちやすいサイズで重宝してます。
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2010/1苦しいときに助けてくれる友が送付してくれた。時々見ている。ときどきいいことが書いてある。こころの底まで響くかというとどうだろう。
こころの中に少しでもポジティブな欠片があれば、心に響くのだろうが、そうでないと、なかなかむずかしい。
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坂村真民さんの『坂村真民一日一言』(致知出版社)を購入。坂村さんといえば『念ずれば花ひらく』で知られる、熊本県出身の詩人である。残念ながら2年前に亡くなられてしまったが、坂村さんの言葉は、今もなお、たくさんの人の心に、深く刻み込まれているに違いない。
そんな坂村真民の一日一言集からひとつ、僕の好きな詩を紹介したい。
★
『生きているからには』
生きているからには
しょぼしょぼとした
目なんかせず
生き生きした
魚の目のように
いつも光っていようではないか
生きているからには
くよくよした
泣きごとなんか言わず
春の鳥のように
空に向かって
明るい歌をうたおうではないか
生きているからには
できるだけ世のため人のため
体を使い
あの世へ行った時
後悔しないように
発奮努力しようではないか
★
坂村さんの言葉を読むとほっとする。「優しくもあり、厳しくもある、いいおじいちゃん」というのが、僕の坂村さん像だ。難しいことは言わない。ただ、そっと、分かりやすい言葉で語りかけてくれるような方だったのではないかしらんと、勝手に想像してみる。
なにかと忙しい毎日。ふと、生きるってなんだろうと思ったとき。坂村真民さんの言葉が力をくれると思う。坂村さんの言葉には、人間が人間らしく生きるための純粋さが溢れているからだ。
人間は元来、優しい生き物だ。僕はそう、思っている。
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坂村真民さんの詩集から集めた365の詩。
ちょうど先日読んだ、代々木さんの本の中に書かれていた足の裏に感謝をしようという話がここにもでていて、なにか縁のようなものを感じた。
あたまがさきではなく、まず足だ。
知足とは足るを知るのではなく、足を知る。
あしを大切にしろということか。
ぱーっとまずは流し読みで全体のイメージをつかんだだけなので、これから一日一日一つの詩に触れて消化してみようと思う。
多くの気づきがある。
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詩集じゃないんだけど…
詩集なんて初めて読んだ。
心が温かくなりました。
秋の夜に涼しくもすっきり温かく。
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インターネットで何かの言葉を読んで感銘を受け、本書を読んでみたが、宗教色が思ったよりも強く長い言葉が多かったり、「しんみんよ」と自分に言い聞かせているような言葉が多くあったこともあり、あまり合わなかった。
今はもっとシンプルで、普遍的な言葉を求めているのだと思う。
また違う時に読んでみると違った感情が湧く気がするので、手放さずにとっておこうと思う。
ただ、たびたび登場した「足の裏」など、いくつか印象に残る言葉もあったので、収穫はあった。引用しておく。
レビュー全文
http://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/blog-entry-477.html
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”「念ずれば花ひらく」の坂村真民さんの言葉。
他へのやさしさと、己への厳しさ。
<キーフレーズ>
・1月4日 生きるのだ
・2月27日 本もの ※足からきた悟りが/本ものである
・3月3日 八字十音 ※字には言霊があり、視覚からくる霊力がある。 音感の不思議
・4月14日 ★足の裏的な人間になれ
・4月15日 足の裏から光が出る
・5月21日 朴(ほお)の木
・7月16日 ★自分の花
・8月2日 初光吸引
・9月19日 ユニテ(一致)
・11月7日 絆を断つ
・12月13日 わたしの道
<きっかけ>
人間塾 2016年1月の課題図書として。”
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「気合いは迫力」
すべての詩に迫力がある。
私も仕事の中で迫力を感じられるよう、真剣に気合を入れて取り組みたい。