投稿元:
レビューを見る
生物に共通する体のデザインを決める、ホメオティック遺伝子。その研究の最先端を教えてくれる一冊。題名にある、シマウマの遺伝子はどのように作られるのか…あの白黒模様は白地に黒い縞なの?黒地に白い縞なの?考えたこともなかった疑問でした。また、蝶々の模様はどのように作られるのか…あの模様はでたらめなデザインなの?生命の謎に迫る面白さを教えてくれます。
投稿元:
レビューを見る
エボデボ革命。進化発生生物学(EVOlutionary DEVelopmental biology)。発生生物学と進化発生学の掛け合わせというか発展形というか。ダーウィンに続け、かな?来し方の解明より現生生物の多様性に重きを置いているように感じられました。
高校生物で、遺伝の単元って単純に面白かったけど、ショウジョウバエの子がどーしたこーしたってだから何よーと思っていましたが、こういうところへ繋がってくるんですねえ。
遺伝子マーカーなんかも貢献しているんだろうあ…よくわからないけど、きっと。
特に、タイトルからも察しがつくと思いますが、生物デザインについての記述が多くて門外漢にもとっつきがよかったです。
(敢えて触れませんでしたが、微妙にエグいところもあるので、楽しんでいただけるかと。)
投稿元:
レビューを見る
「セレンゲティ・ルール」が面白かったので読んでみたが、歯が立たなかった。著者は「進化発生生物学」(エボデボ)が専門とのことだが、けっこう厚い本書を四苦八苦しながら読み通したのに、エボデボとは何か、と言われるとうまく説明できない。
こういう本を読むたびに思うのだけれど、最初に数ページ程度で主題と結論をまとめてくれないかなあ。頭の中にある程度の地図を作っておいてから読み進めればもうちょっとなんとかなるんじゃないだろうか。