紙の本
モヤモヤした読後感
2021/01/13 22:37
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫本で779ページある大作だ。なんとなく途中から隠された謎が分かってくる様に思うが、謎が入り組んでおり、全ての謎が解決される訳ではない。長い小説で、内容がひたすら暗いので、しんどくなってくる。作中人物の幾人かは、感情移入できないし、その行動が納得できなかった。モヤモヤした読後感だった。
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うーん。。。。暗い(-_-;)
これは、白夜行の続編と言われていたりそうでなかったり(どっちやねん)
続編として読むと、なるほどこのオンナはあのオンナか。と話はつながるっちゃーつながる。
それにしても暗い。暗すぎる。
白夜行もそうだったけどさ。
でもってこれは3部作なんだそうで。
じゃあ、次で完結するってことになるんでしょうね。
是非、しっかりきっちり完結させていただきたい。
と、思うような終わりでした(^_^;)
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「白夜行」「幻夜」と連続で悪女に振り回され、わたしゃもう疲れました。
しかもどちらも長い!
似たような設定だけれど
「白夜行」は生い立ちの種明かしが最後にあり、
それまでは雪穂と亮二の接点を見せない。
二人の心理描写はまったくなし。
「幻夜」ではいきなり美冬と雅也が出会い
その姉弟のような関係を追っていく。
雅也の心理描写だけがあり、それだけに美冬のミステリアス度がアップする。
でもどちらかというと「白夜行」の進行の方がおもしろい。
いずれの場合もラストは最悪です。
雪穂=美冬という考え方もあり、
美冬が妖しく微笑むところで終わっているのでまた続編がでるかも。
出てももう読まないだろうなぁ。
彼女のパターンはもうわかったし(過去を知ろうとする奴は殺す)
なんせ、疲れる。
結びをどよよ〜んとした空気で閉じる、というのは
東野先生の美学なんでしょうかね。
2006.3.15
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学校で読んでたら、友人に辞書と勘違いされた思い出が。
せめて上下巻に分けてもらえれば、持ち運びも楽なのに…
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2007/3/21購入
2011/11/19〜11/28
阪神大震災のどさくさに紛れて叔父を殺してしまった水原。それを目撃していた美冬は、何も言うことなく、彼と共に東京へ出る。どんどん成功し、のし上がっていく美冬を陰で支える水原であるが... 悪事を共有する男女の物語は意外な結末を迎える。
白夜行の続編とも言われる本作。東野版ノアールはこの後何処へ向かうのであろうか。
いやあ、面白かった!
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引き込まれるストーリーと文体は大絶賛。
文庫本で700ページをこえるボリュームにもかかわらず1日で読みきった
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白夜行の続編。
阪神大震災の混乱に乗じて人を殺した男は、その瞬間を女に目撃されていた。
そこから再び始まる壮大な計画は白夜行と同じく恐ろしさを感じる。
でも、続編と考えると、第3作への「つなぎ」的な感じも多少・・・
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猛烈なる自問自答、というか「百夜行」と本作との内容のキャッチボールを頭で繰り返している、というのが今の正直な読了感です。百夜行での謎、というか作者によってぼかされた部分が幻夜であらわになっている、そんな印象を受けました。いわば"共通点"なわけですが、私は「美冬=雪穂」というよりも「雪穂→美冬」というスタンスで読み進めていました。作者の中で美冬を作り上げる際は雪穂があってこそだと思いますがあくまで別人としているのではないかなと。似通った部分はまたそこでぼかし・・・そんな気がします。全体的にこのダークなテンション、好きです。綺麗な文体で出来上がった作品よりこんな感じのほうが好きと思うのは私がひねくれているからでしょうか・・・笑 最後に。ラストシーンの美冬の笑顔は、少しは雅也を悼んだ笑顔だったのでしょうかね。きっとそうではないでしょうが、少しでもそうであることを願わずにはいられません。雅也・・・本当の本当に被害者ですね。
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070328。久々に買った本。買ったらイッキ読み。文庫本なのに4センチくらいの厚みだけど問題なしにイッキ読み。てか、一気に読まねば、伏線を見落とす恐れもあり。おもしろかったですよ。途中まで、ホントに『白夜行』と同じようでうーむと思っていたんだけど、今回は主人公目線で語られる部分もあり、ちょっと違った感じで読めました。でも、美冬目線はなかったかな。だからやっぱり前と同じかしら。魔性っぷりは更に増して、魔性というより魔女のようです。しかしこのラストは。。。続編ありなのかな。
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東野圭吾 著
阪神淡路大震災時に突如あらわれた謎の女性新海美冬。彼女との出会いによって大きく人生を変えていく水原雅也。白夜行の続編的な内容ですが、ストーリとしてはまったく別の話で随所に白夜行の欠片が散りばめられ次の展開が気になり読み出すと止まらなくなります。
個人的には白夜行の第三者を視点とした書き方が好きでした。幻夜は本人たちの感情が少しわかるだけにキャラクターの魅力が薄れた感じを受けました。
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続白夜行…前作は様々な手口に戦々恐々としてたものですが、今回はニヤリ…やはりそうきたねといった感じでした。
面白かったです、次作が楽しみです。
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面白かった。
どうなるんだろー…絶対悪い方にいくなー…うぁ、でも気になるーって感じ。
分厚い文庫本だけどすぐ読めました。
賛否両論あるようだけど、あたしはすき。
読み始めてすぐにその物語に入り込める本はいい本だと思ってます。
しかし…もう一度白夜行読まなければ。
(07/04/06)
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白夜行の続編を思わせる世界観と登場人物。
美冬の心理描写が一切無いので、美冬の本心を類推するのが醍醐味といえる。
美冬は何に突き動かされ、また何を目的としているのか。
消し去りたい過去への不安がそうさせるのか。
また、雅也に対してどのような気持ちを抱いているのか。
利用しているだけなのか、究極の依存の形なのか。
白夜行からの繋がりも含めて、色々な想像を掻き立てさせる作品。
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幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編!
阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。だが彼女にも恐るべき秘密が。名作『白夜行』の興奮が再び!
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4/12 相変わらずぐいぐい引っ張られて一晩で読んでしまった。白夜行とのつながりに最後まで気づかず読んでいた。会社の人の『東野圭吾は「白夜行」を越えるものはないとふんでます。』に同感。あそこまでではないし悪女ぷりが若干くどい。プロットは緻密ですげーが今回は途中で少し読めたし。