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みんなのレビュー8件

みんなの評価3.7

評価内訳

8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

もっと作家自身の声を聞きたくなった

2008/02/01 18:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 平野啓一郎氏は、現在の文壇においても、最高に頭の切れる作家に違いない。芥川賞をとったデビュー作『日蝕』にしても、長編『葬送』にしても、並の作家に出来る仕事ではないと感じさせる。
 したがって、どうしてもその発想法や日々の過ごし方を知りたくなる作家のひとりである。そこへ、この対談集が出た。新書におけるネット論者の梅田氏との対談(『ウェブ人間論』新潮新書)では、なかなか考えさせる論考を示していた平野啓一郎氏である。が、本書では、対談相手が、おのおのの世界で名をなした人たちばかりなので、聞き手に回ってしまっている。もっぱら質問者としての姿だ。
 したがって、面白いのは、対談相手の言葉である。瀬戸内寂聴さんの率直な物言いは、なかなか爽快だ。人生の多くの断面を見てこられただけの説得力がある。ほかにも大江健三郎氏との対談も読ませるが、やはり相手のペースでことは運ぶ。
 そうして、あっという間に本書を読み終えてしまう。平野啓一郎氏の姿は茫洋としてつかめないまま。氏の作品では、「私」というものを消し去っているので、作品世界に入り込んでも、氏の姿を見つけることはできない。
 こうして、大きな物語が成立しなくなった社会状況に、ひとり異彩を放つ作家の姿はつかみ所がないままである。むしろ、氏のブログを読んでいた方が、とっかかりがあってよい。
 本書は対談集であるが、エッセイ集も同時刊行されているので、引き続きこちらも読んで、少しでも作家像に迫りたいものである。期待半分、肩すかしにあう覚悟半分で。

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2008/03/31 23:18

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2008/12/21 21:58

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2013/02/21 19:52

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