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08/3/16 誕生日にひさびさのキング長編ということで購入。静かな序章がなく、最初からトップスピードでパニックが始まる。いつもどおりのパターンなのに、なんでこんなに面白いんだろう。
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キング、書き急いだか?
セル(Cell)とは携帯電話のことで、ある年の(2001年以降)10月1日の昼下がり、携帯電話を使っていたすべての人間が一瞬にして凶暴性の塊となり、殺し合いを演じる。秩序や文明は崩壊し、世界は携帯ゾンビの支配下となる。
書き出しからノンストップで主人公を取り巻く状況が一変するさまを描いて、読者の手を止めることはない。のっけからこの調子、というのはキングにしては珍しいかも。
誰かが書いてましたが、映画『28日後』を思い起こさせるものがありました。上巻あたりまでは。
ただし、読後の満足感はあまり満たされたとはいえないようで。ほかの皆さんも書いていらっしゃるように、あのラストはなんだか食い足りない。もっと書いてほしかった。続きが読みたい。等々。私も同意見です。
この物足りなさは何だろうと考えてみたのですが、帝王キングは、焦って書いたんじゃないでしょうか。
「携帯電話が人間性を奪う」というアイデアは、確かにすばらしいものだけれど、キングにしか持ち得ないアイデアではない。ほかの誰かが思いついたって不思議じゃない。アイデアなんて、早い者勝ちで、思いついたものがどれだけ早く世に出すか、の問題なのだ。だとすると、出来るだけ早く書き上げて、出版してしまえばいいんじゃないか?
少々詰めが甘くても、キングの新作なら読まずにいられないファンが世界中にわんさかいるわけで。仮に不評でも、続編という手がある。キングなら。
なんてことを思った次第。うがち過ぎかもしれないけれど、いつにない筋運びの強引ッぷりに、書き急いだ感をぬぐえないのです。
期待していた感動もなかったし。
というわけで、☆三つ。
あと、文庫の活字は大きくて読みやすかったです。行間もゆったりしてたし。
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久しぶりのキング作品を読んだ。
私は携帯電話を持ってないので、主人公の気持ちがよーく分かる。
さて、後半はどうなるか?
2008.7.24、ト
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さすがとしか言いようがない!携帯電話で新型ゾンビに…!そもそもゾンビなのかどうかも怪しいところだけど、特殊能力・超能力を持ったゾンビってところか?
ちょっと携帯が怖くなる内容でした。が、やっぱりキングはおもしろいなぁ。
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4月6日読了。携帯電話より発信される《パルス》により狂ってしまった世界をサバイバルする3人の運命は。私にとっては久しぶり・一年ぶり以上のキングの長編。「ザ・スタンド」のように、平凡な日常が壊れていくさまをじっくり描くのではなく、第1章から世界崩壊が始まるのは時代の背景もあるのだろうか?現代の人間にとって身近な「携帯電話」が恐怖の対象になる、というテーマは怖そうだが実際はそうでもないな・・・面白くはあるのだが若干パワー不足か?しかし、近年のキングはフラッグのような「純粋悪」を設定しないと、物語を紡ぐことができなくなってしまったのだろうか?
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平穏な日常の光景が瞬時にして凄惨なものに変わる。突如として気が狂ったようにお互いが殺し合い、理性と知性が一瞬にして無くなった行動を取る。その場に居合わせたクレイはトムと知り合い行動をともっみする。やがてそこにアリス、校長、ジョーダンが加わり、この事件の本質を推察する。そして携帯狂人達の行動を分析した結果、群れごと焼き殺そうとする。そのとき進化した新たな行動の気配が起こる。
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携帯電話を使用している人間が突然狂人となり、人間をおそってきたら..
主人公クレイほかの正常な人間たちの逃避行の物語。
キングらしく人間が襲われる描写はひきこまれる。
ただ翻訳なのか、前半部分はたどたどしく読みにくくなっているので最初はとっつきにくいかも。
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ある日突然世界が一変する。何が原因でどう結末を迎えるか。キングにしては控えめな内容かなとも思いますが続きは楽しみです。
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ある日、携帯電話をかけていた人たちが、豹変する。
世界は、暴力と死に満たされる。
泣く子も黙る(?)キングが携帯電話をとりあげたホラー。
主人公は、なんとなく携帯を持っていなかった男で、あと、その日の朝携帯を壊した人など、きっと現代社会じゃ稀な、ある意味特別な人。
主人公には別居中で、離れて暮らしている息子がいる。
ま、お決まりの感じではあるんだけど、やっぱりこの揺れ動く気持ちを描く筆力はさすがなのだ。
にしても、怖い。
この状況って、実際あったら自分もあっち側だなと、あっち側にしかいけないだろうな、っていうのがリアルだから余計に怖い。
ホラーって、ある意味読んでる人間は一番安全なところにいる。
が、これはその根本をあっさりと覆してくれる。
全体的にはあっさりしすぎてるかなと思うし、その展開はないだろう、つか、そこで終わりかい、って思うんだけど…。
映画化が決まってるそうな。
うむ。映画化されることを想定においた作品だったのかな。そうだと思うと、それはそれで納得できるんだけどね。
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携帯電話、やっぱり怖いよう。悪夢でみたような内容。パニックの中で見知らぬどうしが軽く自己紹介する、というシチュエーションがキングの作品中では何故か印象的。
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パニック系が好きなので面白かった。
ただ、携帯電話が・・・という設定以外はありきたりなような。
ちょっと前に読んだせいかラストはさっぱり覚えていません。
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久しぶりに読んだ大好きなスティーブン・キングの作品。しかし・・・意外につまらなかった感じ。
携帯電話で通話していた人が突然変異で凶暴な人間になってしまうという設定は面白かったけど、どうもその後が何だかあまり盛り上がりもなく、スピード感もない感じ。結局、原因はなんだったのかイマイチ分からず・・・うーん、何だかなぁ・・・
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久しぶりのキング。『その着信を取ってはならない』と言いつつ携帯は鳴らないのね。グイグイ読ませる文章は流石。
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巻頭で捧げられた「リチャード・マシスンとジョージ・ロメロに」がすべてを表しております。9.11以降の作品らしく、ある日目の前で突然世界が破滅・・・しかも携帯着メロで脳をリセットされたキング版「ゾンビ」でまわりは埋め尽くされる・・・現代テクノロジーでつながった世界は電子の速度であっという間に破滅してしまう。このいや〜な状況を、これまでの心理的な恐怖としてではなく、ベタなB級ホラー(しかもスプラッター)で捕らえる作者。やるな〜。キングには珍しくスプラッター。でもこれまでのようなねちっこい書き込みはなく、結構あっさりした文体で、リチャード・バックマン名義の作品のようなテイストでしょうか。初期の「呪われた町」のようなドキドキ感とはまた違うドライブ感。売れないグラフィック・ノベル作家、ゲイ、美少女の3人の逃避行は下巻へ続く。
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キングの小説は徐々に怖くなる系と最初から怖い系があるが、こちらは後者。携帯を使った人が頭の中身を空っぽにされて本能のままに他人を襲うゾンビになる。たまたま携帯を持ったなかった何人かは被害を免れるが、、、