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パッと見読みづらいかと思いきやとても読みやすくあれよあれよと読み進めた。映像化できそうな内容。が、内容に若干物足りなさを感じる。
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キャラが際立った小説。主人公とヒロインよりも、ヒロインの義姉、皐月、がすごくいい。やや赤川次郎臭を感じなくもないが、セーラー服と機関銃の面白さが全く理解できない私でも、これはライトな感じで面白く読めました。
とにかく皐月がよい(しつこい)。
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がちがちの本格ではないが、消えた身代金の謎や突然表れた死体まで、謎の提示の仕方が非常にスマート。また、一見関係ない出来事まで伏線として張り込んでいるので、終盤は感心すること仕切り。
いつもの東川ノリは、さらに洗練されてきていて、ユーモアがそこかしこに書かれていながら引っかかることなくスムーズに読むことができた。書きなれてきてるのかな。
ステレオタイプかも知れないけど、青春小説としても読めそうな感じだった。
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【下関の大学生・翔太郎がひょんなことから知り合ったのは、門司を拠点とする暴力団花園組組長の娘・絵里香。
彼女がお金を必要としていることを知り、冗談で狂言誘拐を提案したところ絵里香は大はりきり。こうしてひと夏の狂言誘拐がはじまった。
いっぽう、そんなこととはつゆ知らない組の面々。身代金を要求する電話を受け、
「組長よりもヤクザらしく、組長よりも恐ろしい」絵里香の姉・皐月が妹を救うべく立ち上がる。】
東川さんのミステリは堅苦しくなくて、軽〜く読めますね。
皐月さんカッコいいです。
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とびきりキュート!空前の身代金トリック!
「俺が、おまえを誘拐してやろうか?」
ひょんなことからヤクザの組長の娘を誘拐する羽目になった翔太郎。
関門海峡を挟んで、脱力感あふれる青春が、小気味よい九州弁が、驚愕のミステリーが炸裂する!
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下関の大学生・翔太郎と、ヤクザの娘・絵里香の狂言誘拐の話。
発展しまくって、なんと殺人事件まで入り組んでくるという…。
口語的で親しみやすくて、割と現代っ子にはちょうどいいんじゃないかと思う。
まぁた、ヤクザのくせに面白いのなんのって。
甲本先輩の方言とか、結構地名が出てきたりとか、面白い。
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俺が、おまえを誘拐してやろうか?ひょんなことからヤクザの組長の娘を誘拐する羽目になった翔太郎。関門海峡を挟んで、脱力感あふれる青春が、小気味よい九州弁が、驚愕のミステリーが炸裂する。とびきりキュート、空前の身代金トリック。 《・・・「BOOK」データベースより》
《2009年2月14日 読了》
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初めて読む作家さんの作品でしたが、
小ネタ満載の軽妙なノリがとても楽しかったです。
未読の人は、一人でニマーリしても平気な場所で読むこと。
私、女ですが、皐月お嬢に惚れました。かっけー。
最後は謎解きよりも、キャラ読みに徹してしまいました。
だって、ロープウェイの謎、数回読んでもわからなかったんだも・・・!
この人の他の作品も探してみるかもしれません。
え!?ミステリ作家さんなんですか??
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これぞ2時間ミステリー。そんなジャンルないけど。
まるで2時間ドラマを見てるような、超軽いタッチの
コミックミステリーの真骨頂。
まるで、80年代初頭のアイドルの登竜門だった
「月曜ドラマランド」のようなドタバタなストーリー。
頭ん中カラにしてサクサク読めます。
読書時間的にもドンピシャ2時間くらいだし。
今後こういった傾向のものは個人的に
「2時間ミステリー」と命名しますー。
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ひょんな事から女子高生を誘拐する事になってしまった青年。
身代金は、女子高生の父親違いの妹の手術代になるはずなのですが
父親は妹の手術代を出す事に決定していて…。
ものすごく最初からややこしい事になっています。
むしろ普通にいけば、かなりシリアスやもしれない話のはずなのに
面白いほど軽い内容になっています。
最初から最後まで、こんな事でいいのか!? と言いたくなる様な
そんな状態をキープです(笑)
前回読んだ東川さんの本もそうですが
今回も主人公が謎解きをするわけではなく
周囲の人間がやってます。
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あー 面白かった 映像が浮かぶよ。 若手イケメン使ったドラマって感じ。
突っ込みとボケがいい具合で思わず声でたわ。 フッ とか クス とかね。
タイトルと表紙でだいたい分かるような内容。
ただ、最後この本の空気からしては、生々しい事件が あったりして
そこがミステリーなんだろうけど 最後まで、お笑い系。
内容は二の次っぽい。
どこでこの本の価値を図るかで満足度が変わりそうではある。
ミステリーとか何かを気づかせてくれる本とか 感動とか
そーゆう濃いものを期待してる人には イマイチかもしれない。
面白かった~という価値は、あると思う。
ただ、お金出して買うのは勿体無いと思ってしまうけどね。
( ・_ゝ・)<ミステリー度低し、お笑い度高し、購入度ゼロ
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本のタイトルを見た通りの内容です。
下関や関門海峡を見に行きたくなります。
門司と下関をつないでいるから関門海峡だったのね(笑)
昔の目蒲線みたいと一人で笑っていました(笑)
最後の方でこの2人がグルだったとは…
文体も優しいので小学校高学年から読めそうです。
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悪者に襲われていた女子高生を助けたのに、成り行きで誘拐することになってしまった大学生・翔太郎。
知恵を貸してくれる先輩・甲本とともに、身代金の受け渡しにのぞむ!!
なんだか、コメディタッチで楽しい誘拐劇です。
それぞれのキャラクタも楽しい。
特に、姉・皐月と山辺の2人組は、関係性も過去も掛け合いも、これだけでもう1冊楽しめそうな感じ。
エンディングは、なんとも漠然とかっこいいところで終わっています。
ので、まぁいろいろ気になるところも、ツッコミどころも満載のエンディングです。
でも、そんな終わり方も含めて、楽しかった1冊でした。
めずらしい、九州弁の会話も楽しいです。
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死人が出るので、決して穏やかとは言えないけれど、全体的には脱力感溢れる作品。どちらかと言うとミステリよりは、コメディに近いかも…?
登場人物がふざけた人たちばかりで(良い意味で、です。)、本当にきちんと物語が進むのかと不安になりましたが、その辺りは大丈夫でした。馬鹿馬鹿しい会話が笑いを誘い、楽しい読書が出来ました。ただ、狂言誘拐を行うに至った事柄が尻切れトンボ…。あれは結局どうなったんだろう?
軽く読みたい時にオススメのミステリ。ミステリが苦手な方でも楽しめるかと思います。
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この人の作品にしては後日談もなくさっぱりとした終わり。
館島に続いて行ってみたくなるシリーズ。
そして、相変わらず登場人物がバカで軽く読める。