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グロい、でもファンタジック。「それでもおまえは俺のハニー」にやられました。なんて愛らしい話なの!って。世界観、人物設定、語り口。どれも平山夢明は魅力的!
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「独白するユニバーサル横メルカトル」と比べるとちょっと物足りない感じ。
でも悪くないですね。狂ってるけど乾いてて哀しい感じが。
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ニガイ黒い世界をもっている作者の短編集です.
「枷」(コード)が一番面白かった.
良い娘をもてる男は幸せですね.
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死によって自らの生を確認する、病んだ人間の巣窟。
怖いし痛いので、その手の物が嫌いな人は避けた方が吉です。
読んでいて面白いの確かなんだけど、この面白さの背後にある物まで作者が抉りきれていないのは残念。
この著者を貫く感覚は枷にある「面白いことなんぞあるものか。生きてるんだぞ。」だと思うが、
この本を面白がってる気持ちは一体何なのか?
そこんところまで掘り下げれると期待はしないが、やれるもんならやってみて欲しい。
その点では、この手の異常者へ精神的にも没入させてしまうシオドアスタージョンの方が数段凄い。
とはいえエンターテイメント小説としては人を選ぶがかなりの収穫。
表題作『ミサイルマン』がとても爽快で好きです。
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いやいや...壮絶な短編集ですなー。予想の上を行く
鬼畜かつ最低っぷりがもはや清々しさすら感じさせます。
これが才能っていうヤツですな。圧巻。
どのタイトルも脳の隙間にこびり付いていて印象深いんですが
表題作「ミサイルマン」がやはりピカイチ。ド底辺のド最悪な
人間なのにこの愛嬌や、悲哀なんかが伝わってくるなんざ
どうかしてます。何なんでしょう?
因みに今作の殆どを食事中に読みきった自分も
なかなか大したもんだと褒めてあげたいw。
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ホラー短編集。どの作品もとにかく凄惨、とことんえげつないのだけれど、妙な魅力があるんだよなあ。かといって苦手な人には、お薦めしません。
お気に入りは「枷」。これが読んでいて一番痛かったのでした。でもこのコレクター心理には「ああ、あるある!」と納得できてしまいます。
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『或る彼岸の接近』は、良かった、その他は・・・
読んでて、イメージがわかないので、ただただストーリーを追っかけて面白くない
世界観が中途半端なような気がする
醜い表現だけが、一人歩きしている感じがする
その中でも良かった作品は、
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テロルの創世/Necksucker Blues/けだもの/枷〈コード〉/それでもおまえは俺のハニー/或る彼岸の接近/ミサイルマン
7編収録の短編集。長編向きの設定だなと思ったのがテロル~で、面白かったのがNecksucker~とミサイルマン。下品に軽妙なのはミサイルマンが一番でした。『独白するユニバーサル横メルカトル』でも思ったけど、平山さんはカニバや人体破壊等、「殺人」そのものは手段・過程でそこからつながる事柄にものすごく拘りますよね。凡夫にはウェットに長ったらしく表現したくなることをさらっと流して書いちゃうから内容そのものは醜悪この上ないのに文章自体はドライというか渇いているように感じます。何はともあれ一年以上積んでいたので無事読了できて良かった。
◆「ミサイルマン」ザ・ハイロウズ
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相変わらずターボのかかった激痛描写、吐き気を催すほど不愉快な血と糞の描写が素晴らしい。
ただ、このシリーズは恐怖や怪奇にくわえて、異形の者たちの奇形的な愛とユーモアが描かれている。『悪魔のはらわた』的な乾いた笑いに包まれた表題作『ミサイルマン』、エクスタシーのために女を虐殺する理知的な殺人鬼『枷』、愛する女のためにゲロにまみれて突き進む『それでもおまえは俺のハニー』など、怖気を振るいつつも芯の部分に切なさが残る。
四冊通して呼んで『ミサイルマン』か『独白するユニバーサル横メルカトル』のどちらかがベストだけど、単純明快に殺しにかかっている後者の方に★一つ多く付けた。
でも、ビギナーでこの作家の魅力を知りたい人は、是非こちらをオススメします。
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うーん。いいなぁ。このグロテスクで、鬼畜で、残酷で、キチガイの世界。好みですね。短編だけでなく、長編も読んでみたいです。
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どの作品も理不尽な暴力に満ちあふれ、血飛沫が飛び散り、鬼畜でグログロなスプラッタですが、どれも哀切の余韻が残るところが好ましかったです。 「テロルの創世」は続く物語が読みたいと思ったし、「Necksucker Blues」は結局はそういうことだったのかとオチで笑い、「けだもの」「枷」のせつなさがたまらなかったし、「それでもおまえは俺のハニー」で描かれる愛に、胸がじわっと熱くなって、泣き笑いしそうに。「或る彼岸の接近」も切なかった。踏み止まらずに行っちゃうのかと、ドキドキハラハラしながら見守っていたんですが。伝説の「ミサイルマン」のはじけっぷりはいかにも平山夢明で、堪能いたしました。好き好き。 「メルカトル」よりは毒少な目で若干おとなしめかなという気がしたんですが、どの作品も良かった。 私のツボは、強いていえば「けだもの」「枷」「ミサイルマン」かな。
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(収録作品)テロルの創世/Necksucker Blues/けだもの/枷/それでもおまえは俺のハニー/或る彼岸の接近/ミサイルマン
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グロすぎる表現や吐き気を催すストーリーからなぜか可笑しさを感じてしまう。
「枷」と表題作「ミサイルマン」は素晴らしいが、万人にはとてもお勧め出来ない。
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平山夢明か… 読むのは勧めないけど面白かった。猟奇的でバッドエンドが苦手じゃ無ければいいんじゃないかな
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前に読んだ他人事よりも短編一つ一つが長く暴力的な描写も少なかったせいか随分と読みやすいように感じられた。
そのかわりパンチも効いてないしあっけない。