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みんなの評価3.7

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紙の本

森の仕事の雰囲気が良く伝わります。収録数が少なくても、作品の選択がいいと、こ充分楽しめるという好例

2007/07/04 20:22

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

楽しみにしていた岩崎書店のシリーズでしたが、今回が配本の最後。といっても番号で言う最終巻は同時配本の森村誠一『怒りの樹精』で、森のこの本は第9巻になります。カバーと挿絵は小泉英里砂、装丁は全巻共通で、こやまたかこ。解説も他の巻同様、山前譲が書いています。内容もですがデザイン的にも優れた叢書でした。
で、収められているのは四つのお話。とりあえず各篇の簡単な内容紹介をしておきます。( )内は底本です。
・誰もいなくなった Thirty Little Indians(『まどろみ消去』講談社文庫):西之園萌絵たち大学のミステリィ研究会が「ミステリィツアー」を企画。ペアで参加した牧野ヨーコと浜中フカシは、人間消失の謎に挑むが・・・
・悩める刑事 A Detective In Distress(『まどろみ消去』講談社文庫):三枝モリオの悩みは、被害者が全裸であったことだけではない。妻のキヨノが捜査に寄せる興味にも・・・
・ぶるぶる人形にうってつけの夜 The Perfect Night for Shaking Doll(『今夜はパラシュート博物館へ』講談社文庫):ぶるぶる人形を追跡する会の貼り紙を見ていた小鳥無練無をロベルトと呼ぶ彼女は、自分のことをフランソワと呼んで、というが・・・
・素適な模型屋さん Pretty Shop of Models and Toys(『今夜はパラシュート博物館へ』講談社文庫):小さな頃からおもちゃが好きだった僕、でも宿題を自分でやったのに先生は信じてくれないことだってある。そんな僕の夢は・・・
ちなみに、私は『まどろみ消去』を読んでいないので、「誰もいなくなった Thirty Little Indians」「悩める刑事 A Detective In Distress」は初見。愉しみましたが、四つ続けて読むと「誰もいなくなった」と「ぶるぶる人形にうってつけの夜」って、同じじゃん、なんて思ってしまいます。
ま、私にとっては大好きな小鳥無練無の活躍、といっても頭脳のほうですが、を見ることができる後者のほうが圧倒的に面白い。とくにフランソワとロベルトの会話にならない会話(ま、ロベルトもいつまでも同じ名前ではないんですが)がいい。無論、西之園萌絵が怒った様子をみせる前者も嫌いではないんですが・・・
そういう意味では「悩める刑事 A Detective In Distress」「素適な模型屋さん Pretty Shop of Models and Toys」は、読者が最後にちょっと考える必要があるところが共通。どうも『今夜はパラシュート博物館へ』のほうが好みかな、なんて思ったりします。で、山前の解説で、S&M、V、Gシリーズの位置付けや他の作品のことが以前よりは分るようになりました。
ただし、山前の文で気になることが一つ。「森氏は工学博士で、デビュー当時は国立大学の工学部建築学教室の助教授でした。」とあります。この文章を読む限り、現在、森は国立大学の工学部建築学教室の助教授、ではない、ということになります。考えられるのは教授になったのか、或は副業が本格化し過ぎたせいで助教授の座を追われたか、それとも大学から去ったかです。森の現在が分り難い一文ではないでしょうか。
最後に、画を担当している小泉英里砂ですが、杉野女子短大生活芸術科卒業のイラストレーター。百貨店宣伝部広告課を退社後、1980年頃からフリーで仕事を始める、とあります。私は初めて知った人ですが、個展などもそれなりにこなしている様子なので、案外有名な方なのかもしれません。

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2007/05/27 19:37

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2011/08/31 22:50

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2016/11/20 13:13

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2020/07/29 11:17

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2021/05/17 20:08

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