サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

ラーメンひと図鑑 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価5.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

人それぞれ、ラーメンには思い出の湯気が立ち上っている。

2007/01/28 20:03

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 九州ラーメン研究会代表の原 達郎氏が書き溜めた、ラーメンと人にまつわるドラマが詰まった一冊である。
 近年、ラーメンといえばエリアごとにガイドブックまでが出版され、外食における市民権を確立したのは喜ばしいことだが、「うまい、マズイ」の評価にさらされるという弊害が生じたのも確かである。この本はそういった「うまい、マズイ」という評価をするためのものではなく、醤油、味噌、豚骨の区別無く、日本人ならば誰もがすすったことのあるラーメンドラマのエキスである。
 筆者の原 達郎氏は九州ラーメン研究会代表という肩書きの通り福岡在住の方であり、そのために九州地区のラーメンの話題が多くなるのは致し方ない。
 しかし、全国に博多ラーメン、豚骨ラーメンの店が進出した割には九州地区のラーメン情報、特にラーメン店の主人の個性が伝えられるということはなく、地道な取材から滲み出た人間味あふれる九州エリアのラーメン情報が綴られた本書は食べ逃すと損だと思う。
 作家・漫画家、芸能人・スポーツマン、政治家・経済人、文化人・宇宙飛行士、やんごとなき方々、つくる人に分類された一冊であるが、そのつくる人のところに原 氏の人間性と人間観察力という持ち味が生きている。巷のラーメンブックではどうしても有名人ご贔屓のラーメン店が主力になりがちであるが、庶民の楽しみであったラーメンを庶民に供してきた人々の話はまさにコクがあってこれぞラーメン話と思わせる。
 また、やんごとなき方々に登場する朱 舜水、聖一国師の件などはラーメンの歴史、年越しそばの起源にも触れることができ、トリビアものだと思うがいかがだろうか。
 原 達郎氏は本書のほかに『九州ラーメン物語』『久留米ラーメン物語』という著作があるが、併読されると日本人にとってのラーメンとはなんぞや、と考えさせられる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。