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健康で長生きするためにはどうしたらよいか学ぶためにこの本を読みました。
この本で学んだことは、
・95歳まで生き、肉体的にも精神的にも苦痛を感じることなくあの世へ行く。理想的な人生の終わり方である。
・長生きするために「脳の活性化」をはかる。そのためには、しゃべる(=音読する)ことと、記憶力を鍛えるがポイントである。
・長生きするためには「身体のトレーニング」が必要である。真向法(=柔軟体操)により身体を柔らかくし、ウォーキングにより、足腰を鍛える。
という点です。
渡部昇一先生の本は読みやすいけど、古典・歴史に至るまでたいへん教養がつまった本が多いので、結構読ませていただいています。
教養を深めたいけど、難しい本は苦手という方におすすめです。
この本もたいへんためになり、モチベーションが上がりました。
すごすぎて真似できないところもありますが、少しでも近づきたいです。
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晩年は文科系の世界が向いている。新しいものが良いとは限らない。
晩年の姿を思い描く。イメージに忠実に生活する。
幸福な晩年をイメージすること。95歳まで幸せに生きると考えること。
あることをやりたいとき、手段を考える必要はない。どうやって実現するかは潜在意識に任せればいい。
記憶力は筋肉と同じ。鍛えれば強くなる。
起き抜けの音読は脳を覚醒させる。
ラテン語を暗記したら、記憶が楽になった。
歩行禅 瞑想の効果。30~40分歩く。妄想を考え続けるといつのまにか無の境地になる。
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渡部昇一さん(1930.10.15~2017.4.17 享年86)「95歳へ!」、2007.4発行、著者77歳の作品です。ボケずに健康で95歳を迎えるため(幸福な晩年を築くため)の33の技術が紹介されています。特に、次の2つが参考になりました。①舌と指と目が脳を活性化させる ②真向法(まっこうほう)という柔軟体操(著者は、脚が180度開き、そして、へそからあごが床にピタッ。素晴らしいです)なお、晩年は文科系の世界が向いているとのことでしたが、私は頭は理科系、体は体育会系、心は文科系を維持していきたいと思っていますw。
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2007年出版で、著者は当時77歳。
残念ながら出版から10年の2017年、86歳で亡くなった。
長生きを堂々と肯定して最期まで楽しんで学究に勤しみながら生き切った人生。
自分は今63歳だが、あと32年あったら何をするか?
あと2年働いた後の青写真をちゃんと描かないといけないなあ、と思わせてくれた。
現在77歳の著者は、95歳まで生き、それまでの20年間は、現在と同じような楽しい生活、活動を続け、さしたる精神修養もせず、静かに死にたいと思っている。本書は、そんな著者が明かす、中高年のための実践的幸福論!