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マンネリ。でも何か毎回買ってしまうのは、すでにキャラ小説として読んでるからかな。後は酒飲み描写が好きだから。
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「いつも思うんですけれど、どうして私たちはこういったことを全く知らずに過ごしてしまっているんでしょうね・・・・・」
「文章に残らないからな」
「え」
「資料として存在していないからだ。『記紀』にしてもそうだが、現在俺たちが目にする事ができる資料は、あくまでも最初から、後世の人たちに読ませるために『用意されている』物だ。それが真実であるかどうかというのは、別の次元の話でね。だから俺たちは、それらの資料の文字と文字の間 ─ 隙間を泳いで、歴史の深い海溝に埋もれている『何か』を探し当てなくてはならないと思う」
―本文より―
歴史を紐解く一つの視点。『製鉄』を求めて日本中を蹂躙した大和朝廷。そして、狡猾にして巧緻な朝廷に騙されて、自分たちの土地と財産を奪われた製鉄民たち。さらに朝廷はその事実を隠すために多くの伝承を騙り継ぐ。『物騙り』として、桃太郎の話に出てくる鬼たち。桃太郎は鬼の財宝を強奪する。しかし、桃太郎の話には鬼がなぜ財宝を奪われなければならなかっのかを語っていない。なぜなら、語れないからだ、鬼は何もしなかった。ただ自分たちの土地で生業を営んでいたにすぎない。その鬼たちの財宝を強奪していく桃太郎。この鬼こそ「朝廷に土地を奪われた製鉄民であった」のだ。河童もまた、その流れを汲む被差別民であった。曲解かもしれない。しかし、知っておくべき一つの真実がこの本にある。
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「QED河童伝説」高田崇史:講談社ノベルス
QEDシリーズ最新刊。
今回は河童。
といっても基本的にはこれまでの馬や猿の話と地続きのようですが。
あいあかわらずの蘊蓄を楽しみながら咀嚼しながら読むシリーズ。
読み終えると実際に足を運んでみたくなります。
目指すは遠野…?
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前作と分ける必要があったのだろうか?
潔く1年に1冊としてその分質の高いものを期待したい。
相変わらず歴史ミステリの部分はおもしろく
(多少タタラ出すぎなのではと思わなくもないが)、
現実の事件は地味。
次は九州?
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河童が住むといわれる川で、手首を切り落とされた遺体が発見される。さらに
片腕を切り落とされた別の遺体が川に浮かび、連続殺人事件の様相を呈して
くる。事件の真相が明らかになると同時に、河童に隠された悲しい事実が…。
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遠野の河童であったり、舞台が福島県相馬だったり、東北がピックアップされていたので、親しみやすかったです。
人間の嫌な部分が書かれていて、読後少々落ち込みましたが、その嫌な部分を思い出しただけでも良かったかも。
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河童の時間です。うん、流れるように面白い。
しかしQEDシリィズ読むの久し振りだと思ったら3年振りでした。
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2007/11/07
シリーズの3、4作目くらいまでは面白かったのに…だ、だめだ久しぶりに途中で挫折した。昔に比べると我慢強くなくなった。はー。
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こないだこいつはするりと読めたので。
いつもながらみんな酒豪だなー。。。
んで酒の肴が河童の話ってどうよ(笑)
いつも帰結する先が同じなのは仕方ないってもんですかね。。。
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【河童が住むといわれる川で、手首を切り落とされた遺体が発見される。さらに片腕を切り落とされた別の遺体が川に浮かび、連続殺人事件の様相を呈してくる】
河童の話はなるほど〜な部分もあるけれど、もう少し詰めた話を読みたい。事件が凄惨なので、後味が悪い分マイナス。
御名形が出てくるので個人的には満足。
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“「お姉ちゃんはいいから!
私がつなぎます。
お姉ちゃんは自分のことをしていてください」
「自分のこと?」”
奈々が面白い。
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QEDシリーズ第13弾。
河童なのに、相馬の馬追のお祭りがベースで、何だか???だった。
まぁ、このシリーズにはよくあることなので、よしとしよう。
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QEDシリーズはずっと地元図書館で読んでいたのですが、この本だけ何故かないのです。
で、今回大人買いしたので、まずはこれを読んでみることに。
このシリーズを読み始めたのは、「ベイカー街の怨念」という三冊目に惹かれて。
所詮エセでもシャーロキアン。
で、どーだったかというと、1〜3冊めまでは「………?」という感じ。
今思っても、何で続けて読んだのかは分からないのですが、そのうちタタルさんの解説にハマッて、そうこうしているうちにタタル×奈々にハマり現在に至っております。
河童伝説も、そういう意味では面白かったです。既出の説が多かったので目からうろこが落ちる「えーっ!」はなかったですが、やっぱりもう2回はシリーズ読み返したいなぁ。
ちなみにタタル×奈々は相変わらず進展しません(笑)
それもまた良し!
進展しないのにやきもきして、空回りしている沙織ちゃんもなお良しっ!(笑)
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うわ、一年たってまた借りちゃった…。より理解が深まったってことでいいか…。ハイハイ朝廷あくどいあくどいってところ。
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ミステリーものとしてはイマイチ。
無駄に凝った名字の連続で、把握するのに疲れた(笑)
ただ、末尾にある文献の多さに裏打ちされた内容は、日本の民俗伝承を非常に丁寧に取り上げたもので、ミステリーそっちのけで楽しかった。
「河童」ってそんな解釈ができるのか、と。誰かに教えたくなる。