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公立の高校の教師、校長、塾の経営者をへた著者が、学校の教育論について書いている。
ゆとり教育や教育委員会制度、日教組への批判も書かれているが、基本的なスタンスとしては学校は学習者、つまり生徒のためにあるということを述べており、そのためにいろいろな立場の人がどうあるべきか述べられている。
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現在の教育問題について扱っているものではこれが最良の書ではないかと思う。実態についても詳しく記述した上で遠慮なく批判してくれ、しかも提言も論理的でビシッとしまっている。
ただ、全国の親御さん達がこういう本を読んでキチンと理論武装した上で学校に文句言ったとしても、モンスターペアレントとかいって鼻であしらわれちゃったりするんだろうなぁ…。あの風潮何とかならんか本当。
777円。
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〈図書館で借りた〉
上辺だけのお利口さんな意見が書かれているわけではないので、面白かった。
ウエの方の悪口言っちゃう前に、誰かがどす黒い世界を引き受けてくれるおかげで子どもと教室で関われているということに感謝する気持ちを忘れちゃいけない。
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【学校は誰のものか】 戸田忠雄さん
学校という閉鎖された特殊な社会の中での
常識と世間での常識の隔たりや教育者のための
学校規定など、疑問点、矛盾点を指摘されています。
☆
教育委員会をテーマにした小説が読みたいと
思って質問し、教えていただいた作品。
小説ではありませんでしたが、それは教えて
いただいた段階で聞いていました。
学校の特殊性が際立たされて書かれていますが
理解不能な部分、共感できない部分も多々ありました。
教育に携わっている人や、子供を学校に通わせて
いる親が読むと、また違った感想が出てくるのかも
わかりません。
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「学習者のためのもの」と信じて仕事をしているつもりですが、世の中では必ずしもそうはとらえられていないようなのが悲しいです。
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学校、塾、政府の教育関係委員等を経験した著者による教育論。どちらかと言うと、生徒、先生、学校管理職、教育委員会、国の制度設計、市場原理に位置する塾や私学などの存在、などを巡るあり方論。
究極の対人職でありかつ、親を満足させる顧客満足や、進学実績や学力テストなどでも実績を図られ、なおかつ国の方針も守り、教職員の資質向上やハラスメント教師や怠慢教師の排除なども目を光らせないといけない。
ステークホルダーと目的が多すぎ、おかしくなりそうな職業だなと思う。