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絵本

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紙の本

【読みきかせ・幼児~小低】楽しかった1年を振り返る時季にぴったりの絵本。ごく短い詩で展開していくページに、夢のように明るく心はずむ季節の思い出が記録されています。

2009/12/07 15:28

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 12月の声を聞き、もう間もなくクリスマスなので盛り上げていかなくては……という時季になりました。最近務めた「おはなし会」で、最初に読む本としていいのではないかと選択してみた一冊です。
 四季それぞれに象徴的なものが描かれているのですが、読み終えたとき、「もうすぐ今年が終わりだね。どういう楽しいことがあったのか、いろいろ思い出してみてね」と声をかけ、そこから先、冬じたくやクリスマスなどの絵本のプログラムに導入していくのに、とても良い雰囲気作りができました。きれいな絵に見入った子どもたちが、どっぷりとお話の世界に入り込み、その世界の一時的な住人になってしまったことが手に取るように分かり、絵本の効果の高さに驚かされました。

 驚きはもう一つありました。明るくファンタジックな色や絵柄で、ベテラン絵本作家として活躍しつづける渡辺有一さんの作品ですが、「渡辺さんが詩的な絵、音楽が聞こえてくるような絵を描くことはよく知っていたけれども、こんな詩人だったのか……」と思い知らされました。
 文は次のように展開していきます。
第1見開き「これ なあに?/これはね、」
第2見開き「ほわほわと まう」
第3見開き・右ページ「さくらの/はなびら。」
第3見開き・左ページ「これ なあに?/これはね、」
第4見開き「あめの あとの/みずたまりの」
第5見開き・右ページ「にじ。」
第5見開き・左ページ「これ なあに?/これはね、」
第6見開き「ひゅるひゅる/どーん!/どーん!」
第7見開き「うちあげ/はなび。」
 本当にちょっぴりずつの言葉なので、ただすらすら読んでいけばすぐに終えてしまうはずの本です。しかし、読み終えるのに、ものすごく時間がかかりました。ものすごく時間をかけたということでもあります。

「さくらの はなびら」という答えを引き出すまでに、春らんまんの頃、桜の木の下で桜ふぶきを浴びたときの情景を思い浮かべ、「これ なあに?」「これはね、」「ほわほわと まう」という言葉をゆっくりかみしめながら発音します。そして、じいっと絵を見ている子どもたちが、そこに描かれているものを眺め、確認して、「もうページをめくっても、いいよ」という表情になるのを待ちます。
 小さな子どもにとっては、過ぎ去ったことを思い出すというのは「まだできないこと」ではありますが、それでも「桜」や「雨」「水たまり」「虹」といったキーワードで、小さな心のなかに化学変化が起こるのを待ちました。
 第7見開きの華やかな花火が見開きいっぱいに広がるページでは、「はあ」という、見とれてため息をつくような空気が伝わってきて、なかなかページをめくることができなくなりました。それは、第10見開きの「よるの うみの/くじらの しおふき。」という場面でも同様でした。そして、「きらきら/ひかる/もみのきの」というクリスマス・ツリーのクローズアップの場面でもそうでした。
 絵本のなかには、無限の時間が閉じ込められているのだなあと感激しながら、丁寧にページをめくっていきました。

 結びは、「春が来る前に北国に帰る雪だるまの落としもの」が表現されているのですが、この最後がまたしゃれているので好きになりました。「そうか。雪だるまは、春になる前に北国に帰っていく。だからいなくなってしまうのか」という気にさせられました。

 人間の子どもは登場しません。ちょうちょやねこの子、ペンギンの子、カエルの子、小鳥などがガイド役で風物詩を案内してくれます。そういう設定がファンタジックな雰囲気を高めるのに役立っています。そして、そのファンタジー味が一番象徴的なのは、前後の見返し(表紙をめくってすぐのところ)ページです。天の川のような四層の流れが重なっています。これが、桜の花びら、夏の星、枯れ葉、雪の乱舞になっています。

 四季を一冊に取り込む企画は、いくつかの絵本にあります。しかし、とりあえず四季を追ってみただけで終わってしまう中途半端なものも少なくありません。その点、この絵本は、過ぎた一年を夢見るように振り返る詩的要素・幻想的要素がふんだんで、いつもと少し違うおはなし会の雰囲気作りにも、良い夢が見られるようにと寝る前の読みきかせにも良いと思います。

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2008/02/14 15:49

投稿元:ブクログ

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