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複雑な背景のもとで育った風子。刑事と遠野との不思議な縁。逃避行の果てに水底に最後にとびたつ二人。最後の解説もユニーク。
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これは女と男、どっちが主人公だったんだろう??両方?
やっぱ風子の方が主人公?
ひたすら幸せじゃない話ですが、でも最後は私的にはある意味救われたんじゃないかなぁと…。
(いや、でもアレは世間一般では救われないと言う気も…)
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流れに任せて堕ちてしまった女。
激情に狂って道を踏み外した男。
破滅に向かい始める決定的な事件が互いにあれど、
たとえそれが起きなくても、
この二人はいつか破滅に向かっていただろうと思う。
周囲にはちゃんと、
心配してくれる人も、
手を差し伸べてくれる人もいたのに。
過去の一瞬の逢瀬、
追うと追われるの立場、
再会してからともに過ごす時間。
この二人の人生は、
寄り添うようでまったく重なっていない。
それでも、最期の時を一緒にと願うのは、
人の弱さなのだろか。
幻想的な風景の描写が、
美しくて、どこまでも冷たい。
☆☆☆☆ ホシ4つ
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ミステリーというよりメロドラマ。
刑事自身のエピソードは全く共感できないし、許されるものではない。
薄幸の女、風子にも共感できない。何もしなくても男を引き寄せ、一緒に不幸も引き寄せ、それでも自ら何もせず堕ちていく女。
謎解きのほうは、相変わらず最後にごちゃごちゃして、この作家さんらしい。
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2011.02.19
初、柴田よしき作品。
先が気になりつつ、なかなか進まなかったな。
読みながら、この本何かに似ている・・・と思ったのたが、何の本か思い出せなかった。
解説を読んで、気づいた。そう、嫌われ松子だ。
こういう感じの嫌いじゃないし、むしろ好きな方なのだけど、何か物足りない感じがした。
なんだろう・・・終わり方かなぁ。
星をいくつ付けるかちょっと悩んだ。
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あっというまに読みきってしまったんで、面白い小説ではあったんだと思うんだけど、刑事が暴走してしまう、特に女に関して、という話は好みではないんですね。
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最後まで謎解き部分も残され、そのおかげもあって飽きずに読めました。まあ、その犯人についての結論は賛否両論あるとことでしょうが、この小説のメインはやはり風子と要が堕ちていき、クロスするその人生、ということだと思うのでいいのではないだろうか。メイン2人を含め、登場人物それぞれの悲運の人生が読者に「単純に同情させる」だけではない描かれかたをされており、魅力ある作品だと思います。風子にもっと救いがあった方が読んでる方は気持ちいい感想を持てるかもしれないが、小説としてはこちらの方が印象にも残ります。ただし、要の堕ちる過程はちょっと強引かなと思いましたので☆4つで。
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風子をめぐる人々の、波乱の人生模様がどっと押し寄せる下巻。
ちょっと無理やりなのかなぁと思う部分もあり。
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ネタバレあります。
上巻で遠野が不倫していた過去は明かされていたのですが、下巻で突然遠野がぶっ壊れたのには唖然としました。
遠野が自分勝手すぎてドン引き・・・
そこがちょっと残念だったのですが、まぁそれぐらいしないと後の展開に持ち込めないような気もしますし。
それを差し引いても相変わらず先が気になりますし、一気読みには違いありませんでした。
人間関係がかなり複雑になってきて、ますます「どういう事なの?」となりつつ、現在の風子の方も気になるし。
しかしこの風子って人は、確かに不幸な生い立ちではあるのですが、その後もずっと基本的には流されてばかり。そのせいでどんどん不幸になっていくのですが、もうちょっとしっかりすればなんとかなるんじゃないかと思ってしまったり。
って感じで風子にも遠野にも全く感情移入は出来ないんですが(^_^;)
そして、最後はちょっと消化不良かな・・・
そもそも犯人が「え~!!!その人??」って感じだし(ある意味意外な犯人ではありますが)。
色々偶然が重なりすぎてるし。
ってかなんで高見が風子の家に来たのか全然分からない・・・
なんか書いてありましたかね??
なんかほんとに面白かったのか?って感じの感想になってしまいましたがそれでもほんとに一気読みでした!
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上巻は面白く、最後は気になって仕方がなかったけど・・・。
殺人・ミステリーより恋愛重視?みたいな結果がちょっと残念。
そんな偶然だらけでも。笑
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ハチャメチャな展開で、何回も読み直さなきゃいけないけど、
この疾走感はよしきさんらしいなと思う。
この救われない感じがいいですね。
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悲しい運命を背負った女、風子。父に捨てられ、愛したオトコには心中事件に巻き込まれ捨てられ…
ここまで出来過ぎだとうーん…現実感がなさすぎるかな…読後感も爽やかさがなくって、疲れちゃう。暇潰しにならいいかも…
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殺人事件にまつわる登場人物の過去の出来事や、にわかに湧き上がった激情により、複雑化していく。
主には、自分の力では生きていけない女と、自分勝手で女狂いの刑事の追いつ追われつの話なので、いまいち気持ちがよくない。
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魔が差した、のだろう。生きていると、人には必ず、魔がさすという瞬間が訪れる。
逃げ出すわけにはいかないのだ。どのみち、ここから逃げるわけにはいかない。
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ひたすら不幸続きの風子と、途中からいきなり自分勝手全開で転がり落ちて行く遠野。
続きが気になって一気に読んだ程度には面白かったです。
でもラストにかけてが微妙かなあ。いいから早く真相を!って思って読んでたら、え、そいつが犯人なの…?という感じで。
あと人間関係が複雑で把握するのが大変でした。
最後2人は結局一緒にではないものの死んだのかな。