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一体どうしたのか。
彼の熱狂的ファンでもなく、作品やロリータ意識に同調することはないけれど、
文学的な言葉回しなどを好んでいたので新刊も読んでみた。
どうやら自分自身に溺れていっているようで違和感。
段々と露悪になっている気がする。
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野ばらさん本人を知らないで野ばらさん作品を読んでいたので、現実なのか空想なのかよくわかんないな…。ラストもあんまり好みじゃない。
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どん底ぶった中に散見される、ねっとりした自己愛、自己弁護。
逮捕されても何があっても、野ばらは野ばら。太宰治にはなれないんだよなぁ。だって野ばらちゃんはおセレブだから。
なんだかんだいっても最後は奇麗かつ都合よく赦されちゃって、エエーーーマジで???っていう。
これがロックなのか?この、辻褄合わせの所信表明が?
と思うのは、私が野ばら的にアウェーの人間なのだからなのであって、本来この人の小説っていうのは、彼とごく限られた人々との閉じた世界を形成する繭なんだよね。(「下妻物語」の成功があって、それが一時的に外の世界に面白おかしく(時には真摯に)開かれたっていうだけで)
だから、これを読んで「薬物ダメ、ゼッタイ!」って思う乙女がいるなら、この小説をなにも否定できないし、私にその資格はない。
ロリータのお洋服は大好きなんだけど、私にはロリータの魂が備わってないみたい。
いろんな意味で、転んでもただでは起きない、という心意気は伝わりました。まだまだ大丈夫そうで、よかった。
今後とも繭作りがんばってください。救われてる人がたくさんいるようなので。
★
「解ったの。私達はこの世界のあらゆるものを、誰かが編集した状態でしか観ていないってことが」
BABY,THE STARS SHINE BRIGHTのお洋服は、無敵に可愛いだろ。可愛さの魂が、本質が、そこには宿っているからね。うさくみゃのリュックは、バカげていたって、役に立たなくったって、存在価値を、ちゃんと持っているだろ。愛おしさの信念が、一切合切が、そこには詰め込まれているのだからね。大勢にとっては非常識、無価値なものであっても、僕達に必要ならば、それは紛うことなき正義なんだ。なくてはならない尊いものなんだ。
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どうしよう。本の内容がよい悪いの判断でなく、読後感悪いです。
ラストのラストも、え?そこが落としどころだったの!?という感じです。
うー。妙にリアルなところと、そうでないところがあって、
余計リアルです。タイマ・・・。
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自らの大麻所持で逮捕された体験を元にしたシリアスな作品…とおもいきや、どうも本筋のニルヴァーナにあわせて踊るストリッパーの彼女(そんなんおるかっ!というつっこみはさておいて)とのドラマのパートになるやとんでもない展開になるので、どう評価していいのか難しいところ。最初からどたばたを狙って書いていたならそれもアリだと思うが、それにしては、前半の作者自身をモデルにした主人公のキャラクターの描き方に戯画化がたりない。たとえば「乙女のカリスマ」を気取るカッコつけたチビの嫌味な作家というような描き方がもっときちんとされていれば、たとえば過去に失った女性たちを小説の題材にすることで食い物にしてきたと主人公が後悔するシーンなんかにも、それなりのリアリティと悲痛さが主人公の卑小さとつりあった形ではっきりし、ラストの展開ももっと馬鹿ばかしく感動できるものとして受け入れられたのではないか。
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カートの事について触れられてた部分に泣きそうになってしまった。
私の好きな某ギタリストがいつか「ヴィジュアルも終わり」と言ってた意味と同じ気がする。
…しかし、大麻はいけません(笑)
なにはともあれ、野ばらさんが戻ってきてくれた事が嬉しかった私。
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前半のテンポの良さが最後まで続かなかった印象をうけた。
完全にノンフィクションだったほうがおもしろかったかな。
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いやぁー
こんなに野ばらちゃんがNIRVANA好きとは思わんかった。
これは実話だと思って読んだけど、彼女は恐ろしくパンク。
実在して欲しいけどほんまにこんな子いるのでしょうかー?
これ読んで、ますます太宰治っぽく思えてきた。
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最初にニュースを見たときまず頭をよぎったのは、「まさか野ばらちゃんが!」ではなく「ああ、みっかっちゃったか」の一言でした。
だって病んでいるもの。
いや、それを肯定するわけでも否定するわけでもなく、ただ単に、真っ向からこの世界に立ち向かえるような人はあんな作品書けないし、憂いが無ければ「乙女」の心を鷲掴みにもしないから。
書籍化された彼の著作は全部拝読して、品名の挙がった服飾なんかは検索かけてみたりして、結果、今回は彼が手に取ったものがたまたま法に触れただけだって、感じました。なんというか、やったら格好いいだろうとか、やったら犯罪だけど興味あるし捕まったら捕まったでいいや、みたいな余計な雑念無く。
だから、ただでさえ誤解受けやすい感じなのに、ここぞとばかりに、ありきたりだけどマスコミなんかに面白おかしく取り上げられるのが嫌だったなぁ。
本の内容としては、逮捕された後とか普段中々触れないリアルが見えて面白かった、ってしておこうかな、とりあえず。どうでもいいけどこれが真実だったとして、発表後にまた警察とかに追及されるようなこと無いのかな?杞憂か?
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拘置所の描写が詳しい…。
なんか生々しいなぁ。
テレビで報道されてたとき、私も「ボーダーの服着てる…これじゃホントに囚人じゃん」と思った。
野ばらんもそう思ってたのね(笑)
真似はしないけど、嶽本野ばらは大好きなので読み続けます。
前は熱狂的に好きだったけど、今は落ち着いて好き。
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嶽本野ばらの本の登場人物って、すごくメルヘンで逃避思考に見えて
実は結構現実であがく道を選んでいるよな、と 何作めかのこの本で初めて気づいた。
取り調べの理不尽さに腹が立つ。実体験をもとにしているのでしょうか。
どれぐらい脚色があるのかが知りたい。
薬物自体がどうこうではなく、「愛する人を悲しませる」から薬物はダメというのが
すごく らしいな、と思いました。
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ある日、新宿をひとりで歩いていた小説家の「僕」は警官に呼び止められ、大麻所持の現行犯で逮捕される。
それから執拗な尋問、家宅捜索、過酷な留置所での生活が始まった。
しかし、僕にとって何よりも辛かったのは、最愛の恋人・あいとの連絡が全くとれなくなってしまったことだった。
ストリップ嬢のあいと僕は運命的に出会い、お互いの唯一の理解者として、純粋な愛を育んでいた。だが、ようやく釈放されて、彼女と再会した僕を待ち受けていたのは、さらなる悲劇だった。
乙女のカリスマ、嶽本野ばらの復帰作。
留置所での描写がすごく鮮明。
「ボーダーの服着てる…これじゃホントに囚人じゃん」 くすくす
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作者の嶽本野ばらさんは大麻所持で逮捕され、大きく報道された。その実際に起きた事件を題材にして書かれた本。このひとの本に出てくるブランド、歌手、街などはほとんどが実在するので、凄く現実的。だけどこの本のお話は自分とは離れた世界だし、共感する部分は少ない。だから面白いのだと思う。自分には有り得ないこと、だけど現実には有り得る。誰かの人生をのぞいている気持ちになる。
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復帰後第1作まさか題がタイマだなんて、野ばらやるなぁと笑ってしまった。
内容は、今までのような切羽詰ってる感じがないような感じがして、あまり好きになれず。
もっと気持ち悪いぐらいが野ばらっぽいのになー
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ニルヴァーナ クスリ 破滅
というキーワードで話が展開されていく。
留置所の生活や逮捕されてからの流れが非常に具体的に描かれており
リアリティさを感じた。
作家の主人公とストリッパーの恋人との奇妙な距離感も面白い。