紙の本
冒険少年
2007/01/06 15:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
古き良き冒険小説・少年の成長物語という感じ
雰囲気もよく全体的に面白いとは思いますが、ラストでいきなり主役交代したのと神話・伝承を一纏めにするネタがありがちだったのが勿体無い
もう少ししっかりした独自性が出せていれば良かったんですが、世界観や時代背景も似非ファンタジーっぽくなってしまっていて分かりにくい
もっと骨格をがっちり作って欲しかったです
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少年の成長。少女の心の変化。
それらが巧みに描かれています。
会話も面白い。読んでいて楽しいです。
壮大なストーリー内容も良いのですが、
やはり文章の上手な作家さんの作品は、読んでいて気持ちいいです。
物語に自然と引き込まれます。
最後も綺麗にまとめられていて。読後感も良いです。
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兵藤は意外と嫌いじゃない。
「その風貌にふさわしい、涼しげな声」をもつ優男、張が意外にも副頭目だ、というあたりを突っ込んでみたくなる(いや頭目劉とのコンビで考えると王道な気はするけどね!
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結構めずらしい舞台設定ではないかと。戦時中のモンゴルだし。
お話は遺跡関連だし。
父に呼ばれてやってきたモンゴル。しかしそこで父はある者に殺され、「珠」を勝太郎に託した。父が世話になった遊牧民のゲルまで辿り着いた勝太郎は娘のサランと軍までそれを届けに行くが、どうやらその軍も味方ではないようで・・・。
そんなとき出会った遊牧民の一派と旅を共にすることに。
基本少年少女の成長物語的な感じかなぁ~。自分的にはそんなにツボではなかったけど・・・。竜とかそういうのが出てくる系のお話です。
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少年主人公の冒険譚。
突然の父との別れ、曙光に交わされた約束。少年は父との約束を守るために”笑う”。
自分が原因で兄を亡くしてしまった遊牧民の少女。笑えなくなった少女は少年に問う、「どうして笑っていられるの───?」
(;Д;)
境遇は違えど、同じように肉親を亡くした少年と少女の違いに心が揺さぶられます。そして少年と旅を続けるにつれ、目に見えて元気になっていく少女が大変愛らしい。え、最後はこの二人くっつくんだよね?そうだよね?後日譚はどこで読めますかー!?アンソロジー買うしかないのですかー!!?
+忘れちゃいけないのが、少年が”入隊”することになる馬賊。くっ、イイ男を書かせたら間違いないな!この人は…!私の好みはやっぱり副頭目の張のわけですが。えぇ、最初のキャラ紹介口絵を見たときから決めていましたとも、俺の嫁…!もとい、夫。