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??ノンセンス!!
英語で読むと何かわかるのかな?押韻とかかばん語とか
バリスタの話は少し面白い。気がした。あれは「脱走」を試みた豚に有罪を与えて「永久追放」するっていう名判決!と思ったら豚はとっくに死んでいた。っていうノンセンスなのだよね?みたいな不安にかられる本。
きっと僕はユーモアのわからないスナークと揶揄される側なんだろう。
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ルイス・キャロルのノンセンス詩。ナンセンスではない。八つの発作/歌からなり、ベルマン、ブーツ、ボンネット・メーカー、バリスター、ブローカー、ビリヤード・マーカー、バンカー、ビーバー、ベイカー、ブッチャーの10人の乗組員でスナーク狩りに出航する。
解説者が「もちろん『スナーク狩り』は解読不能である。」と言っているように、キャロル特有のカバン語はもちろん、なぞなぞあり、押韻あり、これ一冊で卒論が書けそうな深さだ。挿絵も凄い。もう一度大学の英文科に入り直し、ゆっくり研究する夢を見ることしよう。
高橋康也の引用
《nowhere どこにもいない》とはすなわち《now + here いまここにいる》のことだという気がしてくる
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不思議の国のアリスから、更に物語性を削いだ作品。
【スナーク】を狩りにいく10人。真っ白な地図を片手にやっと見つけたスナークはなんと【ブージャム】であった・・・。
この本では作者の造語に関して、かなり注釈が細かく書かれていたのですが、
詩のテンポを崩さないためにも、【*作者の造語】くらいの説明で良かったかなと思いました。
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ルイス・キャロルの『スナーク狩り』と『ジャバーウォックの歌』の全訳が、ホリデイの挿絵と共に収録されている。
素晴らしいのは注釈が充実していることだと思う。謎と造語が多い作品が、部分的ではあるが解説されている。わたしは海外文学を読んでいて、たまに原文と照らし合わせて読みたくなるが、この書籍では注釈の付いている部分について元の文章が紹介されているのだ。また必要に応じてルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』などからの抜粋や、ワーズワースの詩なども紹介されており、この書籍から読書の幅が広がる感じがする。「痒いところに手が届く」とはこのことか。
また、注釈や解説をされるにあたって活用された関連書籍も巻末に紹介されているので、機会があればそれらも参照してみたいと思う。