紙の本
こどもは手で世界を知る。
2009/12/26 10:02
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
てとてとてとて 浜田桂子 福音館書店
絵本です。対象は4歳から小学校初級むきですが、2歳半ぐらいからでもいけます。
グー、チョキ、パー、グー、チョキ、パーでなにつくろう、なにつくろうの歌があたまにながれてきました。いつものように、まずは絵だけを見ながら最後までページをめくりました。
よくできた本です。教科書のようでもあります。ブレイン・ストーミング(脳の嵐、アイデア出しの手法)です。わたしが最近読んだ小説は、暗い内容のものが続いていたので、陰気な気分になっていました。この絵本には、こどもたちの楽しそうな笑顔がいっぱいのっています。明るい気分になりました。
点字の部分もあります。初めて「あいうえお」の表示を知りました。ひらがなの世界です。俳句とか短歌の印象です。手話の紹介もあります。後半は、てとてによる愛情の育(はぐく)みとか伝達です。最後から2ページ目の人が輪をつくっている見開きのページはないほうがよかった。大きな集団ではなく、少数のグループで、てとてを使って心の交流をしていこうということが、この絵本の趣旨だと感じる流れだったからです。さて、今度は文字を読みながらまた最初から読んでみましょう。
安定感と安心感があります。ただ、最後のページの絵に添えてある文章は理屈っぽい。「てって、すごいなあ」のひとことで十分です。本が結論を断定するのではなく、読み手に考える時間を与えて欲しい。あとは、こどもさんたちの表情が全員頑丈(がんじょう)すぎます。気が強いこどもたちの塊(かたまり)になっています。柔和な表情もありますが少ない。それから赤ちゃんの姿をもっとたくさんだしてほしい。
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
手はいろいろなことを教えてくれたり、やってくれたりします。手をつないだり、文字を読むこともできますね。
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『てとてとてとて』
をよんで
わたしはこのほんがだいすきです。どうしてかというとわたしもてというのはすごいとおもうからです。がっこう
でせんせいのしつもんにこたえられたとき、クラスのひとからはくしゅをもらいほんとうにうれしいきもちになりました。
わたしはおんがくがだいすきです。てでおおきなおとややさしいおとをたたくととてもたのしいきぶんになります。
だいどころでおかあさんのおてつだいをしていて、あしがすこしあつくなってやけどをしたとおもったけど、てでなでてみたらあつくなくなり
ました。
ほかにもてあそびなどおともだちとあそぶときにもてをいっぱいつかっていることにきがつきました。
めがみえないひとがてんてんをさわって「じ」をよむという「てんじ」というものがあることはしりませんでした。わたしは「てんじ」はよめないので、これをよむひとはすごいなとおもいました。それに「てんじ」をはつめいしたひともすごいとおもいました。
わたしもこれからめのみえないひとや、ちっちゃいあかちゃんや、せかいじゅうのいろんなひととてをつないでおともだちになりたいです。
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今年の読書感想文の課題本。
こむずかしいこと書いてるんだろうなー!と思ったら
大間違い!
てっていろんなことに使えるんだよーって
手をふったり
たたいたり、握手したり、
手話したり、勇気づけたり・・・
ステキな本でした。
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一か所、点字のページがあって、
実際に触って確認できます。
大勢のまえの読み聞かせにはちょっと難しいかな?
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てってすごい!って絵本
拍手したりはげましたり大きな声を出したり聞いたり
点字とかものってる
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2014.2.19 2-3
2014.3.5 4-2
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2014.9.3 4-4
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色んな場面の「て」
手は不思議。
「てはこころがでたりはいったりするところなのかもしれない」
途中に点字あり。
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前半は、手で行う日常動作(顔を洗う、ものを食べる…)や、手でできる遊びといった、手の役割の技術的な面。後半は、手を握ることで気持ちが伝えられるといった、手の果たす精神的な面が述べられる。前半と後半の間を、手話や点字の紹介が繋いでいるのは、それらが両方の面を持つからだろう。「ては/こころが/でたり/はいったり/するところ/なのかもしれない」という結びの文が詩的。
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て。
てはいろんなところに役立っている。
最初はわかりやすいところから、紹介されて
楽器になったり、便利な利用方法が紹介されている。
手を使って楽しいあそび。
痛いときや寒いときににも手は重要な役割をしているんだね。
コトバではなくても手で伝えられる。
さわって確かめる。
途中に点字も紹介されていて、絵本の中でさわることができる。(小さい子も触ってたのしめました)
拍手!すばらしい・おめでとう・ありがとう!気持ちが伝えられる。
手を両手でそっと包むことで、気持ちが伝わる。
友達になったり、仲直りしたりもできちゃう。
手をつなぐとうれしくなる。
手と手と手と手をつなぐと力がわいてくる。
たくさんのてとてがつながると、うれしいたのしい気持ちがつながる、ふくらむ。
手ってすごいなぁと思わず自分の手をみちゃうかも。
作者のコメントで、「手は心の深いところとつながっていて、その思いを発信したり、受信したりしている。私にはそんなふうに思えてならないのです。」にとても共感しました。
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最近ひとりでも絵本をよく読んでいる息子が「今回借りた中ではこれがおすすめ!」と返す前に教えてくれた。
手は遊びの道具にもなるし、楽器にもなるし、声を大きくしたり、手だけで意志や合図を伝えることもできる。途中に点字を紹介するページもある。「さわる」ことも大事。
絵本のページ番号も手で表現されている。
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読み聞かせ5分くらい
コロナ禍で手と手を触れあわせることができなくなった中、改めて手って凄い!と思わせられた。
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「手」って、本当にすごいなぁと思った。
点字や手話のことも出てくるので、子供たちに伝えやすい絵本だなと思った素敵な一冊◎
コロナ禍で他人と手を繋ぐことや、握手をする機会が減っている今。手から伝わる人の温かさが描かれているのも素晴らしいなと思いました◎
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手って凄い。
なんでもできる。
点字があったのはすごく良かった。
通常より大きい点字だけど、目をつぶって触ってみても、全然判別できなかった。
あれで文章が読めるなんて、どれだけ指先の感覚が繊細なんだろう。
凄いねーと子ども達と暫く点字を触っていた。
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「わたしたちの手。手は毎日色々なことをします。手は楽器であったり、手で話すことができたり、点字を使えば手で読むことができます。不安や悲しいとき、手を握ってもらうと心が落ち着きます。手の多様な世界を描きます」