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購入者:会長(2007.2.9)貸出:藤本(2007.2.9)綿矢りさのサインにつられて会長が買いました。やはりおじさんには少し若すぎます。20代の人が読んだほうがいいのでは・・・。返却(2007.2.19)
貸出:滝口
作家綿矢りささんの実家、ご近所凄い作品感動しまいた。(007.4.17)
貸出:中山(2007.4.17)
人に何かを与えるということは自己犠牲が必要であり、その典型的な例が芸能人である。虚像と現実の間で揺れ動く少女の物語です。女性作家であるためか、登場人物に感情移入はできずに読み終わってしまいました。
貸出:.山田(2007.5.22)「蹴りたい背中」も読みましたが、物語に浮き沈みなく淡々と物語が進んでいきます。長い物語の割には、エンディングを粗末にする小説も多いですが、これは半分近くがクライマックス〜エンディング。自分的には女性の小説家が合う。描写が細かく丁寧。映画やドラマと違って、演出は文章だけにかかっているので、どれだけ丁寧に風景や小さな感情の揺れも逃がさず文章にしていくかで人物像や物語に深みが出るような気がする。 返却(2007.6.15)
貸出:石丸(2007.6.25)
前読の山田さんと同じく、描写が細かく丁寧、展開も多く、イメージが膨らみ没頭読みが出来、面白かったです。秘密にしてましたが、私も中一の時に芸能プロダクションに所属しておりまして、主人公のような“大人の世界の感覚”を感じたことを思い出しました^m^
貸出:今倉(2007.8.10)
綿矢りささんの作品は以前蹴りたい背中とインストールを読みましたが、他の作家さんに比べて私と年齢が近いせいか、ささいな描写でもすごく共感できてよりリアルに世界を体験できるのが良いです。年を重ねるごとに作品の印象が変わってきてるところも面白いです。これからも同じ年代の作家さんとしてずっと読んでいきたいなあと思ってます。
貸出:佐藤(2008.8/19)(2008.8/20)
「この気持ちわかるわかる!」と思うところが沢山ありました。ただ、題名とはぜんぜん違ってかなりドロドロ系なので軽い気持ちで読むとびっくりするかもしれません。「夢を与える」本当の意味がわかった時の主人公の気持ちが切ない&やるせないです。
貸出:矢北(2008.11.10)返却:(2008.12.04)
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綿矢りさの芥川賞受賞第一作。発売日に書店で買った。うまいぐあいに三人称を使い、心理描写を行っている。雅言を多用している訳ではないのに、読んでいて本当に綺麗な文体にみえてくる。小説というよりは、一つの芸術作品としてみるのもよいと思う。最後のシーンだけ、個人的には続きをえがいて欲しかった。続きは想像しろってことですかね? 何にせよ読んでいて落ちつく作品だ。
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文壇のアイドルが書いたものとして買い、今日読み終えた。
幼稚園の頃から通販雑誌のモデルを務め、その雑誌を見たCM会社からオファーが来てチーズのCMでデビュー、小中学生の間そのCMのキャラクターをずっと務め、高校合格を機にブレイクした阿部夕子の人生を、生まれる前の両親の関係から辿っていく。
綿矢りさは書く世界の幅が広まったな、と思った。登場人物の内面の描写も含めて。
芸能人が読んだらどんな感想を持つのか興味がある。
疑問点は主人公の芸名と本名が同じ事と、中学生の時レースドライバーになる事を誘われた事。事務所は断るがドライバーになる事に中学生が誘われるのは年齢からして変じゃないか、と思った。
「幼い頃から身内にはスター扱いされ、いつも流行りの服を着せてもらって、仕事場ではちやほやしてくれる大人に囲まれて、夕子はわがままな、うぬぼれの強い、こましゃくれた子に育つだろうと周りの人々は予想していた。しかし夕子の伸びやかな心と身体は誰を見下すこともなく、自分を特別だと勘違いすることもなかった」
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文章がうまかったのですんなりと物語にもはいっていける。楽しいとかそういう話じゃなくて、ほんとに、現実の話だった。おもしろかった。
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綿矢さんの前2作は遥か昔に読んでいるけど、本を読み進めてきた今だからやっと分かるこの文体の美しさ。
ないよう云々の前に文字の舞に恋をしていました(?)
ストーリーは今までと全く違って、もんっっのすごい重たかった。
読み進めていく中で微妙なタイトルに思えていた『夢を与える』という言葉が頭の中で響いてきて、もう、圧巻でしたね。
小説にこれを求めてはいけないと思いながらも続きが気になります。ゆうちゃんは生きているのかな?
『私の肌は他の女の子よりも早く老けるだろう』
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綿矢りさの久し振りの新作。
一見ありがちなストーリーかと思いきや、やっぱり独特の世界観があった。
最初のストーリーからこんなふうにつながるなんて。
世の中の表と裏が明確に表れてて、飲み込まれていった。
やっぱり、文章にセンスがある。尊敬。
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う〜ん。。。始まりからの話しの流れやタイトルの意味とかはなるほどと思ったけど、物語全体を読み進めるのが大変だった。私は前2作のが好きかも・・・
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綿矢さんの凄いところは、違和感なく初めから読める文章力だと思います。けっして夢物語で終わらない現実と、芸能界という夢ビジネスを淡々と書いている作品。大人のエゴ世界で、生きるため本当に学ぶべきことを教えられず育つヒロインの幼さが印象的。
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読み終わり→2/24
綿矢りさの最新刊!結構待ってたよ。
カテゴリは恋愛になっているけど、主人公の生まれる前から少し大人になるまで、って感じ。綿矢りさは長編もいけるな、と思った。こんな感じの小説好きだよ。読みやすくて、すららっと読めた。買った日に半分読んで、それからは学校の休み時間つかってちょこちょこ読んでたのよねー。
私じゃ絶対にない人生だから、人事的に読めて共感はあまりなかったけど、やっぱり面白かった。
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久々の綿矢りさの新刊。読んでみたけど前ほど面白くなかったなあ。だって主人公が芸能界になじむことなく育ったって感じだったのに急に頭わるくなるからさー。成長過程を描く上で芸能界の仕事のあれこれを書かなきゃならなかったと思うけど、ただ状況説明だけで主人公がなんであの結末に向かってったのかよくわからなかった(読解力が足りないのかもしれないけど)。期待していたほどの山場がなかった。救いがありそうで全て裏切られたところは清々しくも感じたけど・・・。でも途中にあった多摩とのくだりは好きです。
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さすがといいたくなるような話の流れでした。
なんとなく最初からおわりは分かるような雰囲気を漂わせるゆーちゃんは
だからこそ魅力的なんだなと思う。
すごく哀しくて切ない物語だけど
現実にはこんな事いくらでもあるんだろう…。
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日本人の母とフランス人の父との間に生まれた夕子。小さい時からモデルで活躍するも、一人の男性との出会いから私生活が狂いだし、そしてすべてを失ってしまう。
悲しいけれど、こうして崩れていく女の子っていると思うな。どうして、どうしようもない野郎に十代の女の子はあこがれるのだろう
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内容は結構重くって、こんな人生歩みたくないって思う
でも、不思議と読みやすくサラサラとすぐに読み終わってしまった。
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かな〜り期待が高かっただけに、もうひとつ、いやもう二つ三つ。。。
序盤から中盤にかけては、おおーっサスガ綿矢りさ!!って感じで
独特の表現力に魅了されていたんやけれど、正晃が出てきたあたりから、
ちょっともう痛すぎて、正直読んでられんっていうんが正直な感想。
をかし(おもむき)のない痛さは、ただ痛いだけ。
綿矢りさって不器用なんやと思う、身を削って書いているような気がするから。
ゆえに太宰と並べられる所以なんやろうけど。
そこもまた魅力のひとつであることは確かやと思う。
好き嫌いは分かれる作家やろうなあ。。。
次回作に、期待こめて。。。
「夕子は抱きかかえられた楽屋に連れていかれた。撮影中断は多くの人を待たせる。分かっているけれど気分が落ちて楽屋から出てこられない。突然悲しくなる。テンションは下がるのではなく、この頃は墜落する。」
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小学校1年生でメジャーデビューした女の子の栄光と挫折の物語。何なの、これ?つまんないなぁ。主人公、痛すぎ。読みやすい文体だけが取り柄の駄作。作者自身がネットでアイコラされたりしたのがトラウマになってるのかもしれんが、がっかりだよ。