紙の本
妖しい雰囲気
2012/02/25 09:17
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語全体に妖艶な雰囲気が漂っています。
38才の蒼と大学生葉月の年の差カップルのお話です。
これもある意味王道のお話です。
ありがちな設定ですが蒼の苦悩や葉月の純粋な気持ちが
きちんと書き込まれているので先が読めても楽しめました。
表紙のイラストもけだるい感じがお話にピッタリです。
はっきり言いますと、「近親相姦物」です。
これが地雷の方は手に取らない方がよいでしょう。
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まぁタイトルから設定は想像できました。年齢差も無理はないしね。これぐらいシックな感じだと他の著書も読みたいです
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奈良先生の表紙に惹かれて買った初めての作家さん。妙に厚みが薄めだったのでさっくり読めるかと思い。題材の重みに反し、良くない意味で重みがない。前半は良かったのになあ…。
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大学生の葉月を住まわせてくれた日本画家・蒼。やがて二人は愛し合うようになるが、葉月の出生の秘密を知り蒼は態度を変える・・・
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このタイトルがついていることでおおよその禁忌は予想できているので、来るもの拒まず、何でもOKな攻めがなぜそこで躊躇うのか?とちょっともやもやしました。まあそれだけ相手に対して本気なんだということはわかりましたけど。もしかしてそう感じる私の感覚の方が間違っているのか?いやいや、自分の身に降りかかるのと、読み物として愉しむのとでは違うから…と無理やり自分に言い聞かしました。
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歳の差カップル万歳〜とか思ってたのに、えええぇぇぇぇ!!親子ぉ!?いや、あるんだろうけどさ、初めて読んだもんだからビックリでした。脇役キャラが良かったです。この二人、くっついたらいいのに。
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!!!ネタバレ!!!
この作品のテーマ、軽くはないですが、私はわりと許容範囲内みたいです。ダメな人はダメなのでしょうけれど…。
実の親子が愛し合う…性愛において最大とも言えるタブー。その運命の悲劇を、メイン二人とも、ちょっと簡単に受け入れすぎじゃ??もっとドロドロと、しつこくやり合って欲しかったです〜。抗がおうとすればすれほど、思いを止めようとすればするほど、かえって相手への執着が増してしまう。それこそ、水を出したまま、ホースの出口を握り締めているようなものじゃないですか?タガが外れてしまえば、そのあとは…っていう、それが『萌え』だと思うのですよねー(あれ?ちがう??)。
ページ数的にも(220P弱)、そのあたりをもう少し描けたんじゃないかな?題材は良かっただけに(私的には、ですが・笑)、いやはや、至極残念でした。
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個人的には脇キャラの理一と和人とか気になりますね。理一さんなんて完全に「ラブモ(志水ゆきさん)」の葵一じゃん!と思ってしまいました。私としてはカップリングの関係に惹かれて買ったのですが楽しめました。大満足とはいかなけれど満足です。まぁハピエンですし。小説の後がどうなるのか物凄く気になるところ。し葉月の母親がもし蒼と会ってしまったら…とか。そして日本画家の設定がほとんど活かされてないところも気になります。デッサンまでさせておいて…なんというか全体として「これは後々補完されるんだよね?」と聞きたくなる感じの物足りなさ。同人誌でも良いので補完をお願いしたい。
*私は楽しめましたがこの手のカップリングが苦手な人もいると思うので色々注意が必要かもしれません。
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大学生の木下葉月は、アパートの火事で家をなくし、頼った友人宅にもいられず一夜を外で明かす。
風邪で倒れた葉月を看病してくれたのは、日本画家・一ノ瀬蒼。
蒼の家に居候することになった葉月に、蒼は絵のモデルを頼む。
やがて蒼は葉月に執着し始め、葉月も蒼を受け入れ関係を持つ。
しばらくは蜜月が続いたが、急に蒼が葉月を突き放し…。
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血縁モノ。
赤い呪縛程の激しい感情はないが、互いに惹かれあっていく過程がよかった。
奈良先生のイラストが色っぽい。
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著者とイラストレーターの名前が入れ違って登録されてますな(笑)
著者:月上ひなこ
イラスト:奈良千春
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初めて読んだ作家さんですが、会話もテンポがいいし言葉が簡潔で分かりやすかったです♪
火事でアパートから焼けだされて、友人宅に居候していた葉月はある夜、友人に抱かれそうになり、着の身着のままで飛び出す。ふらふらしていたところ、偶然通りかかった蒼の車と接触して意識を失いそのまま蒼の家に身を寄せる事に。。。
蒼は日本画家でひっきりなしに女がやってきては身体を繋げる、ジゴロだそうです。女が来る時は和服なのも艶っポイ。また、奈良さんの絵が色気が壮絶で言う事ありません。
そんな自分にも他人にも執着しない蒼が一緒に暮らすうちに葉月に夢中になっていたのに、蒼の暗い過去が偶然目の前に突きつけられた途端、手のひらを返したように葉月に対して冷たい態度を取っていく。
二人を繋ぐものの業の深さは言いようがありませんが、それでも狂った血でも一緒に居たいという想いはよく分かりました。
過去は捨てたつもりでも、ある日突然に顔を出すんですね〜
面白かったです、とても。
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ザ・背徳感!めちゃくちゃ萌えました。
逃げても逃げてもまとわりつく業の深さに、とうとう観念した蒼でしたね。
失った愛を消し去るため、節操の無い肉体関係を繰り返す蒼の心を初めて動かした相手が、意識を失って路上に倒れていた葉月です。大学生になって上京したばかりの葉月は、不測の事態が重なって住む場所をなくしていたのを蒼の好意で居候することに。
そこで蒼と女の情事を盗み見てしまったのがきっかけで、二人は急速に体を重ねあう関係になってしまいます。
二人の濡れ場がハンパなくエロ。年の差がかなりあるのもいいし、蒼がノンケだけど恋愛経験豊富で手馴れてるのもいいし、乱れた女性関係を気にして嫉妬してそれでも離れたくないと思う葉月の揺れる心も切なくていい。
どんどん互いに溺れていく様子がものすごーく萌えます。
なのに、そこから一気にどん底。胸が引き裂かれるような展開です。わけもわからず突き放されてしまった葉月の悲嘆が、読んでいて辛かった…蒼が手のひらを返したように葉月を扱うのにはかわいそう過ぎで。
葉月には辛すぎる蒼の態度でしたが、その後の開き直った葉月の行動に溜飲が下がりました。一緒に地獄まで堕ちる決意もできたことだし、容易ではないこれからがあるとしても、このラストは正解だったと思います。禁忌な関係に激萌え。
奈良千春絵師のイラストが素敵でした。でも、若手の日本画家で着物着てる人いないです。皆、ふつうに適当な格好です。まあ、いたらいいなと思うけど。
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これは凄く好きなお話でした。
内容的にはタイトルを見ればピンとくる人は多いと思うけれど、歳の差CPのうえに……。主人公の少年と、彼を傍に置く男の関係が単に繋がっているじゃだけじゃなく、まさにタイトル通り「果て」なのかと解るまでの苦しさとか切なさが堪らない。
わたなべあじあさんの「鈍色の花」を読んだ後だったので、ダブル効果w
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近親相姦もの…でしょうか
月上さんにしては、重めのお話です
ねっとりとしたエロには奈良さんの挿絵がピッタリですね
重く暗いハッピーエンドです