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紙の本
しんじさんの感じたキューバを感じる
2007/02/12 22:03
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
長野県松本市からキューバへ飛行機で飛ぶ。
冬から夏へ。
しんじさんと園子さんの二人旅だ。
2006年3月22日から4月16日までの出発から
帰ってくるまでのあんなことこんなこと、
出会った人や犬から、食べたものや、泊まったホテルの様子など、
しんじさんの感じたままのキューバがつづられる。
なんと言っても愉快なのはしんじさんの手にかかると、
キューバの猫であろうが、
「おっ、なんかくれまんのか」
「へ、それくらい、最初からわかってましたんや」と関西弁になってしまうところ。
そして犬や猫や馬など、動物の写真ばかり登場するのも彼らしい。
毎度のことながらレストランでオーダーするサラダは
場所が違えど、いつ切っておいたかわからない乾いた千切りキャベツの周囲に
キュウリのトマトが並べられている。
「いいかげん気づけばよかったのですが」と、このサラダの事実を受け入れる。
これこそ忘れられないキューバの味となるだろうなァ〜と読みながらしみじみ思う。
遠くや近くの楽器の音が何かしら聞こえてくるキューバの町並。
読み進むうちに、本からラムや葉巻を香りを吸い込んで、
私もしんじさんの感じたキューバを感じていた。
あと、同行の園子さんにカリビアンシーでカクテルプハーをさせてあげたい一心で、
あれこれ心を砕くしんじさんがなんともいいなぁと思った。
「いつのまにか無事に遠足が終了している」
日記はこう締めくくられていた。
しんじさんにとってはキューバの旅行も遠足の一つなのだ。
スケールが大きいとは、まさにこのこと。
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