電子書籍
ハッピーエンドはうれしいよ
2017/05/21 17:30
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
部屋とそこの住人にまつわる短編集。短編集は読みやすいからやっぱり好き。表題『さようなら、コタツ』の主人公女性の心の動き。自分を励ましてみたりつっこんでみたり。よく表現できている。恋をしてるとさ、どんなに強い人間でもフラフラ動いてしまうんだよね。周りの意見も妙に耳に入ってくるし。でも結局は自分で決めて、自分で行動していかないと変わらないしさ。この女性、ほんとよくがんばった。そして温かみのある結末でほっとした。よかった。ハッピーエンドは嬉しい。たとえ虚構の世界でも。絵に描いたような幸福、味わってみたい!
紙の本
あたまがいいかたですね
2015/10/12 12:45
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投稿者:とちうし - この投稿者のレビュー一覧を見る
タブーといわれるテーマもさわやか?に記述しており、最後にあれっと読み返せるあたりがさすがです。
最後の1ページが余韻が残る作品です。
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文章は上手いし、ちゃんと作者ならではの味があり、読後感も柔らかく悪くはない…が、だからなんなのさと思ってしまう私に、きっと人生の余裕がなさすぎるのだろう(笑)いい話なんだけども、こゆの読む時間を睡眠に回す方が有意義ではないかとか、思っちゃいけないんだろうが思わずにいられない。
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全体的に、ふわっとした感じの面白さだった。
主軸になる人物が突然変わったりして、ちょっと読みにくい印象。
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思わず声に出るくらい、面白いのもありました。
それぞれの作品に味わいがあって、どれも良かった。
今まで読んだこと無かったんだけど、読みやすいし、とても好きだなあ。
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筋も人も私にとってはアリの素材が多めなのに、
なんでかパっとしない印象の短編集でした。
んー、なんかもやもやする。
やっぱり明日は平さんを読もう。
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おぉ。大満足。な短編集。
表題作の「さようなら、コタツ」における「数時間の葛藤で見る恋愛遍歴」の描き方が好き。
こういう「なんてことない」日常のヒトコマをドラマチックに小説にできるんだから小説家ってすごいよなあ。
いずれも決して長い物語じゃない=たくさんの文章が書かれているわけじゃないのに、大きな世界が広がっているって、小説の醍醐味だと思います。
「平成大家族」も好きだったけど、「小さいおうち」も読みたいなあ。。
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序文に本作のサブタイトルは〝へやのなか〟であると書かれてある通り、これは7つの部屋で繰り広げられる、人生のひとコマを切り取った短編集です。
そこに住む人、訪ねてくる人、転がり込んでくる人。そこで人が暮らすかぎり、それぞれの部屋でそれぞれの物語が生まれます。ここに登場するのは、取り立てて特別な境遇にある人たちではありません。ごくありふれた人たちの、ごくありふれた日常が描かれています。せつないような、愛おしいような、とても味わい深いお話でした。
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『エルニーニョ』がまだ手に入らずこちらを再読。直木賞受賞よりだいぶん前の作品だが、タイトルになった「さよなら、コタツ」と古語を駆使する高齢の叔父との関わりを描いた「私は彼らのやさしい声を聞く」がよかった。「ダイエットクイーン」には心が痛む。
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誰かの日常を覗き見ているような短編集。
プロットの妙とか、凄みのある表現みたいなものはあまり感じさせず、
ありそうな話をありそうな演者がつつがなく進行する。
読後に何かを受け取ったような気持ちにはならないものの、
なんだか悪い気もしない。不思議な感じ。
ユーモアもあってシチュエーションもバラエティに富んでいるのだけど、
全体を通してどこか寂しげなものが漂っていて、
しょんぼり気分に浸ることができる。いい意味で。
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「均ちゃんの失踪」が面白かったので、もうちょっと中島さんの本が読んでみたいな、と思って買った本。
「均ちゃん…」ほどツボではなかったけど、久しぶりに男性を自宅に招く主人公の心の動きや、部屋やディナーの準備にそわそわするかんじは、同じ女としてわかるな~と、まあまあ面白く読みました。
短編集ですが、正直、他の作品も含め全あんまり深く印象に残っていないというのが感想です。
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アクがなくサラサラっとした印象。昭和の日向のような、どこか懐かしいにおいがする。「部屋」にしみついた匂いとか、空気を思い出して、ちょっとセンチな気分になったりもした。
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表題に惹かれて買った一冊。
部屋の中で繰り広げられる心の声をまとめた短編集。
何処となく切ないのは、大切なものを思い出すんだけどそれが手に入らなかったり、主人公たちがそれを意識的かはわからないか理解しているからだろう。
あまりはまらなかったけど、部屋の描写が好い。
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中島京子の本の中では分かりやすい話。7つの短編。今まであまり書かれなかったシチュエーションや展開で私は好き。特にタイトルの「さようなら、コタツ」の情けない感じの彼と彼女がとても微笑ましい。
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稲葉さん所有
→11/07/30 浅上さんレンタル
→11/10/29 返却(浦野預り)
→12/04/22 返却