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ミステリ短編集。ミステリではあるけれど、ややホラーな雰囲気も混ざっていてぞくりとさせられる作品が多いです。毒気が強いですね。でもそれが個人的に大好きなところ♪
お気に入りは「粘土の女」。タイトルからしてもなんとなく恐ろしげな雰囲気があるけれど、作品はさらに恐ろしいです。ラスト一文の雰囲気がなんとも言えません……。
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阿刀田高の短編の中でミステリー要素の強い作品を集めた短編集。
ミステリーで集めたというだけあり現実味の強いオチが多い気がした。
日常的な話が最後の数行で一気に落ちるのは読んでいてやはり快感。
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「こんな話を聞いた」を読んで阿刀田高を気に入ったので読んでみたー!
やばいぐらい面白いです。
ミステリー短編を書かせたら日本一じゃないだろか。ってくらい!
前読んだのとあわせて30くらいの短編を読んで感じたのは
この人はえらくブレの少ないタイプの物書きだなってこと。
どの短編にも読み応えのある部分があり、
どこか期待を裏切ってくれる部分もある。
個人的にはこういうタイプが大好きです。
一つ読んで面白いと思えば全部面白く感じると思う。
来訪者やナポレオン狂はお勧めです。
星5~。
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阿刀田高の物語は、日常にひそむリアルな背景が存在するので、どの話も本当にありそうな感じがして、ゾワッとします。
「来訪者」という話が、特に人間の恐ろしさ・おぞましさが感じられました。
短編で、どの話も読み応えがあります。