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謎の失踪を遂げたホラー作家がその半生を費やして建てた禍々しい廃園。よからぬうわさのたつその無人の廃墟に、撮影のため訪れた人々を残忍な殺人鬼が襲う。追うものと追われるもの、血みどろの惨劇が始まり‥。
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グロとか残酷描写好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか。
やっぱ怖いのは人間だなあと思う作品。
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なぜだろう...こういったエグさむき出しの
スプラッターを読んでも、あまりそういう感想に
ならならいんですよね。創造力の欠如なんだろうか(笑)。
作中に出てくるホラー、スプラッターの映画に対する
愛を凄く感じますし、作者がそういったテーマで
遊びながら書いたような気がします。そういった意味
ではなかなか楽しい作品。
スタンスは嫌いじゃないっす。
ミステリーとしても一応の決着はキレイに
ついているし、犯人の意外性もなかなかです。
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最後の最後でちょっとおおっ!って盛り上がったけど、それまではわりと退屈。あと、わたしスプラッターは苦手でした。
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献辞にも記されているとおり、ところどころにアルジェントのオマージュが見られるような。目をテープで……ってのはたぶん「オペラ座 血の喝采」だよねえ?(観たいけれどDVDになってない……)。アルジェントファンは一段と楽しめそう。
もう「プロフォンド・ロッソ」だけで充分テンション上がりましたよ。個人的には最初の「振り子」もかなりツボです(「陥穽と振り子」もかなり好き……)。
終盤の展開は、なるほどアルジェントにこういうのあるよなあ、という印象。裏の裏の裏をかかれて、すっきりさっぱりです。まああまり語るとネタばれるのだけれど……。ラストの余韻もかなり好き。でも続編はホラー映画の常として、やっぱりギャグになっちゃうのかなあ?(笑)
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作品に仕掛けられたトラップ(トリックではない)はなるほどねー、と思うけど、グロ描写だけとればこれより凄まじい小説は数多くあるし、映画好きへ内輪受けを狙っただけのようにしか思えない。著者本人が楽しんで書いたんだろうから、それでいいのかw
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(ネタバレ?)
ぐがががぐごぉおおおおごぼごぼ(悲鳴)。
おそらくこの著者の作品を複数読んでいる読者には、からくりはすぐにピンとくると思われ。
もちろん細かい細工は「さすがやの~」という感じではありますが、「~如き」シリーズのように雰囲気たっぷりというわけではないので、「ふーん」という感じになってしまうかな。
それにしても皆さん方角感覚が正確でしたよねえ^^;
このへんについては言及がなかったような。
だって素だったらあんなに方角分からんでしょ?
舞台はすごく面白い……
あ、文章が妙~にたどたどしいのは、おそらくわざと?なのでしょうか?
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こんな映画みたくないと思うのだがマニアにはたまらないのかも知れない。グロテスクな描写があまり得意ではないので読み飛ばしてしまったが、本当の狙いは全く別のところにあるのが面白かった。このトリックはテレビの推理ドラマで見たことがあるが文章では初めて読んだ。気付いていた点盲点だった点含めて、全ての伏線を一つ一つ説明してくれる殺人鬼のサービス精神が印象に残るホラー。
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いわくつきの「禁断の廃園」を舞台に繰り広げられる、カウントダウンホラー。登場人物たちは、次々と異様な光景に出くわし、冒険童話のようなスリルも満天!読んでいくと、ほとんどの方は、犯人は●だと思うに違いないが、実はもう一人、怪しい人物が……。なお、あちらこちらに薀蓄が散りばめられた小説はけっこうあるが、この小説に登場する薀蓄は特におもしろく、そちらでも楽しめるかも?
※一部、スプラッタな描写があるのでご注意を。
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2013年3月7日読了。ホラー作家が自らの歪んだ願望を具現化した「廃園」でビデオ撮影を行うため訪れた男女を、惨劇が襲う・・・。タイトルのとおりの殺人鬼もの、「そのつもりで分かって読んでるんだろ?」という作者のドヤ顔が見えるようだがうーむそれにしても悪趣味だ。読みながら不自然に感じるところに終盤で見事にどんでん返し・種明かしをかますメタミステリ、と褒めたいところだが・・・演出・真相ともイマイチパンチ不足に感じたのは同種のミステリを私がだいぶ読み込んでいるからか?
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三津田さん(苦笑)。
トリックとしては斬新ではないけれど、今まで次々に惨殺されていく死体の描写を読むにつけて、アレがトリックだったという時の脱力感はすごかったぞ。B級ホラーじみた雰囲気にしても、ちと古い気がすると言ったら失礼だよな。
あらすじ;
ホラー作家による廃園「魔庭」に、小さな会社のホラー映画ビデオ撮影キャストが集まった。過去には行方不明になってみつからない人物もいるという庭園だが…。そこは噂通り何とも怪異的な雰囲気を持った場所だった。次々に減っていくメンバー。忍び寄る不気味な影に、次第に恐怖のどん底へ突き落される。
あまり古典は読まないから間違っているかもしれないけれど、非常にクラシカルな雰囲気を漂わせたミステリだ。乱歩にしても横溝にしても、こう怪異的な雰囲気とミステリの融合がある。そんな雰囲気に満ちた作品になってくる。オチも含めてね。そこに惨殺描写のグロ系が加わって、ホラーのあの戦慄はないけれど、確かにパニック映画的な恐怖はある。
冒頭から気になっていた、廃園などを説明するような会話。ストーリーテリングにおいて、長い「説明」は好きじゃない…と思っていたが、まさかの伏線だったとは!! そういう「あ、あれも伏線か!」というシーンはちらほらあるんだけれど、ぬぐえないB級感…!!
この殺人の目的自体は確かにヒントはある。もしかして、と思ったし、そこでは悪趣味ながらも面白い話になるかもしれない予感はあったんだけどなあ。
「シェルター 終末の殺人」と同じシリーズなんだよね多分。人物はともかく題名のつけ方らからして。このシリーズはあまり好きじゃないかも。
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結構・・・グロめでした。苦手な方は注意。
それでいて「ミステリ」感も失わないのはお好きな方にはたまらないんでしょうね。駄作ということはないんですが、かなりピンポイントで好きな人とそうでない人が別れそうな・・・
とにかくひたすらスプラッタホラーで、最後にちょっとミステリって感じです。いいとか悪いとかじゃなくて。
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ホラー作家が大金をかけて作り上げた廃墟庭園。いわくありげなその廃墟を舞台としたビデオ映画を撮るために入り込んだスタッフたちが、一人一人姿を消してゆく…
刀城言耶シリーズとはまったく違うテイストで、作者のホラー映画への愛が溢れた作品。個人的にはスプラッタが苦手なので、途中から気持ち悪かった。ただ舞台となった廃園はなかなかステキ。
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ホラー作家が作った「廃園」
そこで映画を撮影することになり、ロケハンで訪れる。
ロケハンメンバーが、次々に殺される。
廃園がどんな風なのか、とても気になる。
殺され方がグロで、気持ち悪くなった。
途中で、なんとなく犯人が想像できてしまった。
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映画のロケのために、ホラー作家が作った廃墟庭園に訪れたスタッフや俳優たち。他に人はいないはずなのに、途中で黒ずくめの男が現れ、はぐれた者から襲われていく……。
ストーリーは、ミステリーというよりホラーやサスペンスに近い。
タイトルの「スラッシャー」とはホラーの一ジャンルで、殺人鬼が登場人物を一人ずつ殺していくジャンルらしい。作中のホラーの知識がとても詳しく、作者はホラー好きなのだなと感じる。また、建築物についての知識も堪能できる。
様々な技術を駆使した廃園を逃げ惑う俳優たちの姿は、映画化したらトリックも相まって相当映える気がするが、グロ描写も多いので難しいのかもしれない。
ホラー映画のオマージュなのか、作中の人物が殺されていく描写は執拗で、グロく感じる場面もある。同じ作者の作品だと、「作者不詳」の作中作、「朱雀の化物」が一番雰囲気が似ているのではないだろうか。閉鎖空間の中一人ずつ殺され、殺される描写が比較的残酷、と共通点が多い。
ホラー映画をテーマにしているためか朱雀の化物よりも残酷描写はパワーアップしていると思う。
トリックは、作中作と映画というテーマを駆使した巧みなもの。
全てがわかったら見え方がガラリと変わる文章の組み立ても見事だった。