投稿元:
レビューを見る
目次を見ているだけでも、ワクワクしてくる。この章立てであれば400〜600ページの本にしても良いぐらいだ。
しかし、140ページたらづの本であるが、哲学チックな内容を含んでおりかなり新鮮味があった。
○われわれ(人間)とは何か?
○人間界と生物界の違いは?
○文化とは何か?
○生物とは何か?
○宇宙人(アストロバイオロジー)とは何か?
○宇宙とは何か?
○ビックバーン以前は何か?
私の興味のそそる話ばかりだ。
○われわれは、地球の一部
地球上の植物や動物を食べて、私の体が出来ている。
私が死ぬと、体内の水分、血液、骨などは、地球に帰っていく。
また、その水分が、雲となり、雨となり、地下水となり、再び植物や動物の細胞となる。
もしかすると、今私の体の中をめぐっている水分は、ナポレオンが飲んだワインの1滴だったかもしれない。
○宇宙の果てはどうなっているのだろう?
宇宙誕生時、重力が非常に強く、光だって外に出ることが出来ない。
私たちは「光が直進する」という、目に見える形で物事考えているけど、光も外に出れないので宇宙の果ても語れない。
投稿元:
レビューを見る
地球、宇宙の観点から人間を捉えることに挑戦している。
環境問題が果たして本当に問題なのか、今までもずっと環境を変化させながら人間は進歩してきたのだから今の人間が環境を変化させているとしても害と言えるのかは分からないと思う。この環境変化に適応できるように人間がもっと文明を発達させればそれはそれであらたな社会が築けるのではないか。
投稿元:
レビューを見る
こっちはものすごい理系の本。"なぜ人を殺してはいけないか"って小論文書いたときに考えたことに似てる。まだ共感できた。問い自体が成立しない場合はすべてが無効なんだ。それにしても最近ストロマトライトづいている。この短期間にその名を2回も目にすることになるとは!(「てのひらの中の宇宙」にも出てきた)
投稿元:
レビューを見る
タイトルだけ見たら哲学の本かと思ったけれど科学の本だった。そしてわたしが最近「人は死んだらこうなるんじゃないかなぁ」ということがズバリ書いてあって、これって科学的な考え方だったんだと知った。そして人間が今後どうなっていくのかも、だいたい思っていたとおりだった。ただし時期が相当早いみたいなので(もうそこまで迫っている)、本当にやりたいことをさっさとやらなきゃと思った。人間の死後や人間の今後のことを語るなんて宗教のようだが、あくまで科学的見地から語ったもの。この人の本はとてもやさしく解説しているので読みやすい(それでもよくわからないところはあるのだが・汗)。他の本も読んでみようと思った。
投稿元:
レビューを見る
知りたかった地球のことを知れた。
1つの答えを求めるにはそれのまわりを囲んでる全ての情報を蓄える必要があるんだなー。
スケールでかすぎて頭パンク状態で読破。
つまりは 難しかった ってこと。
投稿元:
レビューを見る
著者の意見が書いてある部分は偏見や論理的じゃないことが多かった。
何故意見が飛躍してしまうのだろう?
投稿元:
レビューを見る
哲学人間論と生物学的人間論では違う。
地球システムとは何かというと、構成要素、構成要素間の関係性、駆動力。
文明とは何かといえば、宇宙的視点からは人間圏をつくって生きる生き方と定義できる。
地球もシステムで人間圏もまたシステム。
人間圏が生まれて1万年、かたや生物圏は生まれて20億年。人間なんて、地球システムの中から見たら、ほんのわずか。
投稿元:
レビューを見る
21_21 design sightで展示中の、三宅一生を中心としたREALITY LABを見てきた。
この取り組みが素晴らしかった。
http://www.dezeen.com/2010/10/05/132-5-by-issey-miyake/
展示のなかで、三宅一生がreality labの取り組みを始めようと思い立ったきっかけが、
この本だったと知って、気になって買ってみた。
ここ一年、世の中の現象を捉えるために、
歴史とか哲学、社会科学的な考え方を読んできた。
けどこの本が、地球をシステムとして捉える
科学的な視点を届けてくれた。複雑な数式が解けたような感覚。
それでね、ひとつとっても腑に落ちてしまったことがあったんだ。
嬉しくって電車のなかでにやにやしてたと思う。
よるべのひとつになりますように。
投稿元:
レビューを見る
前情報がなく読み始めたので、最初は哲学者の書いた本なのかと思った。
惑星物理学を学ぶ著者の、わかりやすい世界の話し。
当たり前だけど科学者というのは、基点となる箇所の特定から、ルールをさだめて理論を展開する、それらの厳密性に余念がないのだなと感じた。
私自身は、わかると納得するの違い、わかっていない気がしてきた。
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
われわれとは何か?
文明とは?
環境とは?
生命とは?
宇宙の始まりから人類の運命まで、壮大なスケールの、地球学的人間論。
[ 目次 ]
第1章 われわれはどこから来たのか
第2章 われわれはどこへ行くのか
第3章 地球生命とアストロバイオロジー
第4章 地球環境の歴史
第5章 われわれの宇宙はどうやって生まれたか
あとがきにかえて-「わかる」とはどういうことか
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
投稿元:
レビューを見る
宇宙、生命の誕生、そして未来については深くは触れていない。本書が提示しているのは、人間圏という概念を用いたパラダイム転換だが、それも枠組みを示しただけで、ほんのさわりを紹介した程度。最後の締めも・・・。トピックは面白い。導入的だ。
・農耕牧畜を始めたとき「人間圏」はできた
・フロー型依存人間圏(江戸など)とストック型依存人間圏
・現在の人間圏では地球の時間が10万倍の速さで進む
・太陽が明るくなるから、5億年後には生命は消える
・生命とは何かには答えられない
・宇宙探査で一番難しいのは殺菌
・文明は石灰岩と大理石を使う。海の中の化学反応で豊富に生まれるから。
・地球環境科学・・・100年未満の現象を対象とする学問。
・地球の歴史は汚染の歴史。酸素。塩分。
・シアノバクテリアが薄く層状に群れをなしたのがストロマイトライト。この構造は38億年くらい前の地層に含まれている。
・宇宙が冷え、地球が冷え、「分化」が起きる。
投稿元:
レビューを見る
タイトルからは思いもつかない内容で、人間圏と生物圏の違いと関連、地球・環境との関係、人間とは何か、生物とは何か、と話は広く及ぶ。
所有とレンタルの話、勝ち組と負け組の話は、価値観の問題。人が死んでも、地球の重さは変わらないとのは達観。地球というシステムの中でどう共生するかは考えたい。10万倍のスピードでエネルギーを消費しているのだから。経済を考える上で、エネルギー問題は外せないということ。
しかし、問いの立て方が違うと答えは得られない、というのは確かにそうだよね。
投稿元:
レビューを見る
タイトルの章とその前の章だけ読みました。
それ以外は宇宙とかの話なので、よくわかんないです。
地産地消というか、グローバル化は、止めたほうがイイって、幾つかの理由を並べてました。
まあ、間違ってない気もする。
あと、地球の時間を考えると、進歩のスピードが最近は早過ぎって、言ってて、興味深い。
投稿元:
レビューを見る
重要な本。地球環境システムの研究が必要だが、なされていない。酸素の発生など、環境汚染は物質圏の分化の必然。