紙の本
気軽に読める
2017/02/21 10:28
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投稿者:tamayo04 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫版だと気軽に読めますが、この作品集もどの作品から読んでも面白いです。表紙も星さんの作品にあっている感じでよかったです。
紙の本
とある出来事がおかしな方向に発展していく全10編の短編集
2009/12/07 19:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書に掲載されている作品のほとんどは、ある現象が起きて、それがさらにおかしな方向に発展したり、その現象に対してどんどん想像を膨らましていくような展開の物語が全10編。
『心のこり』
回復不能の重症患者の三人が女にもてたいという執念のもと、医者を脅し、宥め、煽てて、三人の魅力的な部分をつなげて合成人間にしてもらった。
頭はハンサム、胸と腕は逞しい男、下半身は性のテクニックを身につけた男のもの。
合成人間がバーで出会った魅力的な女性と念願のベッドインとなるのだが……
ラストのオチは想像つかいないものだったが、前振りが長すぎて、少々ハードルを上げすぎてしまったと感じた。
『とんとん拍子』
神社のおみくじで大凶を引いた男は運に見放され、ウイルスに冒され、もはや手遅れの状態になってしまった。
神社がおみくじに悪霊を忍ばせたに違いないと怒った男は、やけになって神社に乗り込む。
乗り込んだ神社で声をかけてきた老人は、男の不運を見透かしたようなことをいうのであった……
おみくじ、運、悪霊など非科学的な内容から一転する展開に面白さを感じる。
『戸棚の男』
青年が海で助けた女性はあまりの美しく、その場で求婚し、結婚した。
ところが青年が仕事から帰ってくる度に、戸棚に男が潜んでいた。美しい妻に惹かれてやってきていたのだ。
戸棚に潜む男はさまざまでルパン三世やドラキュラ、果ては宇宙人まで。
青年は嫉妬に狂っていたがやがて……
ラストは「こうきたか」と思わせるものであるが、話が長めの割には物足りない。
全体的に助長かつ飛躍しすぎなもののため、せっかくのラストでいい加減疲れてしまう作品が多かったように思う。
しかし、現代に突如あらわれたアダムとイブを中心に巻き起こる騒動を描いた『アダムとイブ』のラストは、本書の中で一番印象と衝撃がの残るものだった。
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初、星新一。
ちょっと期待しすぎたかな?と思ってしまうところもあったけど、オチがなかなか決まってる話もあって、楽しめました。
年齢を選ばないのも良いと思います。
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SF落語集(笑)
収録は
・心残り
・とんとん拍子
・戸棚の男
・四で割って
・ほれられた男
・オオカミそのほか
・倒れていた二人
・ふーん現象
・所有者
・おかしな先祖
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ショートショート10篇
心残り とんとん拍子 戸棚の男 四で割って ほれられた男
オオカミそのほか 倒れていた二人 ふーん現象 所有者 おかしな先祖
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2001.6.3
1つ1つがとてもおもしろい!最後にびっくり!とかこういうことがあって、なーるほどってかんじだなー
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前に妹が読んでいたものらしい。
SFと紹介に書いてあったので読んでみた。
読みやすかった。親切で私には助かる作品だった;;
解説の平井和正さんの文章も読んでいて納得した。
他の作品はどういうものだろうと興味が出た。
笑えてたまに少し怖くなるような感じ。
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星新一の作品はどれもユーモアに溢れています。
ブラックジョーク、なんて表現が正しいのかも。
時にはハッとさせられるような話もあるんです。
ただ嫌味な感じがなくて、
純粋なユーモアとしてお話が作り上げられているのが素晴らしいです。
けれどなんとなく考えさせれてしまうこの感じ、
私は好きです。
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表題作のおかしな先祖と、四で割ってが面白かった。
星さんは、2ページくらいのショートショートなイメージだったけど、この本はどれも長めだったなぁ。
短編なのは短編だけど。
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おちが楽しみでわくわくする。
独特の雰囲気ですすみ、社会風刺のような、ただの想像のような、、
まぁその想像がおもしろいのだが
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【本の内容】
ある日の午後。
にぎやかな街のなかに突然裸の男と女が現れた。
20歳くらいの美しい二人は、腰のあたりを大きな葉っぱでおおっているだけ。
すぐに警察に連行された二人は、男はアダム、女はイブと名乗り、楽園から追放されて来たのだと話す。
たちまちテレビ局が目をつけ、専門家はさまざまな説を唱えて議論をするが、どうしても本物としか考えられない―そして事件がおこった!
全10篇を収録した傑作“SF落語”集。
[ 目次 ]
[ POP ]
にぎやかな街のなかに突然、男と女が出現した。
しかも裸で。
ただ腰のあたりだけを葉っぱでおおっていた。
アダムとイブと名のる二人は大マジメ。
テレビ局が二人に目をつけ、学者がいろんな説をとなえ、そして――
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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1日で読み終えましたが、とてもワクワクしながら読めました。ショートショートではなく短編集ですが。
「心残り」「オオカミそのほか」「四で割って」「ふーん現象」「所有者」そして表題「おかしな先祖」がお気に入り。
特に「四で割って」「所有者」が印象に残りました。
星先生のははずれがないですね。
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この本はショートショートというよりはショート位の長さです。
この本が刊行されたのは昭和47年。
小学生の頃、星新一が好きでよく読んでましたが何十年ぶりに読んでも全く古臭さを感じない完成度は素晴らしいです。
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昭和47年刊行が信じられないくらいのオチの面白さ。
笑いのクオリティは時代を超えてます。
戸棚の男はつい芸能ニュースをイメージしてしまいました。
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これが30年以上前に書かれた本とは思えない内容
時代を感じさせない星 新一さんは優れたSF作家だと思う。
ショートなストーリーが入っている。
やっぱりすごいな。
ちょっと世の中を皮肉って書いてあるところなど