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“「退部届」と書かれてあった。
「これ。誰がっ?」
幸宏は驚いて左右を見回す。井筒や天ヶ崎、九重も同じ反応をしていた。五人の中でただ一人、刈谷だけが封筒をじっと睨みつけたまま黙っている。
「こなっちゃん先生!何ですか、これ!?ていうか、こんなイタズラするなんて、悪趣味だわ!」
九重が腕を振り上げて叫んだ。あなたが言いますか?と幸宏はツッコみたかったが、今はそれどころではない。小夏を見ると、彼女は黙ったまま刈谷の方を向いた。
「それは、三枝のものだ。恐らくな。そして、冗談でもイタズラでもないぞ」”
天才ラインメーカーが階段を駆ける理由とは。
三枝くんのあの毒舌とそっけなさはテレからでしたか。意外。
“結果は、ようするに俺の負けだった。理論上、何も間違ってはいなかったはずだ。たまたま運が悪かったんだ。それなのに、偉そうにしやがる。とくに九重とかいう小学生みたいな二年生。これが酷かった。自分は何もしてないくせに、一番偉そうにしていやがった。死ね。
あと、「雷の女神」を間近で見た。確かに美人といえば美人だ。馬鹿連中がワイワイ騒いでいるのも分からなくはない。でも、趣味じゃあない。「炎の女神」の方が美人だ。
マップ作りもやるしかないか。面倒だな。
階段を駆け上がるのは、意外と気持ち良かった。”
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2学期が始まった、と思ったら、まさかの人から
まさかの退部届!?
どうしてこうなったのか、どうしてそうなったのか。
子供のころからの日記大公開、になってますが
ひねくれた子供だったようで…という内容。
彼の感情も気になりますが、それよりも主人公の同級生の
彼のその後が!!
人間違いしたその後、が出ています(笑)
否定、というか、誤解を解消しなかったせいで
ものすごい事になってます。
ご愁傷さまです。
いやしかし、この母親すごい…。
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最終的に謝らなくていいのかしら。
どんな理由があろうと言っちゃいけないことはあると思うのだけど。
言ってしまったものは仕方ないから、あとは謝るしかないと思うのだけど。