紙の本
忌野清志郎さんが
2022/12/16 07:09
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
過激な歌をかいて放送禁止になったとか伝説はいろいろ聞いたことがあるがエッセイでも熱い想いをかいてるとは、魂を感じたい。
紙の本
ところどころ、きらきらっと鋭い事を
2019/10/22 09:44
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『瀕死の双六問屋』というなんともへんてこな題名の本は
なくなった忌野清志郎が書いた本です。
なかみも、題名に負けずへんてこです。
でも、ところどころ、きらきらっと鋭い事を言っています。
「政治家以外の人々は誰も戦争で死にたくなんかないんだよ。」
「50年以上もの間、戦争のなかった国は世界でも珍しいのだ。
その点だけでも日本はすばらしい国ではないか。」
「地震の後には戦争がやってくる。
軍隊を持ちたい政治家がTVででかい事を言い始めてる。
国民をバカにして戦争にかりたてる」
「戦争はやめよう。平和に生きよう。
そしてみんな平等に暮らそう。きっと幸せになれるよ。」
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TV BROS誌に98年から2000年にかけて連載され光進社から刊行されたものの文庫版。
新たに文庫版後書きと角田光代さんの解説がついている。
亡くなった後に読んだからだろうか、「瀕死」と題されているように、音楽業界などへの憤懣やるかたない感じが胸に迫ってくる。
ただ君が代騒動や発売中止騒動なんかへの怒りよりもずっと音楽、ロック、ブルースへの愛に溢れていて…。
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清志郎が雑誌にもっていたコラムをまとめた単行本。
古本屋でふらっと買ったんだけど、うーん、最後まで読みきらずにやめちゃった。
清志郎は好きだし、そこに描かれてる世界みたいのも嫌いではないんだけど、
あまりに特徴的な文体とスタイルにちょっと食中毒。
時間を置いてから読んだらもっとおもしろくなる、かも。
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ぼんやり不透明に存在することを不透明に存在していることって甘えだ。
ぼんやり不透明に存在することを鮮烈に存在していたい。
パンクな存在の仕方って、かっこいいって思った。
反骨精神。
自分の軸をしっかり持つ。
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言葉の選び方が素敵すぎる。
馴染むまでにずいぶんかかったけど、大切にしたい言葉が増えた。
『本当に必要なものが荷物だ』を、出かける前に唱えて、思い切って持たない外出が出来るようになった。
誤解を恐れて当たり障りないことばっかりいって、それが大人の態度よ、なんて言われて腹が立ったときに読み返して、「よし」と元気にしてもらう。
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学生の頃にRCサクセションに出会い、以来、ずうっと
清志郎さんの大ファンです♪
数ある関連本の中でもこの本が一番、清志郎の意外や意外?
文章表現のすごさが発揮出来てるんじゃないかな?と思います。
ちょっぴり辛口な本音と元来の彼のお茶目さがミックスした
とても楽しめる内容になっています。
きっと読めば、ますます好きになると思いますよ。
清志郎ファンじゃない人にも自信を持ってお薦めします!
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怒涛の愛の本。とてもおもしろかった。
で、単行本の解説が町田康で、文庫版のが角田光代なんだけども、角田光代の書いてることがまったくつまらない。かえって興味を持ったので今度彼女の本を読んでみることにする。
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誰にでも読みやすい本じゃない。でも、大切なことが書いてあるから何度も何度も繰り返し手にしたい。10年前の連載なのにどうして今も新しいのでしょうか。
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レビューを見る限りかなりおもろいようなので購入。
カバーズやタイマーズなどの
当時過激に反体制的だった清志郎に触発された世代としては、
必読書だと感じました。
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読め!とりあえず!全員読め!特に君は読め!
僕が君をどれだけ愛してるかがわかるだろう。
僕は元気だ!よく心配されるけれど。その気持ちはありがたい。
世の中をユーモアで満たしたならそれは本当に素敵な世界だよ。
精神的に自由であれ。
君は人に使われる方か、何かを作り出す方か
どっちが楽なんだい?
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完全版の方を読む。
こんな言葉たちを、愛をもって吐き続けられる人、他にいる?
しばらくは近くにいてくれよ。
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サイコーにパンクでアナーキーでブルージーな「キング・オブ・ロック」忌野清志郎によるエッセイ。1話10分くらいで書いたのかな(笑)と想像するこのコラムは、まるで歌の詞のように自由奔放。
特に「日本国憲法第9条に関して人々はもっと興味を持つべきだ」のコラムは白眉。10年以上前に書かれたものとは思えない新鮮さ。しかし日本国憲法第9条をジョン・レノンみたいだ、と言ったこのコラムが当時は没原稿になっていたというのは驚き。さすが発禁キング。いや、僕なりのサイコーの褒め言葉です(笑)
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この人は天才だ。読む人は時にニヤニヤしながら時にハッとさせられながら今はなき清志郎に思いを馳せるだろう。「俺がここにいて君と同じ時間を生きているんだぜ。こんなに心強いことはないだろう。よしOKだ」
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例の
地震の後には戦争がやってくる。軍隊を持ちたい政治家がTVででかい事を言い始めてる。国民をバカにして戦争にかり立てる。自分は安全なところで偉そうにしてるだけ。阪神大震災から5年。俺は大阪の水浸しになった部屋で目が覚めた。TVをつけると5ヶ所ほどから火の手がのぼっていた。「これはすぐに消えるだろう」と思ってまた眠った。6時間後に目が覚めると神戸の街は火の海と化していた。この国は何をやってるんだ。復興資金は大手ゼネコンに流れ、神戸の土建屋は自己破産を申請する。これが日本だ。私の国だ。とっくの昔に死んだ有名だった映画スターの兄ですと言って返り咲いた政治家。弟はドラムを叩くシーンで僕はロックン・ロールじゃありませんと自白している。政治家は反米主義に拍車がかかり、もう後もどりできやしない。そのうち、リズム&ブルースもロックも禁止されるだろう。政治家はみんな防衛庁が大好きらしい。人を助けるとか世界を平和にするとか言って実は軍隊を動かして世界を制服したい。
俺はまるで共産党員みたいだな。普通にロックをやってきただけなんだけど。そうだよ、売れない音楽をずっとやってきたんだ。何を学ぼうと思ったわけじゃない。好きな音楽をやっているだけだ。それを何かに利用しようなんて思わない。せこい奴らとはちがう。民衆をだまして、民衆を利用していったい何になりたいんだ。予算はどーなってるんだ。予算をどう使うかっていうのはいったい誰が決めてるんだ。10万円のために人を殺す奴もいれば、10兆円とか100兆円とかを動かしてる奴もいるんだ。一体この国は何なんだ。俺が生まれて育ったこの国のことだよ。どーだろう、‥‥‥この国の憲法第9条はまるでジョン・レノンの考え方みたいじゃないか? 戦争を放棄して世界の平和のためにがんばるって言ってるんだぜ。俺達はジョン・レノンみたいじゃないか。戦争はやめよう。平和に生きよう。そしてみんな平等に暮らそう、きっと幸せになれるよ。
忌野清志郎
が読みたくて,図書館から借りた。
深いね。