投稿元:
レビューを見る
ところどころの説明が分かりやすかったです。
大学生ではなく中・高生向けらしいですが
中学・高校では英語じゃなくて、日本語で書いた方が力がつくのでは???
という根本的問題が頭をかすめました。
投稿元:
レビューを見る
書く活動が第2言語習得上どうして意義があるのかという理論的な側面から始まり、いきなり書く前のアイディア出しの段階や、アウトライン作りの活動、cohesion、coherenceをどう高めるかなど、具体的な実践例に富む。
授業でなかなか取り入れられないライティング活動なだけに、いきなり書く前の活動や、教師が明示的につたえるべきポイントなど、多くの点で参考になった。突飛のものではなく、わりと正攻法の実践例が多く、その点もこれから参考にできそうである。
投稿元:
レビューを見る
中高で指導するライティングとはどのようなものか、ライティングを指導することの意義は何か、どのように段階を踏んで指導していくか、ということが書かれている。「資料」として、高校や大学の入試問題の紹介、対策の方法などについて書かれている。
いきなり書けというのではなく、heuristic questionsをする、アイデアをまとめる、空所補充をする、モデル文を提示して分析させる、などの様々な段階があってから書かせるといったことや、誤答分析や発表活動を行い、生徒の出した結果を次に活かすということも含めてライティングの指導ということが分かった。分かったことには分かったが、じゃあこれに沿って実際に指導してみろと言われて出来る程には分からなかった。
具体的な活動例は様々に示されているものの、それらの活動がどんな意味を持っているのかということは帰納的に分かれ、という感じで、きちんとした説明がないように思う。例えば、「聴き取りや空所補充の結果、完成した文章がライティングのモデルとして機能することに意味があるということを指導者はよく理解しておく必要があります」(p.168)と書かれており、そのこと自体は理解できるが、「何故意味があるのか」ということは説明がない。ここまで出してきた数々の例から当然意味があることは分かるだろう、という感じで、ちょっと置いて行かれる感じがある。
また、「英語力がさほどない中学生や高校生にパラグラフ・ライティングをさせるのは無理ではないか」という問題提起をp.230でしているが、それについて、「簡単な言葉でも複雑な思考をさせることが必要」というのが答えになっているが、果たしてそれは答えになっているのかどうか、おれにはよく分からない。さらに7ページ後では、「英語学習の大部分を占める『文法力』や『語彙力』があることが前提です。そうした積み上げがあってこそのパラグラフ・ライティング活動と言えます」(pp.237-8)となっていて、なんか矛盾しているようにも思えてしまう。
要するに、豊富な例で役立つ感じもするが、おれの勉強が足りないのか読み方が雑なのか、なんか消化不良に終わってしまった感じがあって、もっと勉強したいと思った。(12/08/06)
投稿元:
レビューを見る
いたずらに意見分を書かせたり、やたらとテンプレートに当てはめたような書き方を指導する前に、ここに書いてある事は消化してからライティングを指導するべき。
テンプレに当てはめるのはとりわけ難しいことではないが、基礎基本と言いながら蔑ろにして一足飛びに応用をやるようなものだろう。それでは英語を紡ぐ力は生み出せようはずもない。
縦のものを横にするのが英作文ではない。
投稿元:
レビューを見る
英語と日本語の違いを提示してパラグラフライティングの意味を伝えてる。
二文以上書くってのが刺さった。
2,3,5章を読めばいいかな。