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持丸長者 日本を動かした怪物たち 戦後復興篇

持丸長者 日本を動かした怪物たち 戦後復興篇 みんなのレビュー

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.8

評価内訳

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紙の本

資料というのは、現在に近づくほど幾何級数的に増大します。今までの二冊、[幕末・維新篇][国家狂乱篇]が各々一冊だったことを考えれば、戦後篇は二冊でもよかったかな、ちょっと羅列だけで終わったような・・・

2008/08/15 16:30

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

[幕末・維新篇][国家狂乱篇]につづく[戦後復興篇]で、この三冊で広瀬は日本の近代から現代の政治・経済をざっと描いたことになります。特に今回とりあげるのが現在の企業そのものということもあって、情報量もおおいことから、深く掘り下げるというよりは広く触れることに重点をおかざるを得ず、正直、上下巻の二部構成くらいのほうが良かったのでは?と思ったりもします。

それと、やはり現代日本を取り上げるということで、私たちのほうに中途半端な知識があります。あ、それ知ってる、ということでの安易な判断停止、重要なことを、ちょっと知っているというだけで軽くみたり、じっくり読まなかったり。無論、広瀬のほうにも説明不足が沢山あります。

繰り返しますが、広瀬の努力が足りなかったのではなく、文章を削るために情報を取捨選択した結果ではあると思います。いつか、これは補完されるべきものでしょう。例えば、鉄鋼の復活の川鉄の千葉進出。これには莫大な税の免除という特典があり、それが現在に引き継がれているということがゴッソリ抜け落ちています。

地方が工場誘致に当たって様々な特典を与えていることは、よく知られています。一定期間の税の免除や補助金、許認可の期間短縮や指導事項の緩和など、それは多岐に渡り、企業もその内容を比較しながら工場建設を決定します。当然、雇用は促進され、税金も落ちるわけですから、それを一概に腐敗、だと騒ぐ必要もないでしょう。ただし、情報は公開されるべきです。

じつは、この巻にはその手の情報が見事に欠落しています。無論、それには理由があって、この本の主旨がそういった企業と行政の癒着を告発するものではないからです。でも、その一方で公害企業としてチッソの名が上がり、行政の対応の悪さが述べられるのですから、なんだか片手落ちのような気がしてなりません。無論、チッソと正田家との関連についての言及もありません。

下世話な話になりますが、つい先日、あの鳩山一家の資産について、週刊文春に短い記事が出ました。国会議員である兄弟の資産がこの株の下落で60億になったとか、でも母上の資産は500億を越えてもっと凄いとか。でも、文春はその資産の大半が祖父がブリジストンの創業に関係していたゆえと正当性を謳います。

この本でも鳩山一郎のことは系図などに出てきて、そこに石橋家との繋がりがあるように見えはしますが、相関図の書き方が悪いせいか、曖昧で関係性がいまひとつはっきりしません。いつもであれば、この図を補完する文章があるのですが、なにせ触れなければいけない人間が多すぎて、補えきれていないのが現状です。

そういう記述不足は任天堂の記事についても言えます。任天堂が花札を作っていた、それを二代目がトランプに切り替えた、そしてゲームボーイがあって、今がある。でも、あまりに駆け足過ぎて、それだけかいな?なんて思います。世界のテレビの父が浜松に生れた、その記事を読むと、私などはその人の資産はビル・ゲイツを凌ぐのではなどと思うのですが、それについても記述はアッサリです。

とはいえ、教わるところが多い本です。広瀬が示すのは、ここの企業の詳細な歴史ではありません。あくまで大きな展望。だから興味を持った人は、個別に調べるといい。私はサントリーとニッカは全くルーツが違うと思っていたのですが、実は同根で、途中で分かれたと初めて知りました。

林原研究所については、その名前は良く知っていますが、まさかその前進があのカバヤキャラメルだったとは全く知らず。その地方の人や戦前生まれの人には常識であったことも、戦争があった事すら知らない世代が大半を占めるようになれば、殆どが曖昧模糊としたものになっています。

まして、昨今行われるCIで社名が部外者には意味不明の横文字や頭文字に変化し、その前身がいっそう分かり難くなっています。そういう意味では、広瀬が得意にする系図、相関図が今後一層重要なものになる気がします。先ほども言いましたが、その点、今回の図はすこし見にくい。是非改善をお願いしたいところです。

それと白州次郎について、ここまではっきり書いていただくと、私も喉のつっかえが取れたようですっきりです。どうも最近のマスコミが仕掛けたとしか思えない白州次郎ブームにきな臭さを感じていたのですが、広瀬によって白州の、そして彼を持ち上げることで無理矢理憲法改悪に持ち込もうとしたマスコミや自民党の思惑が見えた気がします。

それにしても、国民を捨て置いて自分たちだけ帰国した帝国軍人の腐敗振りや、国民から供出させた軍需物資を自分たちと仲間で隠匿した軍人や政商(右翼の黒幕、といったほうがいいのでしょう)の心根の腐ったことというのは、本当に反吐が出そうです。しかも、その連中が今も堂々と自分たちの行動を正当化しようとして、教科書を書き換え、日本の軍事行動の正当性を謳いあげる。屑は所詮クズ。日本の政治かも、総とっかえの時期が来ているようです。もちろん、天皇制も含めて、一度捨ててみるべきでしょう。何も変わらないのは目に見えています、はい。

装幀 川島進(スタジオ・ギブ)
図版作成 山中レタリング研究所

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紙の本

目次

2008/08/15 16:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ビーケーワン - この投稿者のレビュー一覧を見る

序章 戦後の経済復興
    長者に代る高額所得者・高額納税者の登場
    長者番付に登場しない大企業・先進的企業の活躍 など

第一章 マッカーサー登場
    戦後の闇市に流れた軍需産業の隠匿物資
    海外の日本人帰還に命を懸けた海員たち
    七人の侍、新憲法制定に立ち上がる など

第二章 復興を主導した平和産業
    カバヤキャラメルが癌の特効薬インターフェロンを生み出す
    花札が一兆円企業を生み出す
    世界のテレビの父、浜松に生まれる など

第三章 東西冷戦で地球が大混乱
    国民を打ち捨てた経済政策
    鉄鋼産業の復活がスタート
    上下水道の普及で生活が一変 など

第四章 世界第二位の経済大国誕生
    サントリー・ニッカのウィスキー競争
    造船疑獄とあけぼの缶詰の盟約
    安保騒動で北方領土を失う など

第五章 大公害時代の苦難を乗り越える
    常磐ハワイアンセンターにフラガール登場
    廃棄物の散乱時代と水俣病
    それでも大阪万博は開かれた など

第六章 日本の新しい羅針盤
    低公害・省エネ技術の誕生
    原子力時代と土地騰貴
    大地震がやってくる

あとがき
日本史の調査についての面白い付記
系図人名INDEX

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2011/04/25 12:05

投稿元:ブクログ

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2015/07/30 14:11

投稿元:ブクログ

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