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むし歯ってみがけばとまるんだヨ 削って詰めるなんてもったいない! みんなのレビュー
- 岡田 弥生 (著), たかく あけみ (絵)
- 税込価格:1,650円(15pt)
- 出版社:梨の木舎
- 発行年月:2008.3
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紙の本
むし歯にならないように、この本で学んだ予防方法を実践していきたい。
2008/05/27 13:37
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:星の砂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は乳幼児歯科検診に従事して20年という歯科医である。10万人以上の子どもたちの口の中を見て得た、最善の治療方法やむし歯の予防方法などを、この本にまとめている。私は、むし歯になるたびに、削って詰めてきた。なので、「削って詰めるなんてもったいない! 」という本書のサブタイトルを見たとき、 < むし歯は削らなきゃ、ひどくなるでしょ?> と。私は、これまでに、歯科医に言われるまま、なすがまま的な治療をしてきたが、この本に出合い、最善の治療方法がある、ということを知ることができたのだ。
< どうして削らなくても大丈夫なのか? 歯にとって本当にいい治療とは何か? > を理解していくと、現在、行われている歯科治療というのは、歯の成長を止めてしまっているということではないか? 著者が長年の診察を経て、気がついたのは、「脱灰か、再石灰化か、どちらに傾くか、これを丁寧に診て、穴が開く前にコントロールすれば、削って詰める治療は不要です。(中略)脱灰と再石灰化のバランスをコントロールする最大のポイントは、歯の表面に付着している歯垢を取り除き、歯が唾液にさらされる時間をなくして、唾液による再石灰化を促すことです」というのだ。これまで、むし歯ができたら、おしまい、と思っていた私は、むし歯はおわりじゃないのだ! と目からうろこ。
私の息子は、矯正が必要な歯並び(診断の結果で)である。高額治療を前に、断念せざるをえないのが残念で、治してあげられず、申し訳ない気持ちである。「なぜ矯正治療に保険が効かないか?」という気になる項目を読むと、「進展がない」という現況にガッカリさせられた。息子が成人するまでに、矯正治療は、必要な治療だと国が認識して、保険適用されることを願うばかりである。
驚いたのが、「多くの歯科医は、止まった虫歯を診断したことがないのです」という実態である。むし歯は進行することしか想定されていないらしく、止まったむし歯を「エナメル質形成不全です」と診断することもあるらしいのだ。この本を読んでいなかったら、歯科治療には無知のままで、歯科医任せで、もったいないことを続けていただろう。
著者は、「精巧な技術による芸術作品のような治療には頭が下がりますが、一歩間違えればハカイシャです」と、現在の歯科治療に対して、警告を発信している。子どもたちのためにも、歯科医のためにも、賢い歯科治療消費者にならなくてはいけない、と「虫歯予防デー」(6月4日)の前に、考えさせられた。
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