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「仇討ち制度」に参加することになった7人。誰がどんな役割を持つのか!?
発想自体は面白いのだが、小説家(錫井イサミ)の話を挟み込まない方がスッキリして良い気がする。
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発想が面白いと思う。この小説は、大きく、『檻』の話と、その作家の話、という二つのパートに分かれているのだが、作家の方の話もなかなか面白かったと思う。最後の落ちも、悪くなかった。
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仇討ちのために用意された建物―「檻」。いまここに七人の男女がいる。彼らにはそれぞれ「殺人者」「被害者」「共謀者」「傍観者」「邪魔者」「監視者」それに「探偵」という役割が与えられている。たがいに自分の役割しか知らない。だから誰にも気が許せない。やがて、ひとりが死体で見つかる―――――というお話とある日のある作家の出来事、というよくある二つの話が交互にまたがる構成。そしてこの手の構成特有のラストの展開もよくある展開。あまり真新しいトリックはなかったように見えますが。。。どうでしょうか。。。
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「檻」の設定はおもしろかったけど、小説家の話はなくてもよかったかもって思った。トリックも結末も微妙。
2008.4.17
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関田作品2作目。
前作の「蜜の森の凍える女神」が微妙だったので、この作品もどうしようかなぁ、と思いつつ、登場人物も違うし、設定も面白そうだし・・・
と思って読んだが、小説家である主人公の日常と、主人公の書いていると思われる小説が交互に綴られ、非常に読みにくい。
小説の内容だけで充分なのに、なぜこんな構成にしたんだろう??
しかも、最後の最後にドンデン返しのつもりなんだろうけど、あり得ない事実が明かされ、かなり興ざめ・・・
小説の中にもあったけど、「もう読まない」
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これは読めた。この仕掛けは半分くらい読んだところで読めました。虚構部分と現実部分がどう繋がってくるか、しっかりお見通しですよ~。
(いい気分になったまま読了)……すみません、私の思い上がりでした。
というわけで多くは語りません。そんなにびっくり!というわけじゃないけれど、やられたと感じる作品です。
それはそうと。サンダルの世界のミステリが読みたいです(笑)。
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死刑の是非をめぐって、法のもとでの『仇打ち』制度が導入された。死刑囚と被害者を含む7人が『檻』と呼ばれる建物で三日間を過ごす。7人にはそれぞれ役割が与えられるが、互いに自分の役割しか知らない。誰にも気を許せない状況の中、一人が死体となって発見される。
社会派ハードボイルド作家としてデビューした『錫井』だが、これまでに3冊出版した著書の売れ行きははかばかしくなく、編集者に、ミステリーを書いてみるように勧められる。架空の設定の中で起こる殺人事件のアイデアで、書き始めたのだが・・次々に襲いかかるトラブルに、出版の話も消えかけたとき、作家のとった行動は・・
本書の中に、作家が書いているであろう『ミステリー小説』が、進み具合とともに挟み込まれています。その話はそれで、面白いです。『犯人(殺人事件の被害者の遺族)』はともかく、『探偵』役が誰だか隠されていて、小説の中の小説なので、ライトでした。
で、それを書いている作家の話が、本筋だったんですね。この作家の書く小説が、これが酷い・・干されてもしょうがないかと。でもって、次々に襲いかかる災難。まあ、災難なんだけど、やっぱりあほくさい、でも可哀そうみたいな。とうとうブチ切れた作家が、殺人を犯そうとするわけなんだけど、え!そうくる!作中小説はこの小説家が書いてんじゃなくて、小説家が殺人犯になった後か!と、思わせて、もう一回ひっくり返してくれました。見事、引っ掛かりました。
結局、書いてたミステリーは、やっぱり酷いものだったのがうけました。
余談ですが、『檻』の見取り図が乗ってるんですが、人物名が、苗字はいいんだけど、名前が本筋の人物となってる人がいて(間違いだよね)、何かここに秘密が?と、一生懸命考えてしまった・・
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面白そうな設定にひかれて読みましたが、なんざじゃこれは。
最後の落ちで「おおっ」となる事を期待されてるんでしょうが、全然でしたし、肝心の設定もあまり活かされていない。せっかくクローズドサークルなのに…。
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著者の作品は初めてでしたが、一気読みできる面白さでした。
主人公の作家の物語と、小説内小説とが交互に展開される構成ですが、2つの物語の絡み方が楽しめました。
小説内小説は、少な目なボリュームですが、設定がいいですね。この設定で純粋なクローズドサークルな作品も読んでみたいと思いました。
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可もなく不可もなく。
驚かせる仕掛けはあるが、「檻」の中の登場人物が覚えられなくて苦労した。
「檻」パートが全体的に残念。
もうすこし、緊張感とか恐怖とかの魅力があったら良かったのに。
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過去に大手出版社の新人賞を受賞するも、今はすっかり崖っぷち作家になってしまった錫井が起死回生に推理小説を執筆します。
作中作と錫井が様々なトラブルに巻き込まれる話が交互に進められ、ラストで意外な形で集結します。
仕掛けのアイデアは秀逸ですが、作中作の出来が良くありません。ローカルルールの説明が長くてダレますし、クローズド・サークルでありながら「次は自分が殺されるかもしれない」という緊張感がありません。
また、全員が嘘をつく可能性がありので、理詰めで七人の役割を当てることが出来ないのが残念です。推理小説としてはかなり消化不良でした。
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何より人狼めいた設定が面白く、交互に連なる作中作と作者パートで飽きさせない構成。ただミステリ的な仕掛けとしては、うーん、もう一捻り欲しかったような。文庫だったら気軽に勧めるんだけど。
折原一っぽい、という感想を見て腑落ち。既視感はそのせいか〜。