紙の本
色んな人に読んでもらいたい
2017/02/10 16:04
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投稿者:月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
恩田陸さんの著書「月の裏側」を読み興味が出て読んだ作品。
「月の裏側」とはまた違う魅力があり、あっという間に読み終わりました。
もし自分が同じ状況になったら…と考えると正気でいられる自信がないです。
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密かに染めつくされていくなか、他人が信じられなくなることは恐ろしい。
抗うことが一つの道。あっけないといえばそれまで。
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アメリカ西海岸沿いの小都市サンタ・マイラで、奇妙な現象が蔓延しつつあった。夫が妻を妻でないといい、子が親を、友人が友人を偽物だと思いはじめる。はじめ心理学者は、時おり発生するマス・ヒステリー現象と考えていた。だがある日、開業医のマイルズは友人の家で奇怪な物体を見せられた。それは人間そっくりに変貌しつつある謎の生命体――宇宙からの侵略者の姿だったのだ! 奇才フィニイが放つ侵略テーマSFの名作。
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SFだけどホラー的なアプローチ。外見は同じなのに(敵意のない)侵略者に乗っ取られていくという設定が、地味に効いている。
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昔見た映画がずっと頭に残っていたので、原作を読もうと探した本。なによりも読みやすかった。話のテンポもなかなか良い。異星人の侵略が地方都市から行われているという設定も個人的に好きだった。宇宙人の元になるものが畑でいっぱい生えているという設定も想像したら面白い反面それが人間に擬態するのだと思うと不気味であると感じた。よくわからない部分もあるが、それもSFだと思えば大して苦にはならなかった。
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79051.51
荒筋のわかっている有名なSFを実際読んでみると考えていたイメージと随分違うものだ。
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SFというよりは、サスペンス・ホラー。
主人公が医者なので、医学的・解剖学的な部分に現実味が出てくるのが良いかも。
かといってウンチクだらけの内容ではなく、ちゃんと主人公達の心理描写や会話がいきいきとしているのは作者の力量なのだろう。
リメイクなどが多くあるのは、今となっては古典的ではあるけれど、ストーリーや展開がしっかりしているからだと思う。
オチの後の結びが、「そんなに簡単に済むのだろうか?」と思ってしまった。
けれどもソレはそれ、最後に向かうまでのプロセスで楽しめる作品だから、ヨシとしましょう。
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“それ”は、何の変哲も無い一瞬に
家族に、友人に、隣人に成り代わり、
静かに街に広がっていった。
・・・・・・・・・・・・・・
恩田陸さんの『月の裏側』の中で登場人物が読んでいたので、一度読んでみたかったSF小説。
描かれているのは、侵食と抵抗。
「その中には真実が混ざっている」
って一文で止めを刺していく辺り意地が悪いというか、
とことんエンターテイメントというか。
でも終わり方的に、あんまり不安感を残していかないのは、『火星戦争』なんかに通じるものがありそうな気がします(標本が少ないのでなんとも言えませんが)。
一人の男が、ある切実な体験を備忘録のような警鐘のような形で書きとめ発表している、という形式ではじまるこの本は、最後までそのスタンスが貫かれているだけなのですが。
冒頭から中間部に渡っての少しずつ追いつめられていく恐ろしさに震えました。
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「身近な人が、見知った人ではなく偽者のように見える」
そんなことを言う人が何人も現れた。
そんな導入で始まるお話です。
SFらしいですが、一般的なSFよりはファンタジーに近いかな?
冒頭で書かれてますが、すべての謎がすっきり解けて円満解決!
というわけではないので、好みが分かれるかも。
個人的には面白かったです。
マイルズとベッキイのその後がちょっと気になる。
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図書館で見かけて読んだ。
●面白かった点
ジワジワくる恐怖感が良い。
●気になった点
侵略者が破壊的なのがイマイチ。もっと寄生するようにならないと支配者とは言えないね
ラストが拍子抜け。
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間違いなく古典。
けど、長い!370Pもいらないなー
サヤエンドウ好きだね、なんかね
創造力がなくなり、寿命5年になるのは問題だが、異種族との共生はあってもいい
最後には取り込まれていた人達が解放され、サヤエンドウが宇宙に飛んでいくのは、さすがにご都合主義。
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月の裏側の下敷きになった話。
読もう読もうと思っていてようやく読めた。
郊外の街で人が盗まれ、取り替わっていくという点は同じ。
しかし話の展開がハリウッドのパニック映画みたいな。随所にアメリカっぽさが漂っていた。
なぜそこで無駄に陽気になるのか、なぜここで情事なのか、それどころじゃないだろう。戦うなら戦えよ、逃げるなら逃げろよ、と。
個人的には月の裏側の方がずっと好き。話全体に流れる空気感が違うもの。
起承転結があってちゃんと物事が説明されてて分かりやすいけど、分かりにくくても月の裏側の方がいいな。
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2013.1.26読了。
田舎の小さな町で、知っている人が姿形は同じでも、違う人になったと訴える人が続々と出てくる。
医者である主人公は、それが宇宙から流れ着いた生物が地球に繁殖しようとしているところだと発見してしまうが…という話。
最後、宇宙生命があんまりあっさりと地球を去って行くのが不可解。。せっかく何年も宇宙を旅してたどり着いたのに、火をつけられただけで退散だなんて、生命力ってそんなもん??
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侵略SFの傑作中の傑作。不気味な「さや」から人間のコピーが生まれてくるビジュアルな描写が、クリエイターの想像力を刺激するのか、何度と無く映画化されている。著書のジャック・フィニィはSFのみならず、ファンタジー色の強い傑作短編集「ゲイルズバーグの春を愛す」や、ミステリーの「完全脱獄」でも知られる才人。本作では、他人が信じられなくなって行く不安感が迫真の筆致で描き出されている。それが堪らなく恐ろしい。怖い本が読みたければ凡百のホラーよりも本作がお勧めだ。
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http://shinshu.fm/MHz/67.61/archives/0000326383.html