紙の本
なかなか「しあわせに暮らしました(完)」とはいかない人々
2007/02/06 12:31
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
行きつけのスーパーの子供用品売り場に隣接した書籍コーナーの少女漫画の棚で、堂々と全巻平積みになっているのを見かけたのが、このシリーズとのとの出会いでした。
ずいぶん売れているようだけれど一体どんな作品なのだろうと、ちょっと買って読んでみたら、実に驚愕の内容だったのですが…そのままハマり、新刊が出るたびに購読しつつ、今日に至ります。
「ロマンチカ」篇の主人公である、美咲とウサギさん(宇佐見秋彦)をはじめ、実の親との縁が薄いなど、過去に何らかの深刻な喪失を体験している青年たちが、出会うべくして出会い、お互いをかけがえなく思う気持ちを育てながら、一緒に暮らしていくという物語なのですが、全編、強烈なギャグや独特の暖かみに包み込まれているためか、この種の深いトラウマがベースになっているお話にはありがちな暗く湿った印象を全く感じさせない、希有な作品であると思います。
今回も、木彫りの四本鮭熊(北海道産の例のオブジェが異様な方向にパワーアップした土産品)の登場に、心の底からやられました。
このお話では、せっかくうまくいきかけているカップルの間に、強烈な妨害者が割り込み、これでもかというほど引っかき回していくという展開がお約束となっているようです。
ウサギさんと美咲の間には、美咲の兄である孝浩、出版社専務の井坂、ウサギさんの兄、美咲の先輩である角など、すでにお腹いっぱいになるほどのお邪魔キャラが挟まっているにもかかわらず、今回は新たにウサギさんの父親まで現れて、二人の間に余計な波乱を巻き起こします。この妨害の多さは、おそらくはウサギさんという人物の持つ業の深さそのものに比例しているのだと思うのですが、彼の謎めいた過去の経緯は、今回もはっきりとは語られず、次に持ち越された形になりました。まだまだ波乱とともに物語は続いていくのでしょう。
「エゴイスト」篇の上條(ヒロさん)と野分の間にも、野分の病院の先輩だという津森という人物が割り込んできて、ありもしない野分の「不倫」を演出して上條を動揺させたり、これみよがしに自分の立場の優位さを見せつけるなどして、上條をどん底に突き落とします。いつもなら、成層圏よりも高いプライドが邪魔をして、直情径行モードになれない上條ですが、さすがに今回は素直にキレて、津森の脳天に怒りの鉄槌を振り下ろします。その鉄槌が、カカト落としだったのか、手に持っていた野分の黒カバンだったのか、絵を見ただけでは判然としなかったのですが、「ちょっとからかった」だけとは思えない、津森のあからさまな邪念や悪意を思えば、よりダメージの大きいワザであったことを願いたい気持ちです。鬱陶しいし、他にもキャラのかぶったような人が何人もいることですから、彼はできれば小児科で気絶したまま永久に引っ込んでおいてもらいたいところです。
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投稿者:セラディア - この投稿者のレビュー一覧を見る
マジでヤバイです
ちなみに腐男子
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相変わらずハイテンションで。
ウサミサかぽーは可愛い。
こいつらずっといちゃついてたらいいのに!!
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色んな意味でターニングポイントを迎えた巻でしたね。世間的にとか、社会的立場とか、それぞれ抱えているものがあるけれど、どうか、どうか、皆が幸せであるように。いちばん大切な人と、穏やかな日々を過ごすことができますように……。
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宇佐美家が続々と!
クマ盛りだくさんです。
とうとう、美咲がウサギさんに
「好き」と言います♪
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末広がりの8巻目。ラブさはもちろんなのですが、これまでよりも、より『こころのつながり』に焦点がしぼられていたように思いました。ウサギさんが一生懸命で可愛いです。シチュエーションに合った台詞に、心を揺さぶられます。(2007/3/26)
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この巻をみんなが待っていたと言っても過言ではないです!とうとう美咲がやります!雑誌で読んでいたので知っていましたが、もう感動です!同時収録に「純情エゴイスト」大量書き下ろし。野分が浮気!?
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棺桶までもってく!!!
もー美咲が可愛くて仕方が無い。
エゴイストもテロリストも全部好き!!!
ただ最近ちょっとスピード感が無くなってきたかなーと。
ロマンチカが行き詰ってる気がする。
同じ話を繰り返してる感じ。
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このシリーズ一番の目当てはロマンチカではなくエゴイストです。野分とヒロさんがすごい好きで好きで!ツボ過ぎるんだこの二人!特にヒロさんの性格が好き。順位をつけるなら、エゴイスト→テロリスト→ロマンチカ。表題作は一番興味がない(爆)
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ものごっつ、BLマンガですm(__)m
この春からアニメ放送が始まりまして、ついうっかり見てしまって、うっかりはまってしまいました。
で、大人買いww
「ロマンチカ」と「エゴイスト」と「テロリスト」と3組のカップルがいて、それぞれが右往左往していくわけです。
でもって、それぞれがなんだか切ない。
そうだねぇ、男女と違って、落ち着くというか、着地点がはっきりしていないって部分の描き方が上手いんだな。
あと、乙女の萌えな部分がww
はい、スーツいいですね。ネクタイかっちょいいです。メガネは重要アイテムです。などなど、普遍的な部分へのアプローチが上手い。
と、身長差のところとか…ってこれは普遍的じゃないかww
私的には、エゴイストチームがツボでした。
Cさん、やっぱ好み似てますね(苦笑)
にしても、人を愛する気持ちは偉大っすね。
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時々おまけ漫画化してしまう(それも可愛いけれど)純情エゴイストのストーリーが進みます。お嫁にいくという言葉が似合う受はヒロさん以上にいないとおもう。ロマンチカも切ないというかウサギさんおめでとうというか結局最後はそこいくのかよというかで萌えるのに忙しい巻←
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超有名小説家(兼ボーイズラブ小説家)の宇佐見秋彦と大学生の高橋美咲は、いつでもどこでもラブラブ…では全くない恋人同士(一応)。「絶対に手放さない。逃げたら多分お前をつかまえて閉じこめてしまう」なんて恐ろしい告白をしてきたくせに、突然「一人暮らし」を勧めてきた宇佐見に動揺する美咲ですが、そんな矢先「宇佐見の父」に偶然出会ってしまい…!?
美咲ついに降参かもなドッキドキ☆ラブレッスン第8巻き。
同時収録は、かなり無謀な描き下ろし『純情エゴイスト』48ページ
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言わなくちゃ伝わらない。
フツーのデートをする二人(フツーを知らないウサギのための体験学習だけどw)
観覧車のシーンは本当にギュンギュンきちゃったよ。あの見開きは反則。
エゴ収録。
野分は内面がかわいいけど、ヒロさんは行動とか目に見える所がすっげーかわいいんだよなぁ。
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再読。観覧車で美咲ちんが「好きだよ」というところで「あぁこれが噂のキュンゴマ・・・」と思った自分は世界一初恋アニメを観たばかりだった
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純エゴのメモ。act.12。
終電逃した先輩を部屋に泊めた野分。あて馬登場?ヒロさんに初めて反抗する野分。